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2004年10月12日
学生によるエリート・クラブと「歴史的なボーンズ対決」
テーマ:
世界を動かす国際金融(374)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
最新アメリカの政治地図 講談社現代新書
園田 義明 (著)
価格: ¥756 (税込)
新書 - 254p (2004/04/21)
目次
第1章 再選目指すブッシュ陣営と選挙参謀カール・ローブ
第2章 ネオコンとキリスト教右派
第4章 イラク戦争の真相(1)米国を揺さぶるユーラシア勢力
第5章 イラク戦争の真相(2)米・欧衝突か?協調か?
第6章 翻弄される日本
第7章 トヨタに見る21世紀の歩き方
終章 米国時代の終わりの始まり
第3章 共和党エスタブリッシュメントと軍産インナー・サークル
● ビジネス・リアリストとエリート・クラブ
ビジネス・リアリストを語るときに欠かせないのは、紳士たちが集まる特権的なエリート・クラブの存在である。「はじめに」でも紹介したマイケル・ユシームの『インナー・サークル 世界を動かす陰のエリート群像』でもインナー・サークルとクラブの関係が分析されているが、「上級経営幹部が席を連ねる取締役会の数が多くなるほどクラブに加入するように誘われる機会が多くなり、クラブを通じて上流階級との緊密な関係を築き、企業の枠を超えた個人的な親交を深める上で極めて重要な役割を果たしている」と書かれている。
米国の場合、英国のホワイツ(1696年設立)、ブルックス(1774年設立)、カールトン(1831年設立)などの英国の紳士クラブに大きな影響を受けて、1800年代から相次いで設立された。米国の特権的なクラブとして著名なのは、リンクス(ニューヨーク)、パシフィック・ユニオン(サンフランシスコ)、シカゴ、ボヘミアン(サンフランシスコ)、ブルックス(ニューヨーク)、メトロポリタン(ワシントン)、カリフォルニア(ロサンゼルス)、センチュリー(ニューヨーク)、デトロイト、デューケーン(ピッツバーグ)、ミネアポリス、ローリング・ロック(ピッツバーグ)、サマセット(ボストン)、ユニオン(クリーブランド)、ユニオン・リーグ(フィラデルフィア)、ニッカーボッカー(ニューヨーク)などである。
当然、名門一族、大企業トップ、大物政治家などは複数のクラブのメンバーとなっており、例えばロックフェラー家のデビッド・ロックフェラー元チェース・マンハッタン銀行会長はリンクス、センチュリー、ニッカーボッカーのメンバーである。
佐藤正明の『自動車 合従連衡の世界』によれば、1982年3月1日、トヨタ自動車の豊田英二社長(当時)がゼネラル・モーターズ(GM)のロジャー・スミス会長(当時)と合併交渉を行った場所はGMニューヨークビル近くにある会員制クラブ、「リンクス」のダイニングルームであった。この場所を選んだのは、リンクスのメンバーであるスミス会長本人であろう。それから3年後の85年4月、カリフォルニア州フリーモントで政財界人ら2000人を集めて合弁会社、ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング(NUMMI)の工場開所式が行われた。
● 学生によるエリート・クラブと「歴史的なボーンズ対決」
ここで学生によるエリート・クラブの存在も紹介しておきたい。卒業後も特権的なエリート・クラブとして機能しており、その代表格として1820年に創立された英ケンブリッジ大学の「使徒会」がある。哲学者バートランド・ラッセル、経済学者ジョン・メイナード・ケインズ卿、ロスチャイルド財閥のN・M・ヴィクター・ロスチャイルド卿などがメンバーであった。
そして、米国で現在話題になっている学生によるエリート・クラブは、コネティカット州ニューヘブンのイエール大学の東部エスタブリッシュメントが集うスカル・アンド・ボーンズ(1832年設立)である。プレスコット・ブッシュ(祖父)、ブッシュ(父)元大統領、現在のブッシュ大統領、そしてジョン・ケリー民主党大統領候補もこのスカル・アンド・ボーンズのメンバーであることから、ワシントン・ポスト紙、さらには英フィナンシャル・タイムズ紙までもがスカル・アンド・ボーンズを取り上げ、04年2月1日付ニューヨーク・タイムズ紙では、ブッシュとケリーによる大統領選を「歴史的なボーンズマン対決」と評している。
WASPは米国の事実上の支配階級として君臨してきたが、いまや米国総人口の2割となり、数の上ではマイノリティーに脅かされつつある。イエール大学も創立以来このWASP中心主義をとってきた。しかし、1950年頃からユダヤ系や黒人などの学生へも門戸を開いていく。祖父がオーストリアから米国に移住する際にユダヤ教からカトリックに改宗したユダヤ系カトリックであるケリーは、こうしたイエール大学の変化の中で62年に入学、一方それまでのWASPを代表するブッシュ現大統領はケリーの2年後に入学した。
2人が共に毎年4年生から15名に限って選ばれるスカル・アンド・ボーンズに招かれたのは名門一族の出身であるからだ。名門投資銀行ブラウン・ブラザーズ・ハリマンにつながりながら、テキサスに基盤を構えたブッシュ家に対して、ジョン・フォーブス・ケリーは東部エスタブリッシュメントにつながる特権階級である。ケリーの母親であるローズマリー・フォーブス・ケリーは雑誌『フォーブス』のオーナー一族であり、北東部の名門中の名門であるウィンスロップ家につながっている。またケリーの現在の妻であるテレイザ・ハインツ・ケリーは、ケチャップで知られる世界的な食品メーカーであるハインツのオーナー一族ジョン・ハインツ三世と結婚していた。このハインツ三世が91年に飛行機事故で死亡したため、約5億ドルと推定される巨額資産を相続し、この遺産がケリーの選挙資金の原資にもなっている。
つまり、生粋のWASPでありながら米国南部・中西部を率いるブッシュ大統領に対して、WASPではないジョン・ケリーが東部エスタブリッシュメントやユダヤ系を味方につけて挑む奇妙な構図となっている。
なおブッシュ(父)元大統領はスカル・アンド・ボーンズとは別に極めて保守的なクラブのメンバーとなっている。
このクラブは、特権的なクラブの中でもその秘密主義と排他性、そしてクローニー性から話題を集めている。メンバーの特徴は、政財界メンバーのほとんどが純白人であり、ユダヤ系や黒人などはキッシンジャー元国務長官など一部の例外を除いてほとんど存在しないと言われている。また、大半が共和党員か共和党支持者である。従って、共和党エスタブリッシュメントや共和党伝統主義者が集う極めて保守的なクラブとなっている。その名は、ボヘミアン・クラブである。
以上です。
ボヘミアン・クラブ(グローブ)については、今回は取り上げません。機会があれば、そのうち取り上げようとは考えています。
この本では、現ブッシュ政権の主要閣僚の経歴も紹介されていますので、それも以下に載せておきましょう。
● リチャード(ディック)・チェイニー副大統領
ハリバートン(石油関連)会長兼最高経営責任者(CEO)、ユニオン・パシフィック(鉄道)、P&G(日用品)、EDS(情報技術サービス)各取締役、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)上級研究員、アスペン研究所理事
● ドナルド・ラムズフェルド国防長官
ギリアド・サイエンス(製薬)取締役会長、ゼネラル・インスツルメント・コーポレーション(放送技術)会長兼最高経営責任者(CEO)、ABB(エンジニアリング)、アミリン製薬各取締役、ソロモン・スミス・バーニー・インターナショナル(金融)国際諮問委員会委員長、インベスター(金融)アドバイザー、ジェラルド・R・フォード財団、アイゼンハワー交流奨学基金、スタンフォード大学フーバー研究所、国立公園財団、ランド研究所各理事
● コリン・パウエル国務長官
統合参謀本部議長、国家安全保障問題担当補佐官、アメリカ・オンライン(メディア 現AOL・タイム・ワーナー)取締役、べクテル・グループ(エンジニアリング)顧問
● コンドリーザ・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官
スタンフォード大学教授、シェブロン(石油 現シェブロン・テキサコ)、チャールズ・シュワブ(金融)各取締役、J・Pモルガン(金融 現JPモルガン・チェース)国際諮問委員会メンバー、カーネギー国際平和財団、ランド研究所各役員
● ポール・オニール前財務長官
アルコア(アルミ)会長兼最高経営責任者(CEO)、インターナショナル・ペーパー(製紙)社長、ルーセント・テクノロジー(通信)取締役、ビジネス・ラウンドテーブル、ビジネス・カウンシル、カンファレンス・ボード各メンバー、アメリカン・エンタプライズ研究所(AEI)、国際経済研究所(IIE)、ランド研究所各役員
● ジョン・スノー財務長官
CSX(鉄道)会長兼最高経営責任者(CEO)、カーマックス(中古車量販)、USスチール(鉄鋼)、ジョンソン・アンド・ジョンソン(製薬)、ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)、サピエント(ネットコンサル)各取締役、ビジネス・ラウンドテーブル会長、ビジネス・カウンシルメンバー、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)客員研究員、ジョンズ・ホプキンス大学役員
以上です。
この本の著者である園田義明さんの最新コラムも紹介しておきます。
全文は、URLへ飛んでお読み下さい。
また、拙著『最新アメリカの政治地図』(講談社新書)で描いたように、イエール大学の名門クラブとして知られるスカル・アンド・ボーンズでハリマン家のW・アヴレル・ハリマンと出会い、その縁でハリマン家の投資銀行W・A・ハリマンと後のブラウン・ブラザーズ・ハリマンのパートナーに迎えられ、基盤を築いたのがプレスコット・ブッシュ、つまり、現ブッシュ大統領の祖父である。ハリマン家に見出されたのがブッシュ家であった。
そして、これも『最新アメリカの政治地図』に記したが、チェイニー副大統領はかつてハリマン家とクーン・ローブ・グループが支配したユニオン・パシフィックの社外取締役を務めていた。
ビッグ・リンカー達の宴2-最新日本政財界地図(16)
2004年10月11日(月)萬晩報通信員 園田義明
http://www.yorozubp.com/0410/041011.htm
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最終更新日 2004年10月12日 18時13分50秒
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