第二十六停車：アップ・ザ・ライナー
第二十六停車：アップ・ザ・ライナー４体のディノジンに体を４日間貸したリュウタもボロボロ。
レックスの助けを借り、ゆっくり休んでいたリュウタ
数日後、リュウタはディノライナーに乗車してくる。
マルム「もう大丈夫・・・なの？」
リュウタ「あ、うん。大丈夫。あれから結構時間たったし・・。」
ピピピッ！！
ガブ「ディノジンだ！！」
マルム「えっ、リュウタ大丈夫なの！？その体じゃ難しいんじゃない？」
エース「だったらレックスに任せるしかないねぇ、残念ながら。」
リュウタ「いや、僕もいくよ・・・、レックスだけには任せられない・・・。」
だがリュウタは倒れる。
まだ歩けるのもやっとなぐらいなリュウタが戦えないと思ったマルムは寝台車に運ぶ。
エース「やっぱり先輩達がやりすぎたんじゃないのぉ？僕が入ったときにはけっこう動きが固かったから」
ガブ「いや、あれだろ。竜が無駄に何時間も踊ったり、爪が無駄に道場破りしたからだろ。」
クロウ「そういうガブも無駄に不良を殴ったりしてたじゃないか。」
ドゴンドゴン！！
レックス「見つけたぞ、ディノジン！！」
レックスがディノジンを見つける、デルタドロメウスに似たデルタディノジンだ。
デルタ「なんだ、竜王じゃないにか」
レックス「竜王はこない、俺一人で十分だ。変身。」
ボクサーフォーム
バッ！
ゴォオン
バキィイッ！！
レイノス「ぐぁあっ！！」
ドシャッ
レイノス「お前っ、変身中に攻撃するなんて卑怯だぞっ！」」
デルタ「卑怯は得意なのさ～。」
レイノス「このやろっ！！」
バキッ
ディノライナー寝台車―
ベッドでゆっくりするリュウタだがやはりレックスの事がきになる。
そこにリアスが現われ、一つのコーヒーを持ってくる。
リアス「これを飲んで温まりなさい。」
リアスがリュウタにコーヒーを渡す。マルムはそのコーヒーを除いてリアスに一言言った。
マルム「・・・・毎度毎度言うけどこれ何？」
リアス「疲れたときにはすっぱいものを、いろいろ入れてみたわ。」
マルム「いや、・・・今回はさすがにやめたほうが・・・。」
するとリュウタはリアスのコーヒーを一気に飲む。
マルム「ちょっと、リュウタ！！」
全てを飲んだ、リュウタ。しかし何が起こったのかリュウタは突然元気になった。
リュウタ「・・・うん、いける！ちょっと変な味だけど・・・。」
シューッ
ガブが部屋に入ってくる
ガブ「よぉ、元気になったようじゃねぇか。早速いくか？」
リュウタ「うん、いこうガブ。」
リュウタがベッドから出る。
しかしマルムが引き止める。
マルム「駄目よ！まだ寝てなきゃ・・・。」
リュウタ「寝てるわけにはいかない、レックスが一人で戦ってるんだ。せめて僕がサポートに回らないと・・・・。」
リュウタは寝台車を出る。それでもマルムは心配する。
リアス「大丈夫、あのコーヒーはいままでの中で最高傑作だから。」
マルム「そのセリフ、多分３４２回は聞いた。」
バキィッ！
レイノス「くそっ！不意打ちばかりしがやって！」
デルタ「反応遅いぜ～！」
シュッ、バチン！
レイノス「こうなったら・・・。」
レイノスはディノホルダーを取り出す、それを見たデルタディノジンは風攻撃でディノホルダーを弾き飛ばす。
ブワァアッ！！
レイノス「ッ、ディノホルダーが！」
デルタ「必殺技は、やせんぞー。」
レイノス「くっ、はじかれたアレをとりにいく間にやられるか逃げられるか・・・だな。」
ガキイイン！！
デルタ「ぐああっ！」
レイノス「ッ！？」
デルタディノジンに不意打ち。攻撃したのは竜王だった。
竜王エレクト「何やってんだ、武器ぐらいしっかり握っとけ！」
竜王はレイノスのディノホルダーを拾い、レイノスに投げる。
パシッ
レイノス「お前・・、もう大丈夫なのか！？」
竜王エレクト「あぁん？何がだよ。」
レイノス「その・・・、体だよ。」
竜王エレクト「あぁ、もう大丈夫だ。全然ピンピンしてるぜリュウタは！」
デルタ「このやろぉ、不意打ちしやがって、きたねーぞ！」
レイノス「お前がいえたことじゃないだろが。いくぞっ！」
竜王エレクト「よしきたぁ！！」
レイノスと竜王の連携攻撃。
確実にダメージを与えていく。
デルタディノジンが弱ってきたところで、竜王はデルタディノジンの動きを封じるため連続切りをする。
ガキンガキンッ！！
竜王エレクト「今だぁきやがれぇえ！！」
レイノス「よしっ！」
フルチャージ
レイノスはデルタディノジンに向かって走り出す。
それを見た竜王はデルタディノジンから離れる。
レイノス「はぁああああ！！！」
デルタ「いっ！！！」
レイノス「クエイクヒート！！」
ドッ、ゴォオオオオオ！！！
デルタ「ああぁあああ！！！」
ボゴォオオオオン！！！
竜王エレクト「いいとこ持ってかれるのはあんま好きじゃねぇが、まっ仕方ねぇな。」
コォオオ
レイノス「いや、まだだ！！」
爆風に光があつまる。するとデルタディノジンがギガノトンとして復活した。
ィギャアアオオオ！！！
竜王エレクト「次は俺がやらせてもらうぜ。・・・ッ！！？」
するとデルタディノジンの周りにいくつもの光が現われた。
光からはいままで倒したディノジンがギガノトンとなった。
エイニオ・アロ・ネオヴ・サウロ・オウラノ・ゴルゴ・スコミ・ユタ・アンキロ・サルタ・ケントロ・アルティ・カルカロ・ダスプレト・イグアノ・アリオ・タルキアが出現した。
ゴォオオオオ！！！
レイノス「なんだって今まで倒したやつらが・・・・。」
竜王エレクト「ちっ、仕方ねぇ。」
竜王からガブが離れる。
すると青・緑の光とともにガブ達が竜王の前に現出した。
バシュン
竜王「ガブ？」
ガブ「おい、リュウタ。この間のアレやんぞ！」
竜王「えっ、でも相手は１７体だよ！ガブ達だけじゃ・・・。」
エース「かといって、ディノライナーだけだ対応しきれないでしょ。以前３体出た時だっておされてたし・・・。」
『その点なら大丈夫です。』
竜王「えっ？」
突然どこからか声をする。声のもとはディノホルダーからだった。
ディノホルダーの画面を見ると、そこには剣竜の姿が写っていた。
竜王「父さん、大丈夫って？」
キィン、コォオオオン！！！
異空間からディノライナーオウジャ・オニシロ・コリュウが走ってくる。
竜王「あっ。」
それを見たギガノトンが一斉攻撃をする。
全弾ディノライナーに命中した。
ドゴォオオン！！！
竜王「あぁっ！！！」
エース「大丈夫じゃないでしょ、アレぇ」
しかし爆風の中からディノライナーが無傷で走ってくる。
レイノス「あれは・・・。」
パラパラ「すごーい、傷ついてないよ！」
すると各列車の前にそれぞれを象徴する雷・風・草のゲートらしきものが現われた。
各列車がそのゲートを通過すると、見るうちに姿が変わっていく。
各列車はそれぞれの力、雷・風・草をまとって走行する。
ゴォオオオ！！
竜王「なんなの・・、あれ。」
剣竜『以前ターミナルで修理してもらった際に、パワーアップも頼んでおきました。もう以前のように壊れる事など、ありえませんねぇ。』
ゴォオオオオ！！
竜王「よしっ！」
エレクトリックフォーム
竜王がエレクトリックフォームに変身する。
ガブが竜王の中に入る。
竜王は新しくなったディノライナー、ライオウに乗る。
バッ！
竜王エレクト「なんかおもしれぇな、コレ。一斉放射だ！！！」
カチッ
竜王がボタンを押す。
するとディノライナーフウリュウ・ソウキョウと連結する。
連結後、各ディノライナーからメインとなる攻撃が始まる。
ソウキョウからはパラサウロロフスのような竜が飛び出し破壊光線を
フウリュウからはカルノタウルスの尻尾のような刃が飛び出し、ソニックブームを
ライオウからは雷のような砲撃を
ギガノトン軍団はディノライナーの攻撃を受け、次々と爆発していく。
ドゴォオオオ、ボガァアン！！！
やられっぱなしのギガノトン軍団も反撃をする。
しかし雷・風・草のオーラで全ての攻撃を防がれてしまう。
ドゴォオオオン！！！
最後に虹色の光をまとったディノライナーがギガノトンに突撃していく。
ゴォオオオオ
ズッ、ドギャアアアアアア！！！
グドォオオン
コォオオン！
ディノライナーは全てのギガノトンを破壊し、再び異空間に戻る。
エース・パラパラも光となり異空間へ消える。
パシュンッ！
レイノスは変身をとく。
後ろからレイライナーが走ってくる。
ゴォオオオ
ナグルスが降りてくる。
ナグルス「レックス。」
レックス「また進化したな・・・、さすが竜王だ。」
レックスはディノホルダーを片手に、ディノゲージを見る。
レックス「あと一体・・・あと一体倒せば・・・、ゲージがたまる。」
ナグルス「そういえばゲージの事、古代には話してないけど、いいのか？」
レックス「アイツには教えられない、教えたとしたらあいつは、反対するからな。」
ディノライナー食堂車―
リュウタ「驚いた・・・、まさかディノライナーまでパワーアップしてるなんて。」
剣竜「ガブ君たちがパワーアップしたのに合わせて、ディノライナーのパワーアップをするよう駅長に頼んでありましたから、まぁ少し遅れましたけどねぇ。」
ガブ「この先どんなギガノトンが出てきても大丈夫ってわけだな。」
エース「その分、僕達の生体化の出番もなくなるってわけだね。」
パラパラ「えー、そんなのやだよー、もっとやりたいのに！」
ガブ「お前いつもそればっかだな・・・。」
続く
次回予告
リュウタ「恐竜を全く知らない人でもなんであんな細かい種類のディノジンが出てくるのかな？ほら、僕はいろいろな恐竜しってるからカルノタウルスやパラサウロロフス、テリジノサウルスとかイメージしたけど」
エース「それに関しては僕も少しひっかかってたところがあるんだよね。」
ガブ「ほんとかよ！」
レックス「仕方ない、俺一人でやる！変身。」
第二十七停車：彗参、風林火山
「変身。」
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