蚤とダイエット

蚤とダイエット

2010.03.19
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テーマ: 癌(3566)
カテゴリ: 癌について
アメリカにおける牛肉の歴史を探ると興味深い。
自動車がステータスシンボルであることは分かる。
金持ちの証として高級外車に乗りたがる。

19世紀のアメリカでは牛肉が同じ役割を果たしていたというのだ。

「労働貴族」と呼ばれた比較的裕福な労働者たちがいた。
彼らが稼いだ富の大半をビーフステーキに注ぎ込むことは
珍しくなかったという。移民労働者が「アメリカ人労働者」
としての地位を誇示するために毎日朝食にステーキを食べたという。
彼らは、アメリカにおける成功の証の一つは、ローストビーフや

削ってでも牛肉に惜しまず金を注ぎ込んだという。
『脱牛肉文明への挑戦』(ジェレミー・リフキン・著/北濃秋子・訳)
から引用します。(太字がそれ)


イメージと強く結びつき、今日の乗用車の所有とまったく
おなじような象徴的役割を果たすようになっていた。
多くの移民は、牛肉文化への参加を、彼らの最大目標である
アメリカ中産階級への仲間入りを達成するための不可欠の
儀式とみなした。ステーキやローストビーフを常食にする
余裕があるということは、一種の精神的な安心感、つまり
自分が本当に成功し、「豊かな生活」を手にしたのだという
自身をもたらした。あるドイツ人移民は「いったい母国の
どこに1日3回肉を食べることのできる労働者がいるだろう」
と感嘆した。


こういう歴史があるのなら、牛肉食をなかなか止められないのは
当然でしょう。日本人にもこういう思いはあるのだろうか?
僕自身は肉を食べていた頃、こんな事は思いもしなかったですね。
ナンコツ、タン、コブクロ、モツ、砂肝、ハツ、レバー、などの
肉以外の部分や内蔵系が好きでした。

そうしてアメリカは肥満大国へ、それにともなって
生活習慣病大国へと発展(?)したのであります。
日本もアメリカに遅れるな!という感じでどんどん肉を食っています。

がん患者は及び癌による死亡者数は増え続けています。

ところがアメリカでは1990年を境に、癌罹患率、癌の死亡率が
減少し始めたのです。
このことを日本では、

「アメリカは早期発見、早期治療で癌が減っている」


(つづく)

【お奨め文献】
【中古】【古本】早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命/船瀬俊介

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Last updated  2010.03.19 17:31:47
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為谷邦男@ Re:四季彩の丘4(07/01) 間違えて青い池の画像が入ってしまいまし…
背番号のないエースG @ Re:花のある暮らし(06/02) 6月に入り、本土もそろそろ梅雨入りですね…
Fugu-chan @ Re:国産米が無くなる!?(05/09) カナダで売ってる日本産のお米、日本より…
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