◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

セキュリティー会社とのバトル

今、ペンシルバニアに居た時のセキュリティー会社と

裁判沙汰になろうかという

バトルを繰り広げているんです。


そもそも当時のお隣さんが、彼らが引越しをする時に薦めてくれたセキュリティー会社なんです。

当時1ヶ月の3/4以上は外国への出張が多かった旦那。

私は小さい子供4人を抱えての留守番で、周りには頼れる家族、親戚なんて居ません。

セキュリティー会社を本格的に探すきっかけとなったのが、




「真夜中の警察訪問事件」


あれは旦那がベルギーに出張中に起きました。

夜中の12時半を回って、私は日本の母と電話でおしゃべりをしていたんです。

すると,


      “ピンポ~~~~ン”


と、ドアベルが鳴ったんです。



話すのを止めて、はっとして受話器の口を押さえる私。


母も、「何? 今の?  ドアベルじゃないの?」

私:「しーっ。」


  息を殺して様子を伺っていると、


          “ピンポ~ン、ピンポ~ン”


2回たて続けに鳴ったから、怖くなって

私:「ママ、こんな時間にベルが鳴るっておかしいよね。」

母:「HITOMI,絶対ドアを開けちゃ駄目よ!」

私:「わかってる。   でも何で...」



            “ピンポ~~~ン”

私:「ひえ~~~!」

母:「嫌だ~~~!  暫くこのままで電話は切っちゃ駄目よ!」


身動きもせず、息を殺して1,2分が過ぎドア越しに外を覗いてみたけど、何も見えない。

裏庭で、サササッと人影のようなものが見えた。

慌ててあちこちの部屋や窓の鍵をチェックする。


緊張と恐怖の余り、手がカチカチになりそうな位に氷ついちゃって、(もともと冷え性なのに~~~)

言葉も出ないんです。

日本の母もビビッちゃって、あたふたしている。

5分ほど様子を見たけど、

辺りはひっそりと静まり返っている。


とりあえず一旦電話を切って、
ベルギーに居る旦那にTELをして話をしている最中に、

今度はどこかから電話が入った。

旦那が出ろ、というので
恐る恐る出てみると、


          それは警察からだった。


この辺でひき逃げ事件があり、犯人が逃走したらしいんです。

それで警察は犯人を探し回っていて、家にも来たらしいの。

私が母と電話で大声でしゃべっていたのが、警察が玄関先まで訪れた時に、外まで聞こえたらしいんです。(すんません。私声がでかいもんでー)

それなのに、ドアベルを押したら急に静かになって音沙汰無くなったから、犯人が潜んでいるのかと勘ぐってくれたみたいなんです。(笑)

まだお巡りさんが、家の周りに居て捜索中らしく

念の為に家を訪問するから、ドアを開けて下さいって言うの。

その事を旦那に告げると、信用出来ないからTEL番号を聞いて、私から掛け直せというので、

その通りに電話を切って、今聞いたTEL番号へ掛け直すと、ちゃんと警察と繋がりました。


  良かった~!   も~~~~!   なぁ~~んだぁ~~~!

ってな感じで、一気に緊張の糸が解れちゃって、


私:「もう~! Plunk Call(悪戯電話)じゃないかって思っちゃったわよ~!
お巡りさんも、こんな時間にいきなり訪問は無いですよ~!
心臓が止まるかと思ったわー。
寿命縮まった分、どうしてくれるんですかぁ~!?」

などと言いたい放題。

私、全身脱力で床にへたっちゃいましたよ。


長くなりましたが、その件があってからというもの、

旦那がひどく気にするようになって、ちょうどセキュリティーシステムを入れようと考え中の所だったの。

連絡を入れると直ぐにセキュリティー会社の人が見積もりに現れて、旦那とあれこれ交渉の後に

無事、契約完了。

ところが、

旦那のプエルトリコ駐在が決まって、私達はセキュリティーシステムを入れ2年3ヶ月ほどで引っ越して来たわけなんです。

            ここがポイント!

契約書には、システムを入れて3年は解約できないと書いてある。

だけど、この部分は契約の際に旦那が

解約不能は2年までで、その後は延長という事になるので、2年後はいつでも解約可能

と、交渉をし、サインまで交わしていたんです。


       それなのに

   それなのに

        あ~、それなのにぃ!

ここ9ヶ月の間、しつこく契約違反の勧告書と共に

請求書を送りつけてくるんです!

これに腹を立てた旦那はカリフォルニアにある本社へTELをし、電話で言い争い。

その後、契約書のコピーを本社へ送りつけてやったにも拘らず!

しつこく請求書を送って来たの。

無視する事数ヶ月。


今度は何と逆に契約書のコピーを,向こうから送ってきた。


旦那がそれを見て呆れていたから見てみると、


旦那のサインの箇所、

そのサインが旦那のサインじゃないんですよ!

旦那のサインを真似て偽造したサインなんです!

形も全然違うし、

良くここまで白々しい事が出来るなって

呆れを通り越して、感心しちゃったわ(笑)


でも、

サインの偽造、

これって立派な



犯罪 ですよね。

ここまで相手がやるっていうのなら、と

旦那は反撃に出た。


まずは“Best Business Bureau”

という所へ苦情を入れて、成り行きを説明しその会社を調査して貰った。

でもねー、

これもあんまり当てにならなかった。

いまだにすっとぼけて請求書を送ってくるセキュリティー会社。

その執念としつこさに、完敗!とは言わないけど、

相手も引かないからと、今度は弁護士に相談中です。


「あいつら、選んだ相手が悪かったなー。ふっふっふっふっ。」

      と、獣のような目で ほくそ笑む旦那。

腕が鳴る鳴る~!と言わんばかりで張り切っている。


「そうね~。私達を相手にちょろまかししようなんて、
100万年早いってもんだわよ。」



     と言いながらも、本音は第三者で居たい私。


さっきも旦那は弁護士と話をしていた。


どうなっちゃうのかしら~~?

でもこいつら、こうやってしつこく食い下がって、悪どい手を使ってさ、一体何人もの被害者を出しているのかな?



   老人とか、弱者を相手に金を巻き上げているのかな?


そう考えたら、許せないよね!


やっぱりこういう奴等には、



        ガツ~~~ン! 

と、玉の一つや二つ蹴り上げてやってさ、(あ、男の方、顔を背けないで~!)

息の根を止めて、二度とこういうことが出来ないように

戒めてやらないと駄目よね!


       あ~、バトルのゴングが鳴ったわ~!

いっちょー、やったるかぁ~~~~~!





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