優しすぎるあなたへ そんなあなたしか入れない空手道場があります

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空手日記!空手サークルを開始



久々に福岡時代の空手日記を読み返す。
思い出が(って、そんなにこっちへきて時間が経過した訳でもないのですが)蘇って来、爆笑と哀愁が入り乱れる。
福岡道場の最強の太陽君に「堀さん、もう帰ってこないんではないですか?」と言われ、どきっとなる。
実は、読書のすすめの偉大なる清水店長に闇語りで言われたことがある。
「空手の世界を変えるなんて言ってるけど、いずれは九州にけえるってかい!そんなことで、成功するわけねえだろう!」
ガビーンとキョトンである。
実際、図星である。
清水店長が言いたかったことは、その江戸川区篠崎で始めるにあたって、そこに骨をうずめるくらいの気持ちで始めなければ、誰もサークルには入らない。そんな中途半端では、自分よがりのサークルで終わってしまうぞ。
そして、福岡には帰らないって決心した時に、初めて帰ることができる道が開けるのさ。ってことなのである。

この話は、読書のすすめの有名な闇語りでしてくれたのだが、最初はめちゃくちゃ落ち込んだものの、時間が経過するにつれ、「清水店長はなんてすごい方なんだ」と思わずにはいられない。
そのお話は、清水店長がかなり飲んでからのお話だったのだが、あまりにも筋が通ってるし、昨日そのことを言われたと店長に言うと「堀さん、ごめんよ、愛してる人にはつい、きつい口調になっちまって」と、まあ、名誉な言葉を頂いたものだ。

そして・・・・・
「よし、骨をうずめるくらい・・・の覚悟で頑張るぞ!!!」って決心したら、不思議も不思議。
背水の陣は大袈裟だが、気持ちが落ち着いてきた。
そういえば、昨日の講演会で、まあくんがすごいことを言っていた。
「心はコロコロ変わるからココロというんです、しかし、心の漢字にこのくさびを打ち込むと、これ何て読みますか?必ですよね。揺らぐ心が、必ずになる」
そう、私がこちらで骨を埋める覚悟でやれば、必ず成功するのである。

そして、8月21日から伝説の空手サークルが始まる。
「人の出した渦に巻き込まれるのも、悪いとは言わねえ、でも男なら、自分で渦を巻いて巻いて、巻き込むくらいでなきゃいけねえぜ!」
清水店長の言葉である。

空手の根幹である、強さを、あまり持っていない私なのに、どうしてこんなにワクワクするのだろう?
答えは簡単。
空手から得るものはそれはそれは大きいのだ。
その宝は人それぞれ違うだろうが、私はこの4年間で、塾長を初めとした、最高の友人を数十人も得たのである。
こと空手を通じた出会いには信じられない奇跡がある。

実は柔道を世界的に統一したのは、たいそう弱かった人らしい・・・

その人に私がなってしまう・・かも・・・・しれない。

2005/8/21

始まった。
空手のサークル。

実は朝からショックなことがあり、めしが喉を通らない・・・
私が食欲を減退するのは、年に一回あるかないか・・
風邪などの病気になった時だけ。
今日は違う。
健康。

しかし、食事をしないことで、体が軽く感じる。

さて、今日は、空手サークルの初練習日。

お昼を過ぎる頃から、緊張が高まってくる。

会場には息子と二人、なんと一時間半も前から行く。

緊張は吐き気へ変わって行く。

そして、17時を少し過ぎた頃、一人目の同士が。

いっせきつよしさん

が来てくれた。

いっせきさんとは、ブログを通じて知り合い、年齢もほぼ同じで、元プロボクサーという、格闘技で一流の方。

初めて会ったはずなのに、まったくそれが、感じられない。

恐らく・・・・(謎)

どうも私は、強い格闘家と縁があるようで、これは完全に意味を感じる。

そして、読書のすすめ、読書普及協会関係者が、続々と集まり、結局、私と息子を入れて、10名での初練習となりました。

中には、一人、女性もきてくださり、これは特に嬉しかった。

福岡での泰成塾の始まりにも、K島さんがいて、今も彼女は塾の女神みたいになっている。

これも不思議としかいいようがない。

連れてきてくれた、G宮司さんありがとうございます。

同じソーストレーナーのN木さんの薄着を見てびっくり。

すごいんです!

着やせって本当にあるんですね。

正拳突きを手のひらで受ければ、もう重いのなんの。

一緒にダイエットを固く約束した h小屋さん は、自分のお店の繁盛日を店休してまで駆けつけてくれた。

40代前半だが、意外に身体の柔軟性が高いのに、驚かされた。

柔軟性は、私に言わせれば、最も大切な要素だ。

せっかく強くなれるのに、 h小屋さん は、土日は来れないんだろうなあ・・・・

圧巻は、読書普及協会、千葉支部の福支部長、N塚さん。
その優しそうな笑顔から、まさか、こんなことが・・・・・

ものすごい回し蹴りである。

キックミットを持ったものしか分らない、感触。

空手は初めてだとおっしゃっていたが、その謎はすぐ明らかに。

そして、超イケメンの いたるさん
にはことあるごとに、お手伝いをして頂く。

経験者は、心強いなあ。

読書のすすめ、清水店長の最新刊「自分の力で歩いてみなよ」の冒頭部分に登場する、北海道から泊り込みで、読すめで修行中の、大地君も参加。

見渡すと、ものすごいメンバーではなかろうか。

今日感じたのは、「人間にはものすごい力があるんだ!」ということ。

私は楽しかったが、皆はどうだっただろう?

ただ、福岡の坂口塾長の大変さが、身に染みてよくわかった今日であった。

ナンバー2とナンバーワン(やおもて)では、雲泥の差なのだ。

練習の最後に、24式太極拳をやっていたら、あれ?N塚さん、私の動きを見ずに、どんどんやっておられる。

聞けば、マスターされているという。

だから、下半身が強く、あの回し蹴りの強さなのだ。

練習を終え、篠崎駅に向かえば、携帯の着信の窓には、清水店長の文字。

「どうだったんでい、今日は?」と、かけてきてくれたのだ。

「よかですばい!」とまったく不自然な九州弁を交えながら、熊本の阿蘇から、わざわざかけてくれたのである。

うーん、参りました。

感謝です。

また、アメリカに一年間武者修行に行かれる、 いたるさん
からは、キックミトを寄贈してもらう。

そうそう、 いっせきつよしさん は、キックミットを持ってきてくれるは、撮影はしてくれるは、私の思い通りに教えてくれるは、ちょっと参りましたぜ。

福岡の坂口塾長からも電話を頂き、今日のことを話せば、其の魅力的な人を引き付けてるのは、私の人間力だと、誉めてくれる。

しかあし、その審判は、来週以降である。

今日の練習でこけていれば、息子と二人での練習になるでありましょう。

出来れば、空手着を着て、やりたいものです・・・

2005/8/27 空手サークル第二日目

実は朝からテンションが低い。
「初日は、義理で来てくれた部分もあるはずだ。今日はゼロかも。いや、それでもいい。息子と二人でやれるだけでもいいんだ」と、落ち込みながら、強気になりながら現場へ向かう。

今日の練習は10時から12時。

9時48分の段階で誰も来ず、練習場の受付の女性が部屋の鍵を持ってきてくれた瞬間、見たことのあるお顔が。

そう、私が飛び込みで講演させて頂いた時に、やはり飛び込みで講演されてた、w辺さんという方。

続き、脅威の回し蹴り、N塚さん、そして、磯川大地君。
さらに、なんと清水店長!!!!!!、長男の色男、大志君と、結局、結構な人数になってしまった。

清水店長は、体調不良のため、監督という名目で気合係を担当。
最初の準備体操から激が飛び、これは助かった。

私も実は、皆には声を出して頂きたいのだが、言いにくいところもあって、それをカリスマ清水店長が代行してくれると、すぐに浸透する。

しかし、清水店長ほどの大物が来て下さるとは、まったく恐縮の極みである。
身体もきつく、仕事もあるのに、私を応援してくださる気持ち一つできてくれたのだ。
まったく、ありがとうございます!!!感謝!!!

基本練習も福岡と同じ分量をこなす。

初歩の初歩の型を一つだけやり、ミットキック。
やはり、皆男の子、ここで目の色が変わる。

そしてN塚さんの強い蹴り、何が違うのかって、重さが違うのだ。

キックミットは素人目には分りにくい部分があって、ミットにヒットする「パチーン」という音が大きいほどすごそうだが、実はそうじゃないんです。
重さは音には現れません。

よく試合観戦で、「何であんなスローな蹴りで倒れるの?」と聞かれるが、これは蹴りを受けたものしか分りません。

「ドスッ!」が一番きくんです。

しかし、今日は二回目とあってか、磯川大地君の蹴りの進歩に驚いた。
彼の場合は16歳という若さもあるのだろうが、早くて、重い。そして軌道がとてもきれいなのだ。

大志君なんて、まずうらやましいのがその容姿と手足の長さ。
前から見てると、ブルースリーにも見える。

このような皆の動きを観察するのが至極楽しい。

そして当てないスパーリングをやったのですが、やはこれでは不完全燃焼もいいところ。はやくスネガードや、グローブを何とかしたい。しかし、このサークルが安定して続くか分らないし、また保険加入の問題もあるし、胴着も着せたいし、そろそろそのへんも準備していかないと・・

さて、今日初参加のW辺さん、通称つけちゃんさんが言ってくれた言葉が嬉しかった。

「何かこうすっきりしますね。声を出したせいですかね。テンションも上がるし、空手っていいものですね」
うーん、つけちゃんありがとう。
このような言葉を頂くと、最高に嬉しくなります。





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