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2012年01月23日
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     いろいろな著名人の『幸福論』が紹介されていました。

     その中の柳田邦男氏の『幸福論』から、

     気付いたことを今、書き留めておこうと思いました。

     上手く書けるかしら。

     上手く伝わるかしら。

     どんな風になるかわかりませんが、

     書き始めてみることにします。

     柳田邦男氏の『幸福論』には深い深いかなしみがありました。



     人生に対する嘆きや諦め、やるせなさがせまってきました。

     その正体は

     愛するわが子の死以外に考えられませんでした。

     だからこそ、

     私は決めつけていました。

     この『幸福論』は息子さんをなくされてから

     書かれたものだということを。。。

     それ以外のかなしみを私は考えられなかったから。

     で、そのかなしみに私は覚えがありました。

     違うのは、

     私の息子はまだ、生きているということです。



     私は、私の中で息子を殺しました。

     そうです、

     私は息子を殺したんです。

     息子が息絶え絶えになりつつも

     この生という戦いの場に立っているというのに。



     私は私の中で息子を殺しました。

     この殺したとは

     一体何をさしているのかを考えてみたいと思います。

     一緒に死にたい・・・ということではありません。

     息子が死んだと仮定したはなしでもありません。

     私の中での排除でもなければ、

     無視でもないです。

     じゃあ、何なんだ・・・と聞かれたら、

     幻とでも答えましょうか。。。

     理想ではありません。

     幻が一番ふさわしい気がします。

     私は

     私は私の「不幸」に息子をしたくなかったから。

     ただ、それだけ理由で幻の息子を殺したんです。





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最終更新日  2012年01月23日 21時42分47秒
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