hikaliの部屋

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March 31, 2006
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 ちょうどテーマソングの切り替え時期。
 一年近くエンディングテーマとして流れ、ずっと聞いていただけに、すでに知り尽くしていた気がしていた。
 テレビ局の、しかもメイン番組の編集陣が、全力を投じただろう感動的なクリップに仕上がっており、さまざまなニュースの映像を大胆に組み合わせて展開される「明日」に鳥肌が立った。
 公正さという意味では報道ステーションよりはお堅いイメージのワールド・ビジネス・サテライトだが、一つの方向性にメッセージを集約させ、爆発させようとした場合のパンチ力を、いまさらながらに思い知らされ、わたしは自分が聞いているようで聞いていなかった「明日」のメッセージに滅多打ちにされてしまった。
 相棒と、ああ、いい曲だったんだね、だなんてあ然と感想を言った。
 聞いていたようで、聞いていない。
 歳をとって再読をしたさいに、また新しい何かを発見するのにこれは似ているのかも知れない。

 こんなことを書いているのは、槇原敬之のライブアルバム、cELEBRATION 2005 ~Heart Beat~を聞いていたから。

 例えば「今年の冬」。かみしめるように歌う声に心が動く。
 例えば「Answer」。こんなにピアノが美しい曲だったかとびっくりする。
 例えば「LOVE LETTER」。温かみのある声で歌うことで、郷愁がぐっとくる。
 例えば「君は僕の宝物」。さびで爆発する。
 ああ、そうかと気づいて、納得する。
 うまくなったんだね、マッキー。

 NTTのCMで「遠く遠く」が流れる。
 これまでシングルにもなっていなかった、古い名曲だ。
 どこかのニュースで、若いタレントがびっくりしたように「好きな曲」と言っていたのを聞いて、リアルタイムで聞き続けたファンとしては感慨深い気持ちになる。

 Wikipediaで調べると、
 2006年3月 「LIFE IN DOWNTOWN」で、アルバム総売上枚数が井上陽水を抜き、男性ソロ歴代1位となる。

 そうか、そんなになったのか。
 へたくそで、危なっかしくて、ドラッグで執行猶予付きの有罪になって、友人とその直前に出されたアルバム「Cicada」をドラッグソングスと呼んで、そのデキのすばらしさを冗談半分に笑って、その中の傑作「青春」は痛切な悲鳴に胸が痛くなったし、一番好きな「SELF PORTRAIT」の中の一番好きな曲「SELF PORTRAIT」はまだ好きだという人に出会ったことがない。
 この感慨は、聞き続けた人間だけの特権か。

 うーん。
 シングル化してない名曲中心のライブだったら聴きにいくのになあ。

って、われながらマニアックだ・・・。

 こんなことを書いている最中、明日が入った小田和正のアルバムが売っていることを知る。
 うーん、買いかなあ・・・。





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Last updated  March 31, 2006 02:52:40 PM
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まなかなまなかな@ Re: 三井アウトレットパーク入間へ行ってきた。(01/18) 蘊蓄野郎だな!うざい。
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