─ 灼熱 ─

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2004年11月11日
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IMFの推定によれば、議長の財産は42億ドルで世界第9位だということです。
凄い金額ですねえ。アラファト議長は、どうやってこれだけの財産を築いたのか。そして、パレスチナ人はこのことを知っているのか。
これって「議長の財産」とはなっているけど、PLOの資産も含まれているのかな?
というのも、以下の毎日の記事によると、



アラファト議長は質素な生活を送るが、外国からの資金援助などを議長名義の個人口座に蓄え、その「個人資産」は約3億ドル(330億円)=米フォーブス誌=に上るとの指摘もある。地元メディアによると、02年7月から昨年7月までにスーハ夫人の銀行口座にスイスから振り込まれた金額は900万ユーロ(約12億4000万円)に及ぶという。

毎日新聞 2004年11月10日 20時47分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20041111k0000m030071000c.html



「個人資産」は約3億ドル、ってなってるんだよね。
ま、これはいいか。どっちにしても“黒いカネ”という印象だ。


そのスーハ夫人はというと、娘とパリで優雅な日々を送っている。

スーハ夫人は1963年、ヨルダン川西岸ナブルス出身の裕福な家庭、銀行員の父、ジャーナリストの母の間に生まれた。90年前後にキリスト教徒からイスラム教徒に改宗、28歳のときに62歳の議長と結婚した。
2000年秋の第二次インティファーダ直後にパリに居を移したスーハ夫人は、先月下旬、議長が倒れるまでヨルダン川西岸を訪れなかった。…とのこと。

さて、アラファト議長の遺産(財産)は、スーハ夫人と共にパレスチナではなく、パリに“消える”のか。……ここに私の興味があります。
この件は、以上です。


話が変わりますが、私は読書が好きなのでよく本を買うわけですけど、買ったままで読まずに忘れられている本が可哀想にも沢山あるんです。本を購入する量が私の読書量を上回るわけです。
で、買ったまま忘れられ未読だった本の中に 『黒いホワイトハウス』 浜田和幸(著)というのがあったんですね。先日、パラパラっとめくっていたら、この中で、ボーンズに触れている部分がありました。
なんと、この本の中で浜田氏は、ケリーのことを同性愛者(ホモ)だと書いています。さらに、「スカル・アンド・ボーンズ」は「超エリートのホモ組織」だとまで言っています。
まだあります。
ケリーもブッシュとはそのような関係だという…とまで書いてある。


ちょっと素直にそのまま受け入れられないような内容です。…けど、否定も出来ないだろう。浜田氏のソースを知りたいところですね。

その部分を転載してみましょうか。
203ページから206ページを以下に転載します。



ケリー候補の弱腰の秘密

(前略)



同性愛者の権利を擁護する法案の成立には最も熱心に取り組んできた。「アメリカ大統領選挙史上、最もゲイに理解のある候補」として、「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」「希望のさざ波」などホモ組織からは圧倒的な支援を得ている。選挙対策本部にも「LGBT(レスビアンやゲイなど)担当ディレクター」を置き、ブッシュ陣営との違いを強調しているほど。

では、ケリー上院議員も同性愛者なのか。答えはイエスのようだ。世界最大のケチャップ製造メーカーであるハインツの御曹司であったジョン・ハインツ3世上院議員(共和党)の未亡人と子連れ同士で再婚したケリー上院議員。現在のテレサ夫人は1991年にハインツ氏の遺産600億円を引き継いだ大金持ちである。

2003年まで、彼女は夫が民主党の上院議員でありながら、彼女自身はれっきとした共和党員であった。また、イスラム教のチャリティ団体への多額の寄付でも知られる。しかし、それ以上に彼女が有名なのは同性愛グループへの全面的な支援者としてであった。

それゆえケリー上院議員とはウマが合うはずなのである。エール大学で「スカル・アンド・ボーンズ」と称する超エリートのホモ組織のメンバーであったケリー上院議員。ホモであることを隠すためか、学生時代に知り合ったジュリア・ソーンという女性と若くして結婚し、子どもももうけたが、常識的な家庭観を持つジュリアとは結局うまく行かなかった。

その点、同性愛に理解があり、資産家のテレサはケリーにとってまたとない相手である。互いに相手を利用できると判断したうえでの政略結婚の最たるもの。彼女の言うとおり、同性愛者の権利を促進するキャンペーンをブッシュ政権のイラク政策批判よりは明らかに優先しているようだ。

さらに見逃せない事実は、ブッシュ大統領もケリー候補と同じエール大学の同性愛組織「スカル・アンド・ボーンズ」のメンバーであることだ。ケリーはブッシュより2歳年上だが、このホモ組織には同期入会の間柄。テネシー州ノックスビルの市長を務めるビクター・アッシュも同期生で、いまだにブッシュ大統領とは同性愛仲間といわれる。

実は、ケリー上院議員もブッシュ大統領とはそのような関係だという。これではケリーがなかなかブッシュを正面から攻撃できないわけだ。つまるところ、アメリカでは2004年、史上稀な「ホモ愛人同士」による大統領選挙が展開することになったのである。

となると、どちらの候補が勝利しても裏では通じているということか。これではいつまで経ってもケネディ暗殺以来封印されているホワイトハウスの秘密は表に出ないだろう。ホワイトハウスは相変わらず「白いウソ」で塗り固めた塀の向こうにあるということだ。



以上です。

内容は面白い(笑える)けど、浜田氏はボーンズのことをあまり調べていないようですね。
ボーンズが「ホモ組織」なのかどうかは知りませんが、ボーンズとはこんなに単純な組織ではない。…と、私は思ってます。

まず、ブッシュとケリーは浜田氏が書くように「同期入会」ではない。ブッシュが1968年入会で、ケリーは1966年の入会であります。これはボーンズを少しでも調べた者には常識なのだ(笑)
さらに、「同期生」として登場しているビクター・アッシュという人物、アッシュの入会はブッシュとケリーの間になる1967年なのである。
ボーンズのメンバーには毎年たったの15人しかなれないのだから、少し調べればこれくらいのことは解るはずなのに、浜田氏は3人を「同期」だとしている。それとも浜田氏は新たな資料でも手に入れたのだろうか。その可能性は低いと私は見る。浜田氏のミスか、浜田氏の情報ソースが間違えているのだろう…と、思います。

以上のことを浜田氏がミスったとしても、ブッシュやケリーが同性愛者であるということを私は否定できないので、これはこれで興味深いと思っています。…想像すると気持ち悪いのですが(笑)


浜田和幸氏が書いた本は、以前 「リップルウッドとビルダーバーグ会議」 と題した日記と、 「ハゲタカが嗤った日」…リップルウッド=新生銀行「隠された真実」 と題した日記で取り上げています。興味深い内容になっていると思いますので、未読の人はどうぞ読んでみてくだされ。


以下に、浜田氏の『黒いホワイトハウス』の目次を転載しときます。
ちなみにこの本は、ボーンズに関する本ではありません。表紙に「今なお消えぬケネディ家の呪い」と書いてあるように、ケネディ家に関する内容がメインとなっています。



はじめに

序章 「9・11テロ」と「ケネディ暗殺」の共通点
     ブッシュ一族とビンラディン一族の腐れ縁
     ともに事件発生直後に犯人が判明している不思議
     矛盾だらけの「9・11テロ」調査報告書

第1章 知られざるJFKの素顔
     テレビで断定された真犯人
     破棄された最初の検死報告書
     逮捕されたフランス人スナイパー
     弟ロバートの不可解な行動
     ベトナム大統領の暗殺指令
     動き出したアメリカマフィア
     ケネディ神話の隠された恥部
     仮面夫婦の実態
     ジャクリーンの無意識の復讐

第2章 歴代大統領も呪縛するケネディの呪い
     涙を誘ったJFKジュニアの敬礼
     ジャクリーン再婚の真相
     JFKジュニアが雑誌で暴こうとしたこと
     なぜ父と同じ道を選んだのか
     漏れたJFKジュニアの出馬計画
     ずば抜けていた飛行機操縦の技能
     JFK暗殺とブッシュ一族との関わり
     意味深なジョンソン副大統領のウィンク
     エドワード40年目の告白
     父ジョセフ・ケネディとナチスとの裏取引
     闇の世界と妥協したエドワード
     パパ・ブッシュがイラク戦争に反対した理由
     イラクをめぐるフランスの老獪外交
     沈黙こそが生き延びる手立て

第3章 白い伏魔殿の主をめぐる闇
     暗殺当日、パパ・ブッシュもダラスにいた
     ジョンソン犯人説定着で、喜ぶのは誰か
     調査報告書の改竄を認めたフォード元大統領
     クリントンの中国スキャンダル
     告発者への血の制裁
     JFKジュニア主宰雑誌の意外なスポンサー
     ジョンソンからブッシュを結ぶ1本の糸
     映画『JFK』の隠された意図
     『華氏911』配給から降りたディズニーの思惑
     司法省ビルに「ロバート」の名を冠する意味

第4章 ケネディ家の呪われたDNA
     無類の女好きのDNA
     フランク・シナトラとJFK
     ケネディ一族のモンローへの仕打ち
     モンロー・スパイ説は誰が作ったか
     兄弟が恐れた赤い手帳

第5章 本当にアメリカを動かしているのは誰だ
     ケネディ通貨の発行が与えた衝撃
     実現しなかったJFKジュニアの2つの公約
     ロバートは、なぜジョンソン降ろしを画策したか
     スキャンダル続きのケネディの孫たち
     暗殺当日ダラスにいたことを隠すニクソン
     ジミー・カーターの正体
     クリントンとロックフェラー家との深い関わり
     ウォーレン委員会メンバーの不審死
     シュワルツネッガーもケネディ一族
     大統領選挙にも影を落とすケネディの亡霊
     CIA長官辞任の真相
     ソロスが危惧するアメリカ経済の行方
     ケリー候補の弱腰の秘密

終章  ケネディ一族 未来への挑戦
     幻の『ニューズウィーク』7月26日号
     姉キャロラインの確信
     未来の大統領候補たち

<参考資料>JFKの親族一覧



※ 私は読み終えていないので書評を書けませんが『黒いホワイトハウス』の書評を発見したので、それを以下に紹介しておきます。


黒いホワイトハウス
http://miyajee.e-city.tv/kuroiwhitehouse.html







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最終更新日  2004年11月11日 21時40分41秒
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