◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

死んでみたら.....




昨日子供たちの前で



死んだフリ、してみました。

これって、凄く難しいんですよねー(笑)

流石にJENやNICOLEは最初のうちは平気を装っているんです。
「又始まった~」とか言って相手にしてない素振り(ぷぷぷ)

TIFFANYは段々不安になり、私を揺すったり叩いたりする。

MICHAELは知らん顔でゲームで遊んでいた。←やけに他人事。こるぅぁ~~!お前それでも息子かぁ!!!

この時点でアホらしいから止めようかなー。とも思ったけど一旦乗り出した船、続行する事にして子供達の様子をじっくり観察する事にした。ふふふ。

TIFFANYは始終気にして私の周りに居んです。(可愛い~♪)
辛かったのは、耳元で大声で私を呼ぶ事。
鼓膜が破れるかと思ったわ(笑)

いつの間にかMICHAELも加わって、私の顔をいじくり始めた。
まつげを引っ張ったり、鼻の穴に指を突っ込んだり、ほっぺをグリグリしたり、口の中に積み木を突っ込んだりして、ホアグラになるアヒルちゃんの苦しみが分かったわ!
もうーやりたい放題なんです!

“ご、拷問のよう~!”

薄目を開けて顔を見てみると、

物凄く生き生きしている。

「こいつらサドか!!!」
ふと不安がよぎる。


そうこうしていると、JEN達がこそこそ話をして何かを企んで、ニヤニヤして私を見ている。

なんか嫌な予感........。


それ~~~~!

一斉に私をくすぐり出した。

くすぐりに超弱い私。
子供達はそれを知っているんですよね。
もう~~堪えるのに必死。

「あ~~~!くくくくくうううぅぅぅうううぅぅぅ~~~~絶えられない!
どうしよう~~~! 
ここで噴出しちゃったら今までの苦労が(何の苦労だよ!)水の泡だわ!」


私も子供達も意地になって来た。

それでも私、どうにか“くすぐり拷問の刑”に耐えましたよ。

くすぐりが didn't work(通用しなかった)ので今度は放っとく事に決め込んだ様子。

「う~ん。今度はそう出たかー。」
私も作戦を練る。
ここで止めるべきか、続行するか。
もしも今続行して、この先もっと凄い拷問に遭うのも嫌だしな~。

でも止めちゃったら今までのは何だったの?って感じでしょ。
そういうのも嫌だしなー。
変な所に意地を通すのは私の悪い癖。

JENが業を煮やして

JEN:「マミー、死んだフリをしているのは初めから判ってるんだから、いい加減止めてくれない?」

私:「...............。」

NICOLE:「マミー! 聞こえてるんでしょ!」

私:「..............。」

子供達:「マミー!」

私:「..............。」

子供達:「マミー!!!」

私:(ふふふ。私の勝ちね!)
勝ちを確認した私。
(それじゃー、そろそろ起き上がるとするかな。)

と思った所で

運悪く

旦那帰宅。ガ~~~ン!!!

子供達:「ダディー!!!
マミーが死んじゃったのぉ~!」
全員取り乱した風。

おいおいお前達!
何でいきなり泣き出すわけ?!
さっきまで散々私を拷問にかけて楽しんでたじゃないのぉ~!!

旦那:「何事だ?!」

私:(やばい!!!)

旦那:「君、何やってんの?
子供達を泣かして。どういうつもり?」

5mm程に小さくなった私。
頭ポリポリ掻きながら、

私:「ち、ちょっとExperiment(実験、試み)してたの。」

旦那:「何のExperiment?」


私:「え~~~っとねぇ~~~~~。シンダフリ」

旦那:「何??聞こえないよ」

子供達「さっきから死んだフリしてたんだよ~!」


 呆れて旦那の目が裏返っている。


子供達ったら、ダディーに抱きついて勝ち誇った顔で私を見ている。

あ~あ、この勝負

私の負けね。(笑)



ばつが悪くて、さっさとその場を立ち去る私でした。





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