オリオンの群れ

オリオンの群れ

2012.05.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


ぼくは世界の果てからやって来て、小さな縄張りを創る。

ぼくの縄張りの子分は猫、それから久美子ちゃんが仲間。

2丁目の外は外国と言って、怖い人がいる。

ぼくの縄張りの境目はお母さんと買い物に行く商店街。

ぼくはお店でQBBチーズを買ってもらってかじりながら想った。

お母さんのお腹が世界の始まりで世界の終りかも知れないって・・・

ぼくは怖くなってお母さんのエプロンをつかむ。

ひろ、歩けないわよ、どうしたの?

ぼくはへへって笑って、お母さんを安心させる。

私はそんな小さな幼い世界を思い返す。

今、世界は想像できるだけあることを知る。

感情と論理は寄り添いながら、既知と未知との間の旅を私にさせる。

君の乳房に唇を這わせると髭がくすぐったいと君は色っぽい。

差し込む日差しにタバコの煙は浮かんで、午後の気配を漂わせる。

君のお腹に耳を付けると世界の音がした。


http://www.youtube.com/watch?v=TRiVf8BJwE4&feature=fvwrel






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.01 13:02:25
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

遠野友之

遠野友之

Calendar

Favorite Blog

ザ・ノンフィクショ… nontitle08さん

りとるはぴねす 美冬2717さん
白雲の旅人 プーさん0870さん
★ 真夜中の独り言 ★ LAME39さん

Comments

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: