ピアノ奏法の基礎より
~美しい音の秘密~
ピアノを弾くときに、美しい音を出したいと思うのはだれでも一緒だと思います。
まず、
美しい音とはどのような音かというイメージを 頭の中に持つひつようがあります。
ある人は 生まれつき音に対して優れた感覚をもっています。
そのひとたちは、言われなくとも美しい音とはどんな音なのかをしっています。
それはちょうど、バランスのとれた趣味のよい色彩感覚を持ってうまれた人のようなものです。
あなたがもし、音に対してそのような鋭い感覚をもちあわせているのなら運がいい!
しかし
もし 持ち合わせていないとしても、決して失望する必要はありません。
誰でも、絶えざる努力と、美しい音のピアニストの演奏を注意深く聴くことで
すばらしい音を出せるようになるのですから♪
もし 美しい音に対して本当に鈍感であるなら… ほとんどのぞみはありませんが・・・
( ̄д ̄) エー
音に対して ごく自然な良い感覚の持ち主でありながら、
打鍵のテクニックに欠けているために、 ピアノからキレイな音を引き出すことのできないかたを対象に
ここからは 話を進めていきます。
美しい音を出す秘訣は、正しい手と腕のつかい方を覚えれば、問題はほとんど解決したといえます♪
☆^(o≧▽゚)oニャハ
それにはピアノから美しい音を引き出す原理を理解しなければなりません。
(ジョセフ・レヴィーン氏は、偉い先生に教わったのはもちろんのこと、
名ピアニストの経験談を身近に聴いたり、いろいろな打鍵法を研究されていました)
「音の悪いピアニストに比べ、すばらしい音を出すピアニストには、
音の出し方において、何か共通したものがあったように思う。」
(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
◆ここで、理想的な要素の手について 少し補足を…◆
タッチとは個人的なもので、その人の手の出来具合に左右されるということは
少し出しましたね。
では ピアニストの理想の手とは?
昔は 固い指先の余分な肉のついてない指の長い手という印象がありました
(早いパッセージを弾くには良いと思われます)
が
美しいまるみのある音を出すためには
指の鍵盤にあたる部分の肉づきがよく、良いクッションの役をする手のほうが
それだけ美しい音を出し得るそうです。
なぜなら??(´・ω・‘)
シロフォン(木琴)を想像してみてください。
固い金の棒でたたくと キンキンした固い音がでますが、
先をやわらかいフェルトでくるんでたたいたら、音色は全く変わり、
まるみのある美しい音が出ますよね。
このことは、ピアノには当てはまらないと思いがちですが、
自分でためしてみると ピアノの鍵盤と指の場合でも結果は全く同じということに気付くことでしょう。
*゜・(・∀・)。*・。*
さて、本題に戻します。
ピアノから美しい音を引き出す原理とは?
よく響き、人の心に語りかける音を出すには…?
まず原則として 指の最も弾力性のある部分で鍵盤を弾かなければならないのです。
それは、指のどの部分かというと、
当然 指の先端のつめに近いところではありません。
つめに近いところで弾くと、音はぶこつで人の心にうったえないものになってしまいます。
では、どこが弾力性に富んでいるでしょうか?
指のあたまから少し第一関節に入ったぶぶんが 指で一番肉厚で、弾力性に富み、
バネのようであることに気付くと思います。
良い音を出すには、この部分を使ってひくことです♪
この方法は、ある古いヨーロッパ式の、指の先端でたたくように弾くタッチとは 全く違います。
現代の基本的なタッチは、
指は立てないで指全体を一つに考え、自然の形のまま 指と手のひらをつないでいる関節から鍵盤を弾くのです。
この方法で打鍵すると、指のあたまで打つように弾いていないことに気がつくことでしょう。
言いかえれば、鍵盤は指の腹の最も肉のあつい部分で弾かれることになるのです。
( ´∀`)
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