悪いピアノをつかまないために。(タッチ)

悪いピアノをつかまないために。(タッチ)

~まるごとピアノの本より~


鍵盤のタッチにも、留意したいところです。

ピアノのタッチは、メーカーや、型番によって、
かなりの違いがあります。

タッチについても、基本的に好みの要素がつよいのですが、
・早い旋律が なめらかに弾けるか。
・トリルや連打が弾きやすいかどうか。

 などを、かくにんすることが大切です。

連打がカンタンで、早いタッチにしっかりついてくるピアノは、
アクションが優れています。


中古ピアノは、このあたりがおぼつかないものがあり、
また、最近では 新しいピアノでも!問題を抱えている場合があります。

(´・ω・`)ショボ~ン

タッチの強弱によって、音量が大きく変化するかどうか
重要なポイントです。

フォルテッシモ(きわめてつよく音をだす)で、
おとが割れずに、どの程度の音がだせるか。

また 逆に、

ピアニッシモ(きわめてよわく音をだす)で、
どれだけカンタンに小さい音が出せるかを試すことも 重要です!!

たたき方を変えても 音量に変化のないピアノは 
本来のピアノではありません。(キッパリ)

最近 鳴りの悪いピアノが目立ちますが、
そうかといって、
とてもゆたかになるピアノが絶対によいかといえば、
ピアニッシモが出しにくくて、
デリケートな曲には向かない場合もあります。

つまり。

演奏者の意思や、タッチに敏感に反応するピアノ
そして、
できれば…
タッチの変化で思いどおりの変化がつけられるピアノは
本当にすぐれているということです。

半音階をなんども繰り返して弾き
低音から高音まで、 
鍵盤の重さや、タッチに大きな差が無いか。
音量や音質に不ぞろいが無いか
ということも、確かめておきましょう。



ペダルについても、タッチと同様ですが、
重すぎず。
軽すぎず。
思いどおりの効果がだせるもの
は 演奏しやすいのです。

デリケートな曲の場合は、
ハーフペダルの効果も重要です。

右側のダンパーペダルは、
ふみ具合によって 音の響きや持続効果が
どのように変化するのか


また、

グランドピアノの左側の ソフトペダルは、
音色や音量の変化を確認します。


アップライトの中央のペダルは、
弱音装置になっています。
本来、この装置はあまり使用したくありませんが、
一時的に 音をころす必要がある場合を想定して、
これも実際にふみ、音量や音色の変化( とくに、低音部分の効果)
を、確認しましょう。

ピアノによっては、この弱音装置を働かせたときに、
とてもやわらかい美しい音色で鳴ってくれるものがあります。
この場合、意識的に弱音装置の効果を活用できますね。

|´▽`)ノ☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆



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