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日刊ゲンダイ年金2
■ デタラメ年金改悪法 自公が強行採決
■ この暴挙でも小泉政権が支持されるフシギ
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この国の有権者は自分たちの生活が世界の先進国で
どのくらい酷いものにされているか果たして承知の上なのか
「総理、恥ずかしくないのか」「総理」――野党議員のこんな怒号の中、年金制度改
革法案がきのう(3日)、参院の厚生労働委員会で強行採決された。参院での審議時
間はたった30時間あまり。国会法で義務付けられた公聴会もすっ飛ばし、国民の7
割が反対する天下の悪法が「抜き打ちの緊急動議で強行突破」(野党議員)されたの
である。
国会手続きなんてどーでもいい与党はきょう(4日)、参院本会議で年金法案を可
決させる。野党は強行採決した衆参委員長、年金未納閣僚の問責決議案を連発して抵
抗する予定だが、むなしい。民主主義の大切さとか、国会の重みとか、常識が通じる
相手ではないからだ。
こうなったら、世論が頼みだが、この国の庶民は怒りの声すら上げようとしない。
自分の老後がメチャクチャになるのに、黙っていていいのか。内閣支持率が5割超な
んて、お人よしも過ぎるのだ。福祉総研代表の竹本善次氏はこう言う。
「国民は今度の年金法案の“おかしさ”がよく分かっていないのかもしれません。今
度の改正の最大の特徴は初めて保険料固定を打ち出したこと。これまでは改定のたび
に保険料を引き上げてきたが、今度の法改正で保険料は2017年度に18.30%
で固定されることになった。これは、経済が予想より悪化したり、少子化が進んだら、
給付をどんどん引き下げますよ、という宣言なんです。国民の年金離れの最大の理由
は“ちゃんと給付金をもらえるのか”という不安だったのに、不安をあおる法案なん
です」
しかも、参院の審議では、与党が盛んに言っていた「現役世代の5割給付」のうた
い文句が大ウソだったことが早くもバレた。5割給付は65歳の時点の話で、その後
は徐々に40.2%(サラリーマン、専業主婦)まで下がる。男子単身世帯は29%
まで下がってしまう。しかも、この数字だって、大甘の人口統計に基づいたもの。あ
げくに坂口厚労相は保険料の再引き上げまでニオわすデタラメ。こんな年金制度に誰
が保険料をきちんと納めるものか。結局、破綻は見えていて、いずれ消費税の大増税
かサラリーマンの厚生年金にシワ寄せが来てしまう。本来だったら、暴動が起こるよ
うなインチキ、デタラメが行われたのである。
▼ 欧州の年金制度に比べてあまりにオソマツ ▼
恐らく、この国の有権者は自分たちがどれだけひどい目に遭っているかを知らない
のではないか。他の先進国の状況を知ったら、怒りがこみ上げてくるはずだ。
日本と同じく少子高齢化が深刻な問題になっているEUの加盟15カ国では、6割
の人がその国の年金制度に満足している。7割が「信頼していない」日本とは大違い
だ。
─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 真相を果たしてご存じですか
■ こんな政治で本当に良いのか選挙民の皆さん
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年金強行採決のデタラメ国会を見せつけられても
それでも自民党・公明党に投票する人が圧倒的に多い、
この国の庶民の絶望的な政治水準
こんなズサンな法案を、これほど乱暴に成立させたのは、憲政史上初めてではない
か。最後は数の力で押し切るにしても、これまでは少数派が反対意見を述べる機会は
あったし、重要法案に不可欠な公聴会も開かれていた。ところが小泉与党はこうした
国会手続きを完全に無視。議会制民主主義の精神はカケラもない。
おととい(3日)の参院厚生労働委でも、突然、質疑を打ち切り強行採決。民主党
が午後4時の採決を想定して構えていたから、与党はそのウラをかいて3時に暴挙に
出た。委員長に詰め寄る3野党議員を力ずくで押し返し、混乱のドサクサに成立させ
たのである。
明大名誉教授の岡野加穂留氏(政治学)が言う。
「欧米議会では、野党側の言い分をよく聞き、譲歩するのが常識。野党の質問封じは、
議会制民主主義のルールを破ったばかりか、国会答弁を求められた首相・閣僚は説明
義務があると定めた憲法の国政調査権にも違反している。野党議員の質問封じは主権
者である国民をアタマから無視したことになり、断じて許せません」
▼ ゴリ押し採決を強行した真相はこれだ ▼
小泉与党がこれほどメチャクチャをやる真相は明らかだ。
(1)8日から米ジョージア州で開かれるサミットと日米首脳会談前に国会のケリを
つける(2)これ以上野党に質問させたら法案のボロや、未納議員が追及されて成立
が危うくなる(3)法案を強行採決しても国民は7月の参院選までに忘れるとタカを
くくった……からである。つまりは党利党略、小泉のエゴだ。
国会審議がズサンなら、法案の中身も最悪だ。一言でいえば、年金保険料が上がり、
受給額は減る庶民イジメだ。
サラリーマンが加入する厚生年金の保険料(現行13.58%=労使折半)は17
年度で18.30%に。国民年金の月額保険料(1万3300円)も1万6900円
になる。一方、受給額はダウン。
「基礎年金の国庫負担割合を現行の3分の1から2分の1に引き上げるというのも、
その分の財源2兆7000億円なんてどこにもない。消費税などの増税で賄おうとい
うのはミエミエだし、引き上げを先送りすれば、政府案で約束された給付水準は確保
できない。どっちにしろ、痛みはすべて庶民へというシロモノです」(年金ジャーナ
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■ インチキ年金法案 徹夜国会20時間 自公ゴリ押し成立
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▼ 憲政史上初、議長VS副議長 ▼
「年金法案」の採決をめぐって徹夜国会となった与野党の攻防は、けさ(5日)も紛
糾が続いた末、法案は午前9時30分すぎ与党単独で採決され、成立した。
自民・公明の「強行採決」に抵抗する野党はきのう、国井正幸参院厚労委員長の解
任決議案を提出。長時間の演説や牛歩戦術を断行したが、きょう午前1時40分過ぎ
に与党が否決した。
野党は未明に、倉田参院議長や坂口厚労相、未納閣僚など11人の問責・不信任決
議案を提出。その後、倉田議長、坂口厚労相の2人以外は取り下げた。
しかし、午前4時20分過ぎ、憲政史上例のない異常事態になった。倉田議長に対
する不信任決議案審議の際、倉田議長に代わって議長席に座った民主党出身の本岡副
議長が、時間引き延ばしを狙って直ちに「散会」を宣言して退席。それに対して、倉
田議長が同宣言を「無効」とする前代未聞の事態になり、一時、騒然となった。
本会議は4時30分過ぎにいったん休憩。民主、社民は本岡副議長が宣言した「散
会」は有効だとして本会議を欠席したが、与党は7時30分に単独で再開し、8時す
ぎに与党の反対多数で議長不信任案を否決した。「年金法案」の採決を急ぐ与党は、
直ちに年金法案を採決し、成立させた。
─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 年金国会最後の抵抗 「民主党も悪い」と流す大新聞・TVの怪
■ いま大マスコミは小泉デタラメ政権の宣伝機関に成り下がっている
■ なぜ政府与党の悪政暴政を批判しないのかできないのか
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年金改悪で一番悪質な政党は公明党、
その票欲しさに強行した小泉自民党という真相を知りながら…
この大マスコミの腐敗堕落に乗じて、これほどのメチャクチャ、
デタラメをやりながら選挙になったら小泉デタラメ与党が大勝するという、
先進国では全く考えられない異様な民主主義国のバカらしさ
この国の大マスコミは、小泉政権の宣伝機関に成り下がった。大モメしたインチキ
年金改革関連法案の元凶が自民と公明と知りながら、それに抵抗した「民主党も悪い」
と報じ、ケンカ両成敗としていることが何よりの証拠だ。
最も悪いのが年金改悪法案をまとめた公明党なのは明らか。99年に与党入りして
以来、なんでも自民追随一本やりで「平和と福祉」の看板は地に落ち、創価学会員の
不満は高まるばかり。そのため夏の参院選でアピールできる手柄欲しさに、年金官僚
と結託して年金改革をデッチ上げた。
「公明党の坂口厚労相がまとめた年金関連法は、サラリーマンと企業に高負担を強い
る一方で、国民年金は負担増をできるだけ抑える内容になっています。年配者、自営
業が多い創価学会向けの配慮がミエミエ。夏の参院選で『比例代表1000万票』を
達成する起爆剤にする思惑です」(学会ウオッチャー)
そんな公明党の顔を立て、参院選で学会票をもらうためにゴリ押ししたのが小泉自
民党だ。そんな真相を知りながら、強行採決をめぐる与野党攻防を大マスコミはどう
報じたか。
「牛歩は古い」「野党は守旧派だ」「抜本改革機関をつくる合意を破った」という与
党幹部の民主党攻撃に乗り、「迷走民主、ツケ回る」(朝日)、「民主『散会作戦』
で混乱」(読売)という調子で、抵抗した民主党が混乱の原因をつくったといわんば
かりだった。
こうした論調に与党は「民主党は牛歩政党になった。時代が変わったことを認識し
てない」(小泉首相)、「先祖返りして旧社会党に戻ってしまった」(神崎・公明党
代表)と調子づいている。
「批判の矛先が逆だ」と政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「数で劣る野党が与党の暴走に抵抗するには、牛歩や問責決議の連発、フィリバスター
(長時間演説)といった奇手しか手がありません。何でもやるのは当然で、与党の横
暴と同じ次元で民主党をたたくのはおかしい。権力側の動きをチェックする本来の使
命を放棄したとしか思えません」
大マスコミがやってることは、政府・与党を喜ばせただけなのである。
▼ 「どっちもどっち」と野党を批判する根拠はまるでなし ▼
マスコミの「与党も野党も両方悪い」なんて理屈はどこから出てくるのか。法案の
中身を見ても審議プロセスからも「ケンカ両成敗」とする根拠は皆無だ。
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■ 年金追納法案オジャン
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◆ “未納隠し失敗”で与党ヤル気なし ◆
転職したり失業して、一時「国民年金」に入り忘れていたサラリーマンの救済措置
として注目された「年金追納」法案がオジャンとなりそうだ。
与野党の間で調整が進まないのである。
「この法案は、86年4月までさかのぼって、年金の事後納付を認めるというもの。
もともとは自民党の未納閣僚や議員を救済するために発案されたが、一般国民の間で
も“未加入時期を埋めたいからぜひ”という期待が強かった。ところが、まず公明党
が、ウチは未納の神崎代表や冬柴幹事長を抱えているからお手盛りだといわれると、
逃げてしまった。また民主党が『追納制度は自民党議員の未納隠しにつながる』『議
員の納付状況公開が前提だ』と反対のため、自民党は『全議員公開ならやーめた』と
投げ出してしまったのです。今国会で法案が成立することは絶望的です」(国会関係
者)
それなら、国会議員は除外し、国民だけ適用される追納法案をこしらえればいい話
だが、「未納隠し」に役立たないのでは意味がないと自民党は放り出してしまった。
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