| ★ 身体を襲った神経性の奇病
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| ◆足に力が入らない・・・ |
| ・・・それは、今から3年半前、朝起きてベッドから降りたときに感じました・・・ 左足になぜか力が入らない・・・ そのときは、疲れだろうと思って気にもしていませんでした。 来る日も来る日もそんな足の力が抜けたような状態で普通に通勤して仕事をしていましたが、少しづつ足のしびれが増すようになっていったのです。 |
| ◆MRI検査 |
| たまりかねて、整形外科で診察を受けましたが、レントゲンに異常はなく、危惧していた椎間板ヘルニアでもありませんでした。それからリハビリテーションを始めましたが、気休めにもならないほど効果は全くありませんでした。そして、MRI検査を受けその結果は・・・異常なし。神経にも特異な異常は見られないとの結果でした。あとから振り返ってみれば当然のことなのです。対処のしようのない、そして検査結果に現われない身体内部の神経系統の異常だったからです。医者が無理矢理だした病名は坐骨神経痛・・・そんなものではない!そんなものでないことは、自分が一番よくわかっている。 |
| ◆もう歩けない・・・ |
| 整形外科に通いながら、通勤を続けていましたが、そんな状態が1ヶ月ほど続いた頃でしょうか。。ある日の会社からの帰り道、痛みとしびれでもうどうにも歩けない状態になっていたのです。 そのとき、思いました・・・ 「ああ、明日からは仕事に行けない・・・」と・・・ |
| ◆普通に寝れない、スリッパが履けない・・・ |
| 1ヶ月もすれば治るだろうと安易に考えていた希望は打ち砕かれ、いつ治るともしれない病気と闘う苦痛の日々が始まりました。左下半身を襲うしびれと痛みで座っていることもできなくなり、寝た状態の日々が続くようになったのです。しかし、普通に寝ていると神経が圧迫されて寝れないのです。痛みがない右向きかうつ伏せで寝るしかありませんでした。 そして、スリッパが履けないのです。履くとかかとから痛みが突き上げてくるため、冬でも裸足で生活するしかありませんでした。もちろん、靴下も神経が違和感を感じるため履けませんでした。 |
| ◆藁をもすがる思いで東洋医学の門をたたく・・・ |
| そんな折、発病から4ヶ月後、生命保険の担当の方から気功を紹介されました。場所は都内でしたので、電車に乗れない私は、妹の手を借りて運転してもらい、東洋治療院に向かいました。それから、週に1度の治療が始まりました。気功は保険が利かないため、1回5000円から10000円という高い値段です。 |
| ◆1年過ぎても回復の兆しがない・・・ |
| 治ると信じて、通い始めた東洋治療院でしたが、半年、1年・・・と過ぎても私の症状の回復は感じられませんでした。しかし、その1年の間に鍼灸師の先生から、病と食の関係、心と病気の関係などについて、いろいろなアドバイスをもらっていたのです。しかし、聞いてわかってはいたものの、いざ実践に移すとなるとなかなか難しいものがありました。このとき、発病前に比べて体重が10Kg減少していました。 |
| ◆病の原因を知る・・・ |
| 鍼灸師のもとに、根気よく通い1年が過ぎた頃、何度も何度も口を酸っぱくして言われて続けたことが、ようやく腑に落ちるようになりました。私の東洋医学的な側面からの病の原因は「湿痰(しったん)」つまり、体内の不要で余分な水分による冷えが原因だったのです。そして、その冷えを起こしているのが長年に渡る糖分の過剰摂取、長年に渡るストレスの蓄積、悲観主義にあることに気づきました。 |
| ◆「虚」から「実」への体質改善・・・ |
| 体の冷えが原因で神経が侵されていることを知り、食生活の根本的な見直しを行うようにしました。主食は玄米にする。乳製品・菓子類・加工食品・パン類・果物・アルコール・卵などの酸性食品は断ち、根菜類・緑黄色野菜・海藻類などのアルカリ性食品を常食するように食生活を切り替えて行ったのです。 特に病の治癒に効果のあるアルカリ性陽性食品である、梅干・みそ・しょうゆ・自然塩を摂取するように心がけました。 |
| ◆回復の兆候が現われる・・・ |
| 主食を玄米にし、アルカリ性食品を常食するようになってからは、完全に「虚」に傾いていた体質が徐々に「実」に向かうようになりました。 それとともに、左下半身のしびれと痛みが薄皮をはぐように少しづつ少しづつ取れていくようになったのです。それでも、まだ外をぎこちなく歩いていると、後ろから車が近づいてくるとよろけて轢かれるのではないかという恐怖心は付き纏っていました。 |
| ◆完治の目途が立つ・・・ |
| 1年半が過ぎても、まともには歩けない日々が続いてはいましたが、回復の兆しは感じていました。食事療法を始めて1年、発病から2年半が過ぎた頃、ようやくいつかは治るかもしれない、普通に歩けるようになるかもしれないという希望が持てるようになりました。この時点ですでに気づいていましたが、西洋医学では治らない症状だったのです。東洋医学療法を受けながら、なおかつ自分で病気を治すことが、病気に対する正しいあり方であることを知りました。 |
| ◆3年半が過ぎた今・・・ |
| 薄皮を剥ぐような遅々とした回復ではありましたが、発病から3年を迎えた頃には80%くらい回復し、現在では多少、違和感が残るものの通勤および日常生活には支障が起きないほど、当初の症状は回復しほぼ完治に近い状態になりました。 |
ここでは、管理人が原因不明の 神経性の奇病 に冒され、 研究し実践した 食事療法による病気の改善のしかた 、および、 病気と食事の因果関係 について、粗食生活の大切さを引き合いに出しながら、ページを変えて説明していきたいと思います。 |


