2003年10月24日
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 あなたは、商品やサービスといった、いわゆる自分の商材について、どこまで突き詰めたらいいか?とお考えになったことはありますか?

 納得できなければ叩き割ってしまう陶芸家をはじめ、画家も作曲家も、 およそアーチストと呼ばれている方なら、自分が納得できない作品は 決して陽の目をみることはありません。

 そう、アーチストが生み出すものは作品です。
 商材ではないのです。

 もちろん、アーチストの場合であっても、生活のために商材を作成することはあります。
・自分の中ではある意味不完全燃焼であっても、食べるためには仕方ない。
・できるだけ良いものを、と思うけれども、そうもいっておられない。
といったような自分の中での葛藤がそこにあります。

 こういったアーチストの感性は、独り善がりの視点です。
 お客さまの満足ではなく、自己満足を追求する考え方だといえるでしょう。

 一方、事業者の場合はどうでしょうか?
 事業者の場合、生み出すもの(提供するもの)は商材です。
 決して作品ではありません。

 商材というものは、お客さまに受入れてもらえるレベルが基準となります。
 ですから、お客さまがどの程度のレベルで満足されるのかを予測し、自分の提供する商材が、価値>価格となるように考えること。
 これが、基本的な考え方になります。

 だからといって、徹底的にレベルを追い求めたり、あるいは価格をどんどん落としたり、などという行動がいい、なんてことはありません。

 事業者なら、最大の収益となる原価と売上のバランスで、提供する商材と価格を決定することが必須になります。この範囲内でできることを突き詰めるのが正しい考え方です。事業者はアーチストではありませんし、無償のボランティアでもありません。
 その事業で自分の生活をしていかなければならないのです。





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最終更新日  2003年10月24日 22時24分23秒
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