手足が不自由で電動車いすを使う
香川県の公立中3年の男子生徒(15)が、
設備面などを理由に入学を断られた
県内の私立高を腕試し
で受験する際、
交渉に当たった中学校長から
「合格しても入学しない」との
確約を求められていたことが30日、
分かった。
生徒と保護者
は約束の上で1月に受験し、
合格通知
を受け取った。
その後、公立高に合格した。
3/30 共同通信
より
ウチでも似たようなケースがあった。
10数年前のこと。
記事中では「改正障害者差別解消法」の
記載があるが、当時は施行されていない。
小学生のころから車いすで
ウチに通っている生徒がいた。
中3になり
秋に熊本市内の私立高校による
合同入試説明会に参加した。
その会で受験希望の
A高校 (イニシャルではない)
の
生徒募集の先生と
役職の先生と話す機会があった。
保護者の方が受験希望と
車いすでの通学の可否を確認したところ
「任せてください」との返答があった。
「屈強な先生が揃っています」
とまで言われた。
これで塾・保護者ともに
受験校確定とした。
11月の塾の面談で
私立受験校・公立受験校を決めて
中学校の面談に臨んだ。
中学校の面談で
私立はA高校の受験を希望したところ
中学校がA高校に確認の連絡をした。
その結果
「受験は可能。合否も出す。
しかし入学は不可。」
との返答だった。
その当時A高校は
バリアフリーに
対応していなかったのだろう。
そこでA高校の受験は止めて
他の私立高校で受け入れ可能な
高校を探すことになった。
結局、車いすの受け入れ可能な
私立T高校
を受験して合格し
本命の 公立H高校
に合格して
H高校に進学することになった。
(T高校・H高校ともにイニシャル)
当時はH高校も校舎改修前で
バリアフリー対応ではなかったが
合格決定から入学までに
当該生徒のために急遽エレベーターを
設置してくれた。
驚くほどお役所の仕事が早かった!
私立高校が車椅子の生徒を
受け入れることができないのは
理解できる。
バリアフリー化の工事は
時間的にも経済的にも難しい。
ウチの塾だって
当時は移転前の平屋だったから
受け入れできた。
二階建ての今ではムリ。
ウチのケースではただ一点
説明会で安易に「任せてください」
と言ったことが問題。
せめてその場で責任者に確認して
返答して欲しかった。
こちらも、保護者も
どこの高校が受け入れてくれるのかを
知りたくて説明会に参加している。
私立高校の生徒募集の一例だろう。
今ではA高校も
バリアフリー対応になっている。
ひかりゼミHPは
こちら
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