最近、家の中で仕事をしている時
流しているCDたち。
3歳から16歳までエレクトーンを習い
毎週日曜日のレッスン日が嫌で嫌で嫌で嫌でたまらなかった日々。
なぜなら、好きな曲を弾かせてもらえなかった。
練習曲は13年間ずっと延々と毎回先生が決めて来た。
本も先生から渡され、曲目も先生が決める。
小学校3~4年生位までは、どうにかこうにか
童謡や唱歌などで良かったが
高学年位からはずっと先生の趣味で
ボサノヴァやミュージカルで良く使われるような曲を
練習させられる事が多かった。
今考えて見れば
ボサノヴァって、子供じゃその良さがワカランだろ・・・と思う。
ミュージカルも我が家は
印刷業の父と中学校教師の母じゃ考えられないし
コンサートすら行った事がない家庭だった。
イパネマの娘
マシュ・ケ・ナーダ
サマー・サンバ
ボニータ
ベニスの謝肉祭
虹のかなたに
サウンド・オブ・ミュージック
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などなど、今では超有名な曲だけれども
当時子供の私にとってみれば
ボサノヴァのボの字もボサノヴァの良さもへったくれも無く
ミュージカルのミも知らんような子供。
訳ワカラン、聴いたこともないような曲たち。
学校に行けば、オルガンやピアノを習っている子供も多く
休み時間になると教室の隅にあったオルガンで
宇宙戦艦ヤマトや流行の曲を弾き
すごく上手い子の周りには人だかりが出来ていた。
私も人だかりは出来なくて良かったけど
子供心ながらに自分が弾いていて楽しくなるような曲が弾きたかった。
聞いたこともなければ
イメージも沸かない曲は
全く練習しようと言う気にならないので
週に1回のレッスンだけど、当然ながら
何週間、何ヶ月経っても上達せず
1曲を何ヶ月もレッスンさせられると言うことも多かった。
どういった曲で、どう弾けばいいかなんて全く指導もなく
「はい、次はこの曲」と言われるだけの日々。
練習してなくて、先週と全く変わらないので
先生は横で「はぁ~~~・・・」なのか
「ふぅ~~・・・・」なのか見分けがつかないようなため息。
同じところで間違えば「チッ」と舌打ち。
辛かった昔。。。。。
なのになのになのにぃ~?
最近はボサノヴァを好んで聴くようになった。
落ち着いていられる。
心が穏やかになるのが分かる。
辛い経験は「往事茫々」なのかしら。
いやいや、はっきりくっきり覚えているぞ??
弾くのは苦手になってしまったけれど
魂では「音楽は好き」と叫んでいるのかも。
久しぶりに開いてみた。 2015.04.15
音楽のお勉強 2013.05.03