宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

懐かしい詩集たち



その人生の一番最初に買った詩集の本棚は前後二段詩の本が入っているのですが、
その本棚の前には3列本が横積みにされていて、
そして、あろうことかその下の高さ80センチ2列はとある作家さんから進呈された自著本で、
私はその作家さんのファンというわけではないのですが、せっかく厚意で下さった本だから置いてるわけで・・・
ところが、この単行本やら文庫本やら大型本やらと揃わない本の為に、
後の本がまったく出し入れ出来ない状態で・・・時にははた迷惑なと眉間に皺寄せ・・・
しかし今日は詩集の本棚、久々本格的に動かしましたよ。


!!いいことはあるもんです!

ついぞ見つからなかったプレヴェールの詩集と、
買った記憶もなくなっていた中井英夫の詩集が見つかりました!
中井英夫は思潮社の現代詩文庫だからひん曲がってしまっていたけど、
いつ買って、果たして読んだものかどうか・・・
ページをめくると確かに読んだ覚えはありましたが、
今やこんな面倒臭い本は早々に閉じ、曲がりを直すのに広辞苑でも乗せましょう!
それでやっぱりプレヴェールでしょう!
調子のいい音律は少女趣味でも、
詩は音楽というからには、やっぱりこのくらい調子がよくなくっちゃ!




ほんとうは生きたい鳥

ほんとうは歌いたい鳥

ほんとうは叫びたい鳥!






はがねのむすめ あたしは誰にも惚れなかった

誰にも惚れなかった 惚れたひとのほかには

あたしの恋人

あたしの恋人

あたしをひきつけたひと











© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: