蚤とダイエット

蚤とダイエット

2009.01.13
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カテゴリ: 食育について
美食倶楽部の料理人、岡星良三がイタリアへ行きたいと言う。

良三:修行の一環としてイタリア料理を勉強するのは、
   自分の世界を広げることになり、これからの進歩に
   つながると思うんです。

と、良三。中川主任は大反対。
山岡は、といえば?

山岡:オレは基本的には良三くんの言うことに賛成だ。
   外国の料理にふれることで完成が磨かれれば、
   本職の日本料理もさらに豊かな味を築きあげることが


それから中川と良三は雄山にそのことを話す。

雄山:私にも考えがある。二、三日待て。

その後雄山の方から「究極のメニュー」と
「至高のメニュー」の対決はイタリアで行いたい、
という申し入れがあった。

ということで舞台はイタリアへ。

この記事では「究極」「至高」の対決を紹介するわけでは
ありません。

対決は本を読んでくださいね?
どちらが勝ったかも内緒です。

この記事で紹介したいのは、


山岡:なに!? 良三くん美食倶楽部に残留だって?
   イタリア料理に取り組むんじゃなかったのか。

ゆう子:どうして? パルマであんなにイタリア料理に
    感激していたじゃないの。

良三:はい。パルマに行ったおかげで、迷いが消えたんです。



良三:パルまで私は、パルミジャーノとプロシュート、そして
   クラテッロの製作現場を見学しました。
   パルマの人たちが千年も変わらず自分たちの食文化を守り、
   維持し続けている姿を目の当たりにしました。
   さらに、素晴らしいレストランの料理人たちが、
   脇目もふらず、自分たちの先祖から受け継いだ技を
   守り続けているのもこの目で見て、味を体験しました。
   私はあの人たちを見ていて自分が恥ずかしくなりました。
   自分が受け継いだ文化を維持しされにそれを深く追求せずに、
   他人の文化に気をとられるなんて、考えが浅すぎる。
   私の目の前には、日本料理の文化の真髄を一身に担った
   海原雄山という大きな山がそびえています。
   その山を乗り越えることもせずに、イタリア料理を
   勉強するもないものです。

中川:先生は、良三を少しもおとがめになりませんでした。
   先生は、すべて良三のためを思って、パルマ行きを
   計画されたのです。

出典『美味しんぼ(81)』

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Last updated  2009.01.13 20:22:55
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為谷邦男@ Re:四季彩の丘4(07/01) 間違えて青い池の画像が入ってしまいまし…
背番号のないエースG @ Re:花のある暮らし(06/02) 6月に入り、本土もそろそろ梅雨入りですね…
Fugu-chan @ Re:国産米が無くなる!?(05/09) カナダで売ってる日本産のお米、日本より…
為谷 邦男 @ Re[1]:「ん」は七変化(01/31) ごねあさんへ コメントありがとうござい…

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