読書日和 ~Topo di biblioteca~

読書日和 ~Topo di biblioteca~

2005.10.04
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登場人物一人一人が妙に個性的、かつ印象深いのでした。

ここを基点にして、一人一人を主人公に据えたサイドストーリーが綴られても
おかしくないくらいです。
脇役と呼んじゃうには、ちょっと勿体無いような存在感があって。
登場人物たちが魅力的だとそれだけでお話が生きてくるような気がするなあ。

メゾン・ド・ヒミコが買い取られたばかりの頃のお話、とか
ルビイさんや政木さんの半世紀とか、
山崎さんが手芸や洋裁と出会ったきっかけとか

女ったらしの細川専務はいずれ女で痛い目にあうだろう、とか。(←これは柊の想像)
そういうお話があっても面白いと思う。
その人をもっと知りたいなあ…と思うのはちょっと素敵なことではないでしょうか。

末期癌に冒されている卑弥呼とその恋人の春彦。
母親と自分を捨てた父親、卑弥呼を憎んでいる沙織。

この三人が中心になって物語が進んでいくのですが、
卑弥呼を演じる田中さんの存在感がすごい。
ひとこと、台詞を話すたびに思わずこちらが固唾を呑んでしまう。
何だか見ていてぞくぞくしました。

春彦を演じるのはオダギリジョーさん。
美形でもって同性愛者というのはとても少女漫画っぽい設定だなあ(笑)

ぼそぼそ…とした話し方で優男、かと思うと凄んだ様子がぎょっとするほど
おっかなくって、男が惚れちゃうのも当然か、という気がするわ。

沙織を演じる柴咲コウさんは終始ブスーっとしてて睨む目が怖い…。
この目は何処かで観たぞ。うーん、「あ、バトルロワイヤルだ!」
肩の力の入り具合とか、素直になれないところ、寂しがり屋のところ。

祈ってます。

犬童一心監督作品。
先日「ジョゼと虎と魚たち」を観たけれど、柊は「メゾン・ド・ヒミコ」の方が
好きだな。


   *「メゾン・ド・ヒミコ」公式HPは→ こちら


こちらでは10・15から公開の 「スクラップ・ヘブン」 の予告編を観ました。
栗山千明さんが出ているので観に行きたい…と思ってたら
こちらにもオダギリ・ジョーさんが出てるのね。

映画を観る、といえば“洋画”だった柊ですが、
今年は結構邦画も観に行ってる気がします







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最終更新日  2005.10.04 18:17:47
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