─ 灼熱 ─

─ 灼熱 ─

PR

2006年04月24日
XML
テーマ: ニュース(95873)
カテゴリ: カテゴリ未分類


六代目山口組若頭補佐の滝沢孝・芳菱会総長の控訴審判決が大阪高裁で24日にあり、1審の無罪判決が支持され検察側の控訴が棄却された。04年3月の大阪地裁につづいて2審も無罪判決となったことになる。つまり、「共謀の事実はなかった」「共謀は成立しない」と、1審につづき2審も“組員との共謀の成立を否定した”ことになる。検察側は上告する見通しとのこと。



瀧澤孝(平成10年1月現在)

同種の事件(拳銃所持の共謀)では、司忍・六代目組長と桑田兼吉・山健組(元)組長の両者が有罪確定(前者は懲役6年、後者が懲役7年)となり現在服役中である。両者とも最高裁まで争って有罪が確定してるので、滝沢総長も2審でも無罪だったからといって安心できるわけではない。司六代目の場合は、1審で無罪判決だったが2審の大阪高裁では逆転有罪となり最高裁で有罪が確定した。私は、一連の「銃刀法違反容疑」で起訴された3名(司・桑田・滝沢)について、これをある種の“冤罪”だと認識してるので、今回の無罪判決は当然だと受け止めている。

滝沢総長も司組長も同じ山口組幹部会に出席するために宿泊したホテルで配下の組員が拳銃を所持していたことから「拳銃所持の共謀(銃刀法違反)」容疑で起訴された。

滝沢総長は、97年11月に指名手配され、01年7月31日に栃木県那須町で逮捕。03年6月に12億円の保釈金を積んで保釈、現在は六代目山口組の最高幹部として若頭補佐を務めている。ちなみに司六代目が保釈されたときの保釈金は10億円(有名な事件を例に出すと、イトマン事件の許永中が6億円。武富士の武井会長は3億円。金丸信も3億円。田中角栄は2億円。リクルート事件の江副も2億円。西武の堤は1億円。最近だとライブドアの宮内が5千万円。高額だったのは末野興産社長が15億円とかハンナンの浅田会長が20億円など……例に挙げた中で許永中は保釈中に逃亡したので保釈金は全額没収された)。

五代目山口組では、滝沢総長は現在の六代目山口組の組長である司(弘道会)会長とともに若頭補佐を務めていた。六代目山口組が誕生すると、五代目山口組で司氏とともに若頭補佐を務めていた、英五郎(英組)、古川雅章(古川組)、後藤忠政(後藤組)は、“六代目舎弟”に直ったんだが、滝沢総長だけは「司体制」でも若頭補佐に「抜擢」された。五代目山口組で若頭補佐を務めた当時の最大組織である山健組の桑田組長は実質的に引退して現在は後任の井上組長が「司体制」で若頭補佐に就任している。桑田(元)組長は、“冤罪”で収監され、さらに収監中に司若頭が誕生しその流れで六代目山口組が誕生してしまい、桑田氏は実質的に“獄中引退”させられてしまった。司六代目も滝沢補佐も保釈金を積んで保釈されているが、桑田氏は保釈すらされずそのまま収監されたように思う。

五代目山口組で若頭補佐を務めていた6名は、六代目山口組の「司体制」で次のようになった。

★ 司忍若頭補佐は、若頭を経て六代目組長に就任。
● 滝沢孝若頭補佐は「司体制」で若頭補佐。
● 英五郎若頭補佐は「司体制」で舎弟に。

● 後藤忠政若頭補佐も「司体制」で舎弟に。
● 桑田兼吉若頭補佐は、事実上引退(山健組総裁)し、四代目山健組は井上組長体制となり、井上組長は「司体制」で若頭補佐に就任。
※ 二代目弘道会の高山会長が「司体制」の若頭に。

これを見てわかるように、当時の、司若頭補佐(以下、補佐)、滝沢補佐、桑田補佐の3人が「宅見事件」後に拳銃所持の「共謀」容疑で逮捕起訴され、この3人が現在それぞれ違う立場に身を置いている。で、六代目組長に就任した司六代目は懲役6年が確定し服役中、桑田(元)組長も懲役7年が確定し服役中、そして今回大阪高裁で無罪判決が出た滝沢補佐である。他の補佐3人は、「司体制」で補佐から舎弟に直った。

簡単に振り返ってみよう。

97年8月、宅見事件
   9月、中野会会長絶縁
  11月、司若頭補佐、滝澤若頭補佐に逮捕状
  12月、桑田若頭補佐逮捕
98年5月、司若頭補佐出頭・逮捕
99年7月、司若頭補佐が保釈金10億円で保釈

01年3月、大阪地裁、司若頭補佐に無罪判決、検察側控訴
   7月、滝澤若頭補佐逮捕
  10月、東京高裁、桑田若頭補佐の控訴棄却、上告
02年7月、後藤組長が若頭補佐に昇格
03年5月、最高裁、桑田若頭補佐の上告棄却、懲役7年が確定

04年2月、大阪高裁、司若頭補佐に懲役6年の逆転有罪判決、上告
   3月、大阪地裁、滝澤若頭補佐に無罪判決、検察側控訴
   3月、桑田若頭補佐収監
  11月、渡辺五代目長期休養宣言、執行部による集団指導体制発表
05年5月、司若頭補佐の若頭昇格が発表
   7月、司若頭が六代目組長に就任、渡辺五代目が引退
   8月、中野会が解散
  11月、最高裁、司組長の上告棄却、懲役6年が確定
  12月4日、井上邦雄・四代目山健組組長の若頭補佐昇格が決定
  12月5日、司組長が出頭し収監(未決拘留を引いて5年3カ月)
06年4月、大阪高裁、滝澤若頭補佐に無罪、検察側の控訴棄却


五代目体制で補佐を務めた英五郎と古川雅章と後藤忠政の3人は「司体制」誕生で舎弟盃を受け舎弟に直ったので、これは司六代目の「弟」になったことを意味する。若頭補佐に就任した滝沢補佐から見ると(名目的には)舎弟は「叔父」ということになる。ここに「司体制」の特徴をひとつ見ることができるかも。滝沢総長だけが舎弟ではなく補佐に起用された。補佐は文字通り若頭を補佐していく立場。68歳の滝沢総長は補佐に、66歳の桑田(元)組長は実質的な引退、そして64歳の司六代目。舎弟となった英組長は70歳、古川組長も70歳、後藤組長は62歳である。

高山若頭は58歳、総本部長の入江補佐は61歳、橋本補佐は59歳、鈴木補佐は65歳、寺岡補佐は57歳、青山補佐は59歳、井上補佐は57歳。

司六代目より先に収監されている桑田氏は、司氏よりも先に出てくることになる。桑田氏は自分が不在だったときに五代目体制が終焉し「六代目候補のライバル」だった司氏が六代目に就任してしまったうえに自分は“引退”である(引退は桑田氏の真意ではないと思う)。桑田氏が出所して桑田氏が六代目体制をひっくり返すことはできないと思うしそれを画策することもないと思うが、心中は複雑だろうと、私は勝手に推察している。司・桑田・滝沢は3者ともに“冤罪”なんだし、桑田氏だけが保釈なしだったために五代目体制が終焉を迎える重要な局面で社会不在となってしまった。桑田氏が不在だったからこそ「司体制」が速攻的に誕生したとも言えるかもしれんけどね。ここに当局の意図も見えるような気がするが、どうであろうか。



六代目山口組は、司組長の年齢から見ても司組長の突然の不幸や大きな社会的情勢の変化がない限り固い結束の下で長く続くと思われる。そう想えるだけこの組織は強固に見える。2月に発表された警察庁がまとめた全国のヤクザの数(構成員と準構成員)は約8万6300人で、山口組・住吉会・稲川会の3つで全体の73%を占める6万3000人になるという。山口組の構成員は、全構成員に占める比率が50・1%と初めて過半数になったというから、ヤクザの2人に1人は六代目山口組ということになる。国粋会も「司体制」になって山口組に吸収され傘下となった。

今回の大阪高裁で無罪判決が出た滝沢若頭補佐は、六代目山口組の「関東ブロック長」を務めている。山口組の関東進出に何かと外交的に大変であろう関東地区の若頭補佐を務めるのが滝沢補佐なのである。今後、六代目山口組の、さらなる関東進出が、関東の組織にとって最大の懸念なんじゃないかと思える。

※ 滝沢孝総長は、昭和59年に竹中四代目誕生で直参に昇格しており、若頭補佐の中では唯一の“四代目世代”である。三代目山口組直参だった実兄が引退しその地盤を引き継ぎ、国領屋下垂一家の九代目を継承しての直参昇格だった。平成元年、五代目体制発足と同時にその実績を買われて若頭補佐に登用され、関東ブロックのブロック長に就任。平成3年には渡辺五代目が名付け親となって「芳菱会」と改称した。渡辺芳則五代目が命名した芳菱会は、「菱」という文字と、五代目の名前にある「芳」が使われていることから、渡辺五代目からもそうとう期待されていたことを窺い知ることができる。






「組員に拳銃所持させた」山口組幹部に二審も無罪


9年前の山口組最高幹部射殺事件の直後に、配下の部下に拳銃を所持させていたとして、銃刀法違反の罪に問われ、一審で無罪判決を受けた山口組幹部に対して、大阪高裁は無罪の判決を言い渡しました。

指定暴力団山口組系芳菱会の滝沢孝被告(68)は、1997年9月、大阪市北区のホテルで、ボディーガード役の組員2人と共謀し、拳銃を所持させて身辺を守らせていたとして、起訴されました。一審の大阪地裁が「拳銃所持の共謀を裏づける直接的な証拠はない」として、無罪を言い渡していたため、検察が控訴していました。判決で、大阪高裁は「被告は実名で宿泊するなど、緊迫した襲撃を予期して部下に拳銃を所持させていたとするには不自然」として、一審判決を支持し、滝沢被告に無罪を言い渡しました。一方、検察側は、最高裁の判例に反するとして、上告する方針です。

[ 24日16時22分更新 ]



どうなる五代目山口組若頭
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200502010000/

五代目山口組の若頭が決定した
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200505110000/

山口組若頭とは何か
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200506060000/

新若頭補佐のプロフィール
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200506300000/

六代目山口組
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507280000/

中野会が解散
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200508080000/

司六代目「新執行部」の全貌
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200509030000/

国粋会が山口組の傘下に
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200509080000/

司組長の実刑確定へ
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200512020000/







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年04月25日 06時53分29秒
コメント(6) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


2審も無罪、警護組員銃所持で共謀認めず  
HEAT1836  さん

<山口組最高幹部>2審も無罪、警護組員銃所持で共謀認めず

警護の組員にけん銃を持たせたとして、銃刀法違反(共同所持)の罪に問われた指定暴力団山口組最高幹部で芳菱会総長の滝沢孝被告(68)の控訴審判決が24日、大阪高裁であり、片岡博裁判長は無罪(求刑・懲役10年)とした1審・大阪地裁判決を支持して検察側の控訴を棄却した。
組員のけん銃所持については、警護対象の組幹部との「暗黙の共謀」を認める司法判断が定着しつつあったが、判決は、検察側が共謀の根拠とした間接証拠を厳格に評価した。
滝沢被告は97年9月、宿泊中の大阪市北区のホテル前で、配下の組員2人=同罪で有罪確定=にけん銃と実弾を持たせ、警護させたとして起訴されたが、一貫して無罪を主張していた。
控訴審で検察側は「山口組最高幹部の射殺事件後の厳戒体制下であり、具体的指示をしなくても、被告は黙示的な意思で組員にけん銃を所持させていたと評価できる」などと主張していた。
同種の事件では、山口組最高幹部(当時)の桑田兼吉受刑者が懲役7年、山口組組長の篠田建市=通称・司忍=受刑者が懲役6年の実刑判決を受け、いずれも最高裁で刑が確定した。【前田幹夫】
(毎日新聞) - 4月24日10時34分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000011-mai-soci

(2006年04月25日 05時14分53秒)

山口組最高幹部、2審も無罪  
HEAT1836  さん

山口組最高幹部、2審も無罪

大阪市内のホテルで配下の暴力団組員に拳銃と実弾を所持させたとして銃刀法違反(共同所持)の罪に問われ、一審で無罪を言い渡された暴力団山口組最高幹部、滝沢孝被告(68)の控訴審判決公判が24日、大阪高裁で開かれた。片岡博裁判長は「組員の拳銃所持を認識していたとは認められない」と述べ、検察側の控訴を棄却した。検察側は上告する見通し。

同じホテルに宿泊し、滝沢被告と同様に同法違反罪に問われた山口組最高幹部(現山口組組長)、篠田建市(通称・司忍)受刑者(64)は最高裁で懲役6年の実刑が確定し服役中。組員の拳銃所持をめぐるトップの責任に対する司法判断が分かれた形となった。

組員との共謀が成立するかが争点だった。片岡裁判長は当時の滝沢被告の警護状況などを検討。(1)組員は警護に徹していなかった(2)宿泊者名簿に実名を記載した――などの点を踏まえ「必ずしも厳重だったとはいえない」と指摘。「被告が概括的、確定的に容認していたとする証拠はない」と結論づけた。 (13:13)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060424AT1G2401N24042006.html

(2006年04月25日 05時15分59秒)

山口組幹部2審も無罪、銃所持共謀認めず  
HEAT1836  さん

山口組幹部2審も無罪、銃所持共謀認めず

拳銃と実弾を所持していた警護役の組員の共犯として銃刀法違反(共同所持)の罪に問われた、指定暴力団山口組最高幹部で芳菱会総長滝沢孝被告(68)の控訴審判決で、大阪高裁(片岡博裁判長)は24日、「組員の拳銃所持を認識していたことを示す証拠はない」として共謀を否定。1審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

最高裁は同様のケースで、現在6代目組長の篠田建市(通称司忍)受刑者(64)ら別の山口組最高幹部2人に「(立場上)部下の銃所持を当然認識していた」とする「黙示による共謀」を認定。異なる結論となった今回の判決は、暴力団取り締まりを進める捜査当局に厳しい判断となった。

検察側は上告の方向で協議している。

公判で検察側は「被告は抗争で襲撃される恐れがあり、拳銃所持を認めていた」と主張したが、判決は検察側の状況証拠を詳細に検討。被告が実名でホテルに宿泊していたことなどを挙げ「当時の警護状況が格別に厳重だったとは認められない」などとして退けた。

有罪が確定した最高幹部2人の場合と比べ「芳菱会には拳銃を持つなどして組長を警護する組織はなく、共謀の存否を判断する上で重要な違いがある」と指摘した。

事件は山口組最高幹部の宅見組組長が射殺された1カ月後の97年9月、大阪府警が大阪市北区のホテルで滝沢被告に同行していた配下の組員らを銃刀法違反の現行犯で逮捕。滝沢被告は共犯として起訴された。

大阪地裁は04年3月「拳銃所持を確定的に認識していたとするには合理的な疑いが残る」として無罪(求刑懲役10年)を言い渡した。

[2006年4月24日15時3分]

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060424-23154.html

(2006年04月25日 05時16分43秒)

山口組最高幹部再び無罪 大阪高裁判決  
HEAT1836  さん

山口組最高幹部再び無罪 大阪高裁判決

ボディーガード役の組員に拳銃(けんじゅう)を持たせたとして、銃刀法違反(共同所持)罪に問われた暴力団山口組最高幹部の若頭補佐で芳菱会総長、滝沢孝被告(68)に対する控訴審判決公判が24日、大阪高裁で開かれた。片岡博裁判長は「組員との間に拳銃所持の共謀は認められない」として、無罪(求刑・懲役10年)を言い渡した一審・大阪地裁判決を支持、検察側の控訴を棄却した。検察側は上告を検討している。
実際には拳銃を持ち歩いていない組長が、配下の組員の拳銃所持を認容していたかが争点。同様に共同所持罪に問われた山口組組長の篠田建市(通称・司忍)受刑者(64)=懲役6年が確定=と元若頭補佐の桑田兼吉受刑者(66)=同7年が確定=への判決は、「暴力団特有の行動原理」を重視。具体的な指示がなくとも暗黙のうちに了解があったとして共謀を認めており、高裁レベルでも判断が分かれる形となった。

片岡裁判長は判決理由で、「組員が拳銃を所持していることを、被告が認識していたのではないかと疑う余地はある」と言及。しかし、芳菱会には篠田、桑田両受刑者が率いる組のような組長を警護する組織がない▽拳銃を所持していた組員は荷物を運ぶ役割も果たしていたとうかがわれる▽滝沢被告は当日実名でホテルに宿泊しており、対立組織からの襲撃を警戒していたとしては不自然-などとして、組員との共謀の成立を否定した。

(中略)

■増田暢也・大阪高検次席検事の話「本件と同じ日時・場所で実行された篠田建市受刑者に有罪を認めた最高裁判所の判例などに反する判断を示したもので、到底承服できず、上告を申し立てる方向で最高検察庁と協議したい」

(04/24 15:05)

http://www.sankei.co.jp/news/060424/sha062.htm

(2006年04月25日 05時18分57秒)

山口組幹部に二審も無罪 配下組員の銃共同所持罪で大阪高裁  
HEAT1836  さん

2006年04月24日12時13分

指定暴力団山口組の幹部会に出席するために宿泊した大阪市内のホテルで、警備役の配下組員2人に実弾入り短銃を持たせたとして銃刀法違反(共同所持)の罪に問われ、一審・大阪地裁で無罪(求刑懲役10年)となった同組若頭補佐で芳菱会総長、滝沢孝被告(68)の控訴審判決が24日、大阪高裁であった。片岡博裁判長は「被告が組員の銃所持について明確に認識していたとは言えない」と述べ、一審判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

この幹部会では、滝沢被告と同様に短銃を持った配下の組員に警護させた山口組6代目組長の篠田建市受刑者(64)も同法違反の罪で起訴された。一審の大阪地裁は無罪としたが、大阪高裁は04年2月に懲役6年の逆転判決を言い渡し、最高裁で確定している。配下組員の銃所持をめぐる暴力団組織トップの刑事責任についての司法判断が分かれる形になった。

滝沢被告は97年9月20日、山口組の定例幹部会に出席するために宿泊した大阪市北区のホテルで、それぞれ実弾5発入りの短銃と予備の実弾5発を持った組員2人に身辺を警護させたとして逮捕、起訴された。幹部会の1カ月前には、神戸市内のホテルで別の山口組幹部が射殺される事件が起きていた。

判決は、最大の争点となった配下組員の銃所持をめぐる被告の認識の有無について検討した。「被告はホテルの部屋にルームサービスを招き入れるなど、自らへの襲撃の危険を認識していなかった」と指摘。組員が銃を持って警護することを容認していたとするには合理的な疑いが残ると述べ、無罪とした一審判決の判断を踏襲した。

また、実刑判決が確定した篠田受刑者らの事件と比較し、「芳菱会では篠田受刑者の組にある警護組織がなく、共謀の有無を判断する上で重要な違いがある」とした。

http://www.asahi.com/national/update/0424/OSK200604240016.html

(2006年04月25日 05時21分34秒)

山口組幹部無罪で上告  
HEAT1836  さん

山口組幹部無罪で上告…警護役組員銃刀法違反“共犯”

 拳銃と実弾を所持していた警護役の組員の共犯として銃刀法違反(共同所持)の罪に問われた指定暴力団山口組最高幹部で芳菱会総長の被告(68)について、大阪高検は1日、無罪とした大阪高裁判決を不服として最高裁に上告した。

 同高検の増田暢也次席検事は「判決は最高裁判例などに反する判断を示したもので、是正する必要がある」とコメントした。

 4月24日の高裁判決は「組員の拳銃所持を認識していたことを示す証拠はない」として共謀を否定。一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

ZAKZAK 2006/05/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006050138.html

(2006年05月01日 19時30分20秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

かめさん7699 @ Re:天皇家の資産や収入について(08/23) 1つ意見と1つお願いです。天皇は自分が…
たつまき2998 @ Re[1]:坂本龍馬はフリーメーソンに操られていた(11/07) ブラックホールから出たガス雲で 2014年中…
DAGA8307 @ ブログ足跡つけます。 こんばんわ、HEAT1836さん、楽しい記事あ…
meilyohh @ 島田紳助 芸能界引退…暴力団との親密交際発覚 原因動画 島田紳助 芸能界引退…暴力団との親密交際…
meilyohh @ 鬼束ちひろ激変?3年ぶり出演の夏フェスで怪演・・・【映像あり】 鬼束ちひろ激変?3年ぶり出演の夏フェスで…

お気に入りブログ

小林よしのり氏「戦… alex99さん

📣楽天ブログトップ… 楽天ブログスタッフさん

現代版攘夷論 アンレッドさん
ガードマンのつづる… 杉山巡さん
アメリカ奮闘記 System of a Downさん
銀河鉄道の夜へ hirotsubasaさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: