◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

見えない可能性に懸けて。


今日(2007年3月29日)は、とっても特別な日です。


Nicoleがこの度めでたく、【Junior Honor Society】のメンバーに抜擢されたからです。
今夜はそのセレモニーが、学校で行われるのです。


長女も3年前にメンバーに選ばれたけど、こういう言い方をすると、頑張った長女に失礼、そして御幣があるかもしれないのだけれど、今回はとっても特別な意味があるのでした。




Nicoleは、以前に幼児期の発達で言葉の遅れ、そしてそれに伴う酷いかんしゃく等で、4人のセラピストからNicoleだけでなく、私もセラピーを受けた過去があります。

言葉が話せないので、コミュニケーションが持てないという事で、様々な理由を想定して、
遺伝や身体的な事も含めて数々の検査を行い、

その結果、毎日4人のセラピストが、入れ替わり立ち代り自宅へ通ってくれてのセラピーを、1年近く続けました。


振り返ってみれば私の人生にとって、物凄く大変だったけど、とっても貴重なお金で買えない経験をした。と、
今感謝の気持で一杯なのです。



だからNicoleの今回の抜擢は、長女の時とは違って、私達にとって別の意味で喜びも一入なんです。。。。



もしこれが自慢な風に聞こえてしまったら、許してね。


でも、本当に、本当に嬉しいんです。


あの時は私も頑張ったけど、Nicoleも反発しながら必死に付いて来た。
当時の記憶が蘇って来て、セレモニーに行く前から胸が熱くなります。。
頑張った分、ご褒美をもらえたのかな。なんて思ったりもします。


ささやかだけど、今夜はセレモニーの後にでも何かお祝いをしようかと思っています。




あの当時(Nicoleが2歳頃)のビデオを観ると、Nicoleが喋るのは


「ブギブギ シェェェェェー」か、「あーあーあー」のみ。




幾ら話し掛けても、



何を聞いても、


返って来る言葉は、




「ブギブギ、シェー。」




ブギブギ、シェーって、全くの意味不明なんだけど、
あの当時のNicoleは、コミュニケーションが全然取れないので、宇宙人みたいだった。


長女では発育に関して、全くと言って良いほど手が掛からなかったので、
どうしてなんだろう。。。。と、

今まで通用していた子育てが、全く通用しない。
この現状に、奈落の底へ突き落とされた気持だった。


どうにかしなくちゃ、と気ばかりが焦って、
だけど何から手を付けていいのかも全く分からず、無駄に日々が過ぎていく中、
頼みもしないのに、どこからか手を差し伸べられるような事が合い重なって、

セラピーを無料で受ける事が出来たのでした。

詳しい事は、 Nicoleとの戦い で書いてあるけど、


今又あの時の、見えない可能性にかけていた、無我夢中の日々を思い出し、
感慨深い気持で居ます。


あと3時間ちょっとでセレモニーが始まります。
ハンカチ沢山持って行って来まーす!





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