◆ピアノの先行楽器◆
ピアノの先行楽器としては、
クラヴィコード や チェンバロ があるが、
原理的には 14世紀ごろ東洋から輸入 された、 ダルシマー や プサルテリウム、
すなわち、
響板 に多数の 弦 をはって、
打弦 あるいは 撥弦 して発音させる楽器が源である。
1709年 イタリア人のチェンバロ製作家、
バルトロメ―オ・クリストーフォリ (Bartolommeo Cristofori 1655-1732)が
チェンバロのボディーをつかって ハンマーで打弦する楽器を つくり、
piano e forte と 名づけたのが
ピアノのはじめての効果的な考案で、
ピアノの発明とされている♪
1720年、(ニューヨークに保存)・1726年(ライプチヒに保存)に
改良型をつくっており、
シングル・エスケープメント機構ではあるが、(現在のアップライトピアノ型に採用…詳しくは別のページにて♪)
こんにちのピアノ・アクションの基本的原理が完結されている!!
◆ピアノの打弦機構の歴史には、2つの原理がみられる。◆
・1 プレルメハ―ニク (Prellmechanik)
・2 シュトースメハーニク(Stossmechanik)
<解説>
・プレルメハ―ニク (Prellmechanik)は、
●ハンマーが 鍵盤の後方にとりつけられている
●鍵盤を押すと、ハンマーの後端が、たなで はじかれて打弦 する方式。
●ドイツ式 または ヴィーン式とよばれ、かるいタッチがとくちょう。
ヴィーンの音楽家たちに愛用されたが、
19世紀に入り、ピアノ音楽に力強い音が要求される方向にすすんだので
19世紀中ごろには姿をけした。(´・ω・`)ショボ~ン
・シュトースメハーニク(Stossmechanik)は
●ハンマーが たなに取り付けられている
●鍵盤の後端の運動が ハンマーの柄の根元を突き上げて 音を出す。
●イギリスで実用化がなされたので イギリス式とよばれ、力強い音が出せるのがとくちょう。
イギリスで学んだフランス人「エラール」によって
ダブル・エスケープメント機構が完成され(1821)
こんにちのグランドピアノに採用されているアクションが出現!!
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◆参考、主要文献~新音楽辞典 楽語(音楽之友社)◆

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