暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
読書日和 ~Topo di biblioteca~
2010年4月~6月に観た映画
2010年4月~6月に観た映画
ニューヨーク・アイラブユー
ソラニン
シャッター・アイランド
第9地区
アリス・イン・ワンダーランド
のだめカンタービレ最終楽章後編
タイタンの戦い
ウルフマン
パリより愛をこめて
劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル
アイガー北壁
アマデウス 午前10時の映画祭
ニューヨーク、アイラブユー
人種、国籍、言語、個性、才能…etc.
多彩なものが入り混じっているのにも関わらず、濁らないのがすごいです。
むしろ入り混じることによって更に個々の輝きが増していくような気がするのが素晴らしい。
通りすがりの人にも、ふとしたきっかけで親愛の情を抱いてしまう。
それがごく普通のことのように起こり得て、それを自分でも受け入れられると錯覚してしまいそう。
観に行きたいと思った理由は岩井俊二監督が撮っているエピソードが含まれていること、
オーランド・ブルームを久々に観たい(観られる)と思ったことです。
この映画では11人の映画監督が様々なエピソードを撮り分けているのですが
登場人物、物語が入れ替わるだけじゃなく撮る人の視点が替わるのもちゃんと
わかるところがすごく面白くてユニークです。
岩井俊二監督は作曲家(オーランド・ブルーム)と監督アシスタント(クリスティーナ・リッチ)の
エピソードを撮っているのですが、二人の交わす会話がいかにも岩井監督・脚本らしくて
「やっぱり好きだなあ」と感じました。
日本、NYと場所は違っても雰囲気というか、視点というか根っこは変わらないのですね。
オーランド演じるデイヴィッドが居る部屋のテレビに映し出されているのは“ゲド戦記”。
壁のポスターは“デスノート”。なんだかお茶目な感じがします…。
オーランド・ブルーム、近頃めっきりお目にかかっていなかったけれど、
大作じゃなくてもいいから、何処かしら顔を出して欲しいです。
こんな風に冴えない役柄も結構似合っていると思うし♪
冒頭の泥棒(ヘイデン・クリステンセン)×大学教授(アンディ・ガルシア)×女子大生
(レイチェル・ビルソン)のスリリングなエピソードも捨てがたいけど、
一等好きなのは故アンソニー・ミンゲラ監督が遺した脚本をシェカール・ガブール監督が
映像化した足の悪いホテルボーイ(シャイア・ラブーフ)×元有名オペラ歌手(ジュリー・クリスティ)のエピソードです。
短編だからこそ描けるオチなのかもしれないけれど…独特の雰囲気がなんともいえない。
二人の登場人物の間に流れる、言葉にされない感情のやりとり、親密さが
観ている方にいろんなことを想像させてくれます。
シャイア・ラブーフといえばアクションものかと思ってきたけど、こういう静かな役柄もすごくいいです。
このエピソードを観るだけでも、「この映画観て良かったなあ!」と柊は思えます。
ホント、どれも印象的なエピソードなんですよね。
機会があったらもう一度、じっくり一つ一つのエピソードに向き合って観てみたいです。
*映画の公式HPは→
こちら
ソラニン 4/5
続けることも、やめることも、どっちもつらいと思える様な事、自分にあったかな。
原作の漫画は未見だし、宮崎あおいさんが観たいだけで出かけたのだけど☆
昨日、藤谷治さんの『船に乗れ!』を読み終えたばかりで
この内容はちょっとしんどかったような。
(クラッシック音楽と、バンドとではジャンルは違えど音楽には変わりがない。)
正直、物語半ばまで「甘いなあ…。」とばばくさい気持ちで観てました。
「社会人に向いてない」という理由で会社を辞めるなんて、甘いぞ、と。
生きていくって、食べていくって楽じゃないぞ!って。
だけど…理想と現実の間で悩んだり、妥協していく自分に失望したり
そういう気持ちは共感できるから始末におえん…
うーん、うーん。
夢とかやりたいこととか、見つけたい、見つけられる人は幸せだなと思ってたけど。
自分だったらどっちがいいだろう。
失くした時の痛みが耐えられないものなら、最初から見つけない方がいい…かな。
どんな痛みを伴おうとも、自分が生きた証として引き換えられるものをやっぱり探すべきかな。
なんだか、わからなくなっちゃった…。
*映画の公式HPは→
こちら
シャッター・アイランド 4/9
ベン・キングスレー、マーク・ラファロ、そしてレオナルド・ディカプリオ。
この三人が顔を合わせたら、誰が誰を騙しても騙されても不思議じゃないです。
むしろ観る前からあれこれ考え過ぎて、やっぱりそうきたかーと思ったりして
「観ていない人に、内容を決して話さないでください。」と冒頭でお願いされているので
あらすじに触れるようなことは何も言えませんが。
ディカプリオ、相変わらず…いやいや、一層眉間のしわが深く刻まれていくような。
状況に追い詰められ過ぎて、苦悩して、痛痛しすぎて
観ているとどんどん可哀そうになってきます。
マーティン・スコセッシ監督と組むことが多いけど、
むしろ他の監督と組んで作っている映画の方が柊は好きな作品が多いです。
どーしてだろー。
結末を知った上で、もう一度最初から観返したら全く違う映画に見えてくるだろうな…と思います。
二度目を観るときの方がむしろ真剣になって観てしまうかもしれない。
演技がうまい人…というのはイコール“観客を騙す人”だとしみじみ思います。
レオナルド・ディカプリオの次回作、「インセプション」も面白そうで公開が楽しみです。
*映画の公式HPは→
こちら
第9地区 4/12
ここ何作か観た映画の中では最も衝撃的な映画でした。
衝撃的で…何だか怖い。
観ている間、体がずっと緊張して、すっかり強張ってしまいました。
*映画の公式HPは→
こちら
“21世紀版未知との遭遇”と誰が言い始めたのかはわかりませんが
納得するような、しないような…。
これが21世紀版なのだとしたら、現代はなんて暗澹とした時代なんだろうと思ったり。
人間が立場の悪い、弱いモノに対して持つ差別意識、行う暴力行為のなんて醜いことか。
観ているうちに自分がどの立場になって観ているのかわからなくなってきます。
予告編とか、前情報とか一切なく観ることが出来たらかなりびっくりできただろうな。
映画評論家の方とか、公開前にあまり内容に触れるようなことをテレビで語らないで欲しいし、
予告編以上の映像も流さないでもらいたいです。
それは決して宣伝じゃないと思います。
冒頭、非常に字幕が見づらいです。
手ぶれしまくりの画像、二手に、二段に分かれた字幕。
この感じは「クローバー・フィールド」に似ているかも・・と思いました。
これが終盤まで続いたら絶対酔うなあ…と観念しましたが、中盤慣れることが出来て良かった良かった。
PG-12指定かかってますが、柊的には結構グロくてR-指定でもおかしくない気がしました。
食事前には遠慮したいかな…。しっかり見てしまったけど。
観ているときは全然気にしなかったけれど、あらすじ的に突っ込みどころはいろいろあるかもしれません。
なんで○○○なんだろう、××しなかったんだろう…とか。
結末も意味深だし。
だけどこういう設定をまず念頭に置いて、脚本を展開させていくってすごいなあと思います。
先の展開がわからなくて心拍数上がりっぱなしだったし、結末を知りたいような知りたくないような複雑な気持ちに観客の心理を持っていくというのはなかなか出来ることではない気がします…。
二度観たいかと言われると躊躇します。
でも、一度観ただけでかなりインパクトを与えてくれる。
これはそういう映画でした。
アリス・イン・ワンダーランド 4/19
なんて個性的なキャラクター!そのぶつかりあいだろう…!
(その筆頭に挙げられるのは赤の女王のヘレナ・ボナム・カーターか、帽子屋のジョニー・デップか…?)
ティム・バートン風に脚色されたキャラクター達が台詞を話し、画面いっぱいに動いているのを観ているだけでわくわくしてきます。
強烈なキャラクター達の中にあってはアリスがごくごく普通の女の子に見えます。
でも、この普通さがなんとも魅力的、“19歳に成長したアリス”にぴったりのイメージなんですよね…。
「アバター」での経験から取り敢えず一回目は字幕・通常版で観ることにしました。
3Dという演出にだけ目を奪われるのは嫌だったし、何より字幕で観たかったし。
青虫の賢者、アブソレムの声を吹き替えているのはアラン・リックマン。
怪物ジャバウォッキーの声を吹き替えているのはクリストファー・リー。
ティム・バートン作品を観ている人なら思わずにんまりしてしまう声が出てきて
「ああ、やっぱり字幕が好きだー。」と柊は思いました。
赤の女王の「首をはねよ!」の台詞だって、ヘレナの声だからこそぎょっとする気がします。
物語はわかりやすく、落ち着くところに落ち着くのだけれど
この不思議世界は一見の価値あり…だと思います。
子供たちも観たい、と言っているのでそのときは3D版(出来ればこちらも字幕で)を
体験してみようかなーと思います。
*映画の公式HPは→
こちら
のだめカンタービレ最終楽章後編 4/19
楽しみにしていた後編です。
笑える場面も随所にあり。
だけど…のだめが真剣に音楽と向き合うことで「苦しい」と感じている姿を観るのは正直辛かったです。
「自由に楽しく弾いて、何が悪いんですか。」
柊もそう感じたし。
ちょっと前に藤谷治さんの『船に乗れ!』を読んで、音楽と向き合うことのしんどさ、
続けることの苦しさみたいなものをこれでもかーと考えさせられたばかりだったし。
それをそのまんま、のだめにも重ねて観てしまって…。
だけど音楽の力というものはすごいですね。
一度根づいてしまうと、それはもう本能と言ってもいいくらい。
聴こえてくると条件反射、ぴんと耳が、心が、そちらに傾いてしまう。
登場人物たちの心情を代弁するような、名曲の数々。
その選曲がなんというか、もうぴったり過ぎて感心してしまいます。
ベートーベンのピアノソナタ31番。
ショパンのピアノ協奏曲第一番。
マーラー、ラヴェル、ヴィヴァルディ、ブラームス…モーツァルト。
どれだけしんどいと思っていても、これらの曲を実際に耳で聴いてしまうと
自分の気持ちよりも曲の方に引寄せられてしまいます。
どんどん曲に集中していって、いつの間にか気持ちが掬いあげられてしまうんです。
原作とはちょっと違う形の、前向きなエンディングに、観ているこちらも元気づけられました。
これでラストなのかなーと思うとほんとに寂しいです。
映画を観に行く前に、登場するであろう楽曲を聴きこんでから出かけました。
ベートーベンのピアノソナタはバックハウスの演奏で。
ショパンのピアノ協奏曲はアルゲリッチのピアノ演奏で。
マーラーの交響曲第5番はバーンスタインの指揮で。
ベートーベンの交響曲第7番はクレンペラーの指揮で。
etc・・・
映画では(当り前だけど)これらの曲のごく一部しか演奏されません。
なんだかもったいないなあ…って気持ちになりました。
のだめのおかげでベートーベンの交響曲第7番はすごく有名になったけれど、
それでもこの曲の中で最も聞かせどころの葬送行進曲の部分は演奏されないし。
のだめ効果で、演奏されていない部分にも興味を持つ人が増えたら
それが一番素敵なことかもしれません…。
*映画の公式HPは→
こちら
タイタンの戦い 4/26
「人に神は必要か」という問いに自分ならなんて答えるだろう。
そもそも神と人間ってどういう関係にあるんだろう?
ギリシャ神話に登場する神々はとにかく人間臭い。
人間との違いって「力」を持つか否かなのかしら…というくらい人間ぽいですね。
通常版上映で観ましたけど、それでも戦闘シーンなどはなかなか迫力があって楽しめました。
…が、どうも登場人物たちに感情移入しにくい感じが…。
神を憎み、人間として生きようとする半神ペルセウス。
人間を軽んじ制裁を与えようとするものの、ペルセウスに味方するゼウス。
なーんかどっちつかずの、優柔不断な性格が似たもの親子かもしれん…なんて思いました。
ゼウスを演じたリーアム・ニーソン、ハデスを演じたレイフ・ファインズ。
似ているようで似ていない、二人の神の対決ぶりが観たくて映画館に足を運んだようなものです。
優柔不断なゼウスより、ハデスの方に肩入れして観ていたのだけど、そういうわけにもいくまいね…。
メデューサとの対決、ペガサスに乗ってアンドロメダ姫の救出に向かう場面など
馴染みある物語を迫力ある映像として観る事が出来るのは単純に楽しいです。
*映画の公式HPは→
こちら
ウルフマン 4/27
すごい、親子である。
ペニチオ・デル・トロとアンソニー・ホプキンスの顔合わせ。
物語が佳境に入ってくると、アンソニー・ホプキンスに代われる配役は考えられないことを実感する。
そこに立って存在し、相手をじっと見つめるだけでぞわりとした感覚が襲ってくるのは
過去にレクター博士を演じていたから、だけじゃないと思うんだけどやっぱり怖い。
演技派デル・トロと対峙して、彼を息子と呼び、手玉に取ってしまえる俳優なんてそうそういるものではないと思う。
対するデル・トロは紳士な役柄なのだけど、傷を負って以降はそうもいっていられない。
変身する場面もさることながら、殺戮シーンの凄まじさときたら言葉を失う。
おかげで何気ないシーンにもびくつくことになり…
月の光が人体に影響を及ぼす、その光が人を獣に変えるという発想は
一見ロマンチックなものに思えて好きなのだけど、いやはや実態は血腥い。
それでも「月」というモチーフにはどういうわけか心惹かれてしまうのですよね。
不思議です。
ヒロイン、グエンを演じたエミリー・プラント、警部を演じたヒューゴ・ウィービングも主役二人に負けない好演でした。
狼男…幾度となく映画化されているのだけど、それだけ魅力ある題材ということなんだろうな~。
いやいや、しかし凄まじかったです。
*映画の公式HPは→
こちら
パリより愛をこめて 5/17
「この映画中だけで、トラボルタ演じるワックスは何人撃ち殺しちゃっているんだろう…。」
と、思わず最初から観返してカウントしたくなる衝動に駆られます。
冗談はさておき。
久々に途中で飽きさせない、サスペンス・アクションものを観たなあ!って思いました。
大抵は銃撃戦が続くと感覚が麻痺してきちゃって、
物語から気持ちが離れてしまったりするのですが、この映画の場合は
悪役すれすれのトラボルタの破天荒ぶりがジョナサン・リース・マイヤーズ演じる見習い捜査官の
通常人としての感覚をどんどん鈍化、もしくは破壊していく過程に飽きさせないものがありました。
トラボルタのこういう役回り、凄みとコミカルな感じがいい具合にブレンドされていて好きだなあ。
アクションシーンとの緩急のつけ方とか、観る側の緊張感を持続させる話の運び方など
良かったなあ!面白かったなあ!と思います。
難を言えば、真相が明らかになった後、一応の決着はつけられるものの、
犯人の思想というか犯行理由というか、はっきり提示されなかったことで
何だかうやむやにされてしまったような印象が残ってしまいました。
…それとも柊の読みが浅いだけで、そこまで追求しなくてもいいものなのかしらん。
パリが舞台ということで、観光気分で観られるか?なんていうふうにも期待してましたが
展開が早く、主役コンビを追いかけるのに必死でそれどころではなかったです。(笑)
このコンビはなんだかまた別の事件で観てみたい気もします~☆
*映画の公式HPは→
こちら
これからこの映画をご覧になられる方は、公式HPのトリビアを読んでから観に行くのがお薦め。
知ってから観に行くと、より映画を楽しめるかもしれません
但し!映画好きを自負する人は読まずに行くのがお薦め。
自分で気がついて「ふっふっふ。」とほくそ笑むことが出来たら◎です。
劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル
小ネタ満載でゆる~く楽しませてもらいました。
5/15(土)に放映された新作スペシャル2を観たばかりだったので、
微妙なお話の繋がり具合なども楽しめました♪
惜しむらくは、たくさんの看板の数々に書かれていた文字のすべてを
読み切れなかったこと。
画面の展開が早過ぎる~。
きっとあそこには何か面白いことが書かれていたに違いないのに(>_<)!
初期のドラマ版とか、懐かしさで観返したくなりました。
トリックのシリーズが始まってから10年が経過するなんてびっくり。
年月が経つのは早いなあ…。
自分も年を取るわけだ。ははは。
*映画の公式HPは→
こちら
アイガー北壁 5/24
山好きの夫に誘われて観に行きました。これは…ドイツ版「剱岳~点の記」ですね。
実話ということが映画を重く、苦いものにしているとしても…言葉を失ってしまいます。
そもそも…柊は登山に対してあまりいい印象を持っていないのです。
そういった先入観も左右しているかもしれません。
登山家が少なからず放つ征服欲のようなものに反発を覚えてしまうのです。
「初登頂」という言葉を聞くと、聖なる場所が汚されたような印象を抱いてしまうのです。
命を危険にさらして、家族やいろんな人に心配や迷惑をかけてまで登る価値が
山にあるとは思えません。
万が一遭難して、救助隊の人の命まで危険にさらしてしまうようなことになったら?
そんな行為は馬鹿げているとまで思います。
言い過ぎたかも知れません。
登山をする人すべてがそういう考え方で登っているわけはないかもしれないけど。
それでも、どんな山だろうと登る前から安全が保障されている山なんてものはありません。
山を登っている間…誰かを心配させているとしたら。
柊はそんな行為を容認することはとても出来そうにないです。
そんな心配の前では、地上から眺めるどんな美しい場所も禍々しいものに感じられます。
この映画を観てそんなことばかり感じてしまう自分は了見も、心も狭い人間なんでしょうか。
映画を観て泣いている人もいたけれど、柊は怒りの方が先立ってしまってとてもそんな余裕ありませんでした。
*映画の公式HPは→
こちら
アマデウス 午前10時の映画祭
受賞履歴:アカデミー賞作品賞/アカデミー賞監督賞/アカデミー賞主演男優賞/アカデミー賞美術賞/アカデミー賞衣装デザイン賞/アカデミー賞メイクアップ賞/アカデミー賞原案賞/アカデミー賞音響賞
“凡庸なる人々の守り神…サリエリ”かあ…。
神に愛されても、愛されなくても、幸せからは縁遠い気がする。
モーツァルトの才能に嫉妬し、絶望するサリエリの姿に同情することは出来ても、
記憶に残るのは彼の音楽ではない…。なんて残酷な事実だろう。
・・・なーんて、自分だって達観していられる身分では全然ないのだ。
私だってこの世に生まれてきても何一つ遺せず忘れられていく凡庸なる人々の一人。
自分が死んだ後にも、モーツァルトの音楽はたくさんの人に演奏され、聴かれ、愛されていくんだろう。
サリエリのように、才能を見抜く力さえ与えられていないからその事実に打ちのめされないだけだ。
けれど、モーツァルトの印象的な旋律を聴いていると、そんな瑣末なことなどどうでもよいものに感じられてきちゃうんだよね。
嫉妬も、絶望も、生活の疲労感も、けして消え去るわけじゃないけれど…。
モーツァルトの音楽はまさしく天から降ってくる恩恵そのもので、ただただ慰められる気がするのです。
(例えばこれがベートーヴェンならそうはいかない。ベートーヴェンは神より人に寄り添って音楽を生み出した人だと思うから。)
サリエリとモーツァルト、二人を対比させてそれぞれの苦悩を描き出したところ、この映画はほんとに素晴らしい。
サリエリの抱く悲哀感はある意味わかりやすいものだけれど、
モーツァルトだって「神に愛された」と言えば聞こえはいいけど音楽以外の面では、生活が破綻していた。
どちらが…というんじゃなくて。
映画の終盤~ラストシーンにかけての映像はレクイエムの旋律とあいまって
非常に印象的なのだけど、サリエリが「無慈悲な神…」と神父を罵る場面での
ぞっとするような表情は映画全体を象徴している気がする…。
サリエリに音楽の才能を与えなかった…というだけじゃなく、
モーツァルトの存在すら、音楽を生み出す道具としてしか扱わない、そんな非情さ。
それでも、そんなすべての思惑をかけ離れ、音楽だけはただ美しくて。
この映画をはじめて見たときは「え、モーツァルトってこんな人!?」という奇人ぶりが
異様に印象に残ったのしか覚えてなくて(笑)
サリエリの苦悩なんて眼中になく、もちろん理解もできなかった。
こうして映画を観返してみて、当時なにも映画から汲み取ることが出来なかった自分すら
振り返ることが出来て…なんか映画館に足を運んで良かったなあと思います。
自分の中に起きた変化なんて普段そんなに意識することないと思う。
「アマデウス」、これもまた名画の一つだなあと改めて実感しました。
いつか、これを越えるようなモーツァルトの映画が作られることがあるんだろうか。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
連載小説を書いてみようv
白い沈黙
(2024-11-29 21:00:11)
アニメ!!
【中古】 幻魔大戦(Blu-ray…
(2024-11-14 14:54:38)
本日の1冊
読んだ本(和田秀樹)・・その百九
(2024-11-30 21:43:45)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: