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たなか、恋愛小説に挑戦。
長かった高校生活もあっという間に終わり、
僕達は今旅立とうとしている。
卒業だ。
この3年間、いろんなことがあった。
野球部ではずっと補欠だったけど、
最後の試合ではヒットを一本打つことができた。
あんまりいい当たりじゃなかったけど、
でもはじめて打ったヒット。
一塁まで必死になって走って、
駆け抜けたベースの感触は
僕の中で一生の宝物になることだろう。
勉強の方はあんまりしなかったなあ。
部活の方が忙しかったし、やっぱり勉強好きじゃないしね。
でも最後の公式戦が終わって、部活を引退してからは、
自分なりにだけど、頑張って勉強したように思う。
それで何とか志望する大学にも合格することができた。
4月からは地元を離れて、東京で一人暮らしが始まる。
地元を離れるのはちょっと淋しいけど、でも旅立ちだ。
見知らぬ土地に行き、見知らぬ人たちと言葉を交わしていく中で、
また新たな自分を見出していくことができるのではないだろうか。
僕はそうしていきたいと願っているし、
そうしなければいけないと思っている。
これまで生きてきた中で、僕は臆病すぎた。
何に対しても臆病で、結果にばかりとらわれていた。
もしダメだったらどうしよう?
いつもそんなことばかり考えていた。
そんな自分に僕はいつも嫌悪感を抱いていたけど、
それに対処すべき術も僕にはなくて、
ただただ自己嫌悪の渦の中でもがいていただけだった。
あの時だって、僕は、臆病で、結果に怯え、
あの子にも背を向けていた。
3年生の秋の学生祭の時、
僕とりえは二人でクラスの学生祭実行委員に選ばれた。
受験を控えた大事な時期に
バカみたいに忙しい学生祭実行委員なんかやりたいやつはいない。
もちろん僕も立候補したわけではない。
ただじゃんけんで負けてしまっただけだ。
こういうところにも僕の運の悪いところが
実に見事に発揮されている。
いすに座り、ついてないなあとため息をつき、
悲しくうなだれていると、
一人の女の子がすっと手を上げた。
「私実行委員やる」
りえだった。
りえの手はきれいにすらっとまっすぐに伸びていて
その手の感じから、彼女の意志の強さが感じられた。
みんなは驚いていたが、りえは嬉しそうに
「だって最後の学生祭だしさ、楽しく盛上げたいじゃん」
と言って笑った。
りえの笑顔はかわいかった。
大きな目ときれいな白い歯が、
とても印象的で、かわいかった。
僕の心の中に何かがすっと入ってきたような感じがした。
たぶん僕がりえを意識するようになったのは
この時がはじめてだったと思う。
文化祭が近くなるにつれて、
二人で話をしたり行動することが多くなった。
りえは学生祭に対してやる気満々で、
僕にいつも自分の考えた計画を話してくれていた。
彼女の企画は有名なロックバンドを呼ぶとかお笑いの人を呼ぶとか
そんな感じじゃなくて、
学生が学生らしく学生祭をしていくにはどうすればいいかというものであった。
それは何ていうか、とても彼女らしい素敵なものだった。
彼女は一生懸命だった。
誰よりも学生祭に対して情熱を持っていたし、
誰よりも学生祭を楽しみにしていた。
そんなりえのすぐそばで、りえのそんな話を聞いていられることは
僕にとってはすごく幸せなことだった。
僕はりえが好きだった。
いつからかは分からない。
でもいつの間にか僕は、りえのことが好きになってしまっていた。
まあでもそんなことをりえに言えるわけもなくて
僕はただりえに僕のそういった感情に悟られないように
ごく自然に振舞っていた。
学生祭までの間、僕達は大変だったけど、
一生懸命頑張った。
りえとともに頑張った時間は
あっという間に流れていった。
そして学生祭当日、
りえは体調を崩して学校を休んだ。
僕はすごく淋しくて、むなしくて、
大盛り上がりしているみんなの中で一人、
ため息をもらしていた。
りえのことを考えた。
りえはきっと今頃かなりがっかりきてるのだろう。
もしかしたら泣いているかもしれない。
りえに見せてあげたかった。
りえの考えた企画がとても盛り上がっていること、
みんな楽しそうにしていること、
いろいろりえに教えてあげたかった。
そして僕は思い立って、りえの携帯に電話をかけた。
りえの携帯には学生祭の連絡とかではしょっちゅうかけていたけど
なんかこの時はちょっと違う感じがして、
僕はドキドキしていた。
2コールでりえがでた。
もしもし僕だけど・・・。
「あっ、今日ごめんね・・・」
りえは開口一番にそう言った。
かなりの鼻声で、いつもの元気が明らかにないのが分かった。
ううん、大丈夫だよ、りえちゃんこそ調子どう?
僕はなるべくやさしく、いたわるような感じでそう言った。
「もう大丈夫だけど、昨日39℃まで熱が出たから、
今日は家で寝てろってお母さんが言うからね、ホントは行きたいんだけど・・・」
りえはそう言いながらも時折咳き込み、つらそうな感じだった。
それでもりえは、
「学生祭どうなってる?盛り上がってる?」
と僕にきいてきた。
僕はりえにとても盛り上がっていること、
みんなとても楽しそうにしていることを伝え、
安心するようにと話した。
りえはほっとしたようで、
「よかった・・・」
と呟いた。
僕はりえの言葉に同調するように、
「うん、よかった」
と呟いた。
この時僕は、
なぜだか急にりえに自分の気持ちを伝えたくなってしまった。
なぜなのかは分からない。
もしかしたら学生祭が終わったら
もうりえとは、こんなにも親しくは出来ないんじゃないかという
そんな不安が僕にあったからじゃないのかとも思う。
でにそれだけじゃないはずだ。
何か胸の中で込み上げてくるもの、
りえに対するとてもあたたかい気持ちが
僕の中で押さえ切れなくなってしまったのかもしれない。
僕は少し間を置いてから、りえに切り出した。
「りえちゃん・・・」
「何?」
りえはへんな間を感じ取ったのか、
少しびっくりしたようだった。
それでも僕は意を決して、言おうと思った。
今、言わなければいけないような、
今言わないと、もう言えないような気がして、
僕は勇気を振り絞ってみた。
「俺、りえちゃんのこと・・・」
その瞬間、僕の背中を叩くヤツがいた。
振り向くとクラスのお調子者の吉田だった。
吉田はニヤニヤしながら、
「お前今りえと電話してんだろう!?お前りえのこと好きだもんな」
と、何の脈絡もなく、唐突に言った。
僕はびっくりして何も言えず、
言葉がまったくでなかった。
吉田の声は明らかに電話口のりえにも聴こえていたはずだ。
僕は何がなんだかもう分からなくなってしまい、
背中に汗が滴るのが分かった。
吉田はそれだけ言うと、ニヤニヤした顔を背け、
笑いながら僕の前から立ち去っていった。
りえは黙っていた。
そんなりえに僕はごめんとだけ言った。
そしてそのまま電話を切ってしまった。
とにかくもう逃げ出したくなってしまったのかもしれない。
やっぱり僕はダメ人間だった。
学生祭が終わったあと、
もちろんりえは元気に学校に来た。
しかし僕はりえと話づらくなってしまって
少しずつりえを避けるようになっていった。
僕のそんな様子をりえも察したようで、
必要以上に僕に近づいてくることはなかった。
受験勉強があったから、
それから卒業までの期間はとても短く感じられた。
りえとは距離を置いたまま、僕は卒業式を迎えた。
卒業証書を受け取り、蛍の光が流れる中、
僕達3年生は体育館を出て、教室に向かった。
最後に、お世話になった担任の先生にあいさつをするためだ。
僕はおしっこをしたくなったので、
みんなの列から離れ、トイレに向かった。
トイレで排尿をすませ、手を洗っていると
目の前にりえがいた。
僕は思わずあっと言ってしまった。
りえもそんな僕の反応に少し驚いたようだったけど
僕の様子がなんだかおかしかったようで、
すぐに笑顔になった。
そして僕の目を真っ直ぐに見つめたまま
「第二ボタンくれないかな?」
と言った。
僕はいまいち状況が把握できずに、
「えっ!?」
と聞きなおしてしまった。
するとりえはもう一度、
「楽しかった高校生活の思い出にね、
あなたの第二ボタンが欲しいの」
と言った。
そう言ったりえの顔は、耳の先まで真っ赤だった。
僕はりえの言葉にものすごくびっくりしたけど、
それ以上にびっくりするぐらい嬉しかった。
りえに告白をしようとしたときに感じた、
あの胸の中からあふれ出てるような感情を、
僕はもう一度感じていた。
それで僕は自分の第二ボタンをちぎり、
彼女に手渡した。
「ありがとう・・・」
そういって僕の手を握り返す彼女の手は、
とてもあたたかく、やわらかかった。
そしてりえは、
「私大学はアメリカに行くの。
だからもうさよならなんだけど、
高校生活の中で一番楽しかったのが
やっぱり学生祭の準備をしていたときだったから
その思い出・・・・大事にしたいから・・・」
りえの顔は相変わらず真っ赤だったけど、
表情は笑顔だった。
まぶしいぐらいの笑顔だった。
りえは僕が上げた第二ボタンをぎゅっと握り締め、
胸元で大事そうに持っていた。
僕の恋は叶わなかったけど、
僕の第二ボタンは今、彼女の思い出の中で、
大切に、永遠に残っていくことになるんだろう。
だから刑事さん、
僕の第二ボタンが現場にあったと言われても、
僕としては困るんですけど・・・。
いやウソじゃないんです。
今の話はホントなんですって。
虚言癖ってなんですか、それ!?
えっ、僕はウソなんかつきませんよ。
ウソなんか絶対つきません!!
刑事さん僕のこと疑っているでしょう。
そんな僕の制服の第二ボタンが落ちてただけで、
僕を犯人にしようなんて、
手抜き捜査もいいところじゃないですか!!
刑事さんもしかして
僕が高校入ってすぐに不登校になってるくせに、
それなのに野球部いて補欠だったとか
学生祭の実行委員やって同じ委員の女の子に恋をしたとか、
そんなことばかり言ってるから、
僕のこと犯人だと思っているんでしょう。
僕は違いますよ。
僕は犯人じゃないんです。
僕は恋をしていたんです。
たしかにりえに第二ボタンを上げたんです。
りえですよ。りーえ。
りえに上げたんです。
りえって誰だって刑事さん、僕の話聞いてました?
同じクラスで学生祭実行委員を一緒にやったりえですよ。
んっ、何?刑事さんりえの写真見せてくれるんですか?
じゃあ話が早いですね。
よかったよかった。
そうです、このコ、このコがりえです。
僕はこのコに第二ボタンをあげたんです。
絶対です。
間違いありません。
えっ、何?
小倉優子!?
タレント!?
いや、このコはりえ・・・・?
だと思うんですけど・・・・。
たぶん・・・。
でもあんまり自信はありません。
すいません。
いやでもあの時の手の感触とかも覚えているんですけど、
でも、なんとも・・・。
夢だったんですかねえ。
なんだったんでしょう。
でもいい夢だったなあ。
おしまい。
タイトル
「第二ボタン」
から
「精神鑑定」
に変更。
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