力強い奏法とその意識
~ピアノ奏法の基礎より~
ピアノの教師は、大勢の生徒を教えているうちに、誰でも、
丈夫な体でむやみに大きな汚い音で弾く生徒にぶつかります。
また、その反対に、体はけっして頑丈でないのに驚くような底力のある音をだしてひく生徒もいます。
どうしてでしょう…か?
もちろん、耐久力や 肉体のつよさは、大きな音を必要とする数多くの大曲をひくのに欠かせません。
しかし、演奏においては、強い肉体の力を要領よくピアノに注ぎ込み、
力をムダにしないでひく方法はあります。
フォルテの(強い)パッセージを弾くときは体と肩の重みを完全に利用するのです♪
いつも上半身をカチコチにしてひき、ただ腕から力まかせにたたく奏法では
大きな音は出せても、喧音を思わせる「汚い音」になってしまいます。
ピアノの椅子に岩石のように直立不動の状態でひくのではなく、
上体を鍵盤にむけて倒し、体と肩の重みを完全に利用してひくならば、
協奏曲の際、オーケストラ全員でフォルティシモで音を出しているときでさえ
耳障りにならないような美しい底力のある音で、さらに!その上にそびえて響きわたることでしょう。
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