非常に適当な本と映画のページ

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2006.05.20
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カテゴリ: 洋画
シュワルツェネッガーのアクションが炸裂!ワーナー・ホーム・ビデオ コラテラル・ダメージ 特...

シックス・デイ 」のシュワルツネガー出演作。昨年公開予定だったが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの影響で公開が延期されたといういわく付きの作品。
 今観てみると公開を延期するほどのものだったのかと首を捻ってしまうが、「テロリストたちにも自分らなりの言い分や動機や正義や信念があり、結局正義なんてあやふやなもの」と描いていたので、仕方なかったのかも知れない。


粗筋

ロサンゼルスの消防士ゴールディは、「ウルフ」と呼ばれるテロリストが仕掛けた爆弾によって、妻と息子を殺されてしまう。
 米国政府が「ウルフ」の検挙に動いてくれないどころか、テロリスト達と交渉しようとしていると知ったゴールディは、復讐に燃え、単身で「ウルフ」がいるコロンビアへ向かうが……。


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感想

「ウルフ」はコロンビアを離れ、ワシントンへ向かった。行き先を正確に知っているのは「ウルフ」の妻セリーナだけ。ゴールディはセリーナを寝返りさせるのに成功させ、米国国務省へ連れていく。そこでセリーナは夫が仕掛けた爆弾の発見に手を貸す……。
 ……と思っていたら、「ウルフ」とは一人ではなく、夫婦で「ウルフ」だった。セリーナが寝返ったのは見せかけだったのだ。彼女が国務省へ潜入して爆弾を仕掛ける、という計画で、夫の方は彼女の逃亡ルートを準備していたのだった……。
 ……この計画は面白いと言えば面白いが、回りくどい。なぜこんなややこしいことをしたのか。セリーナが途中で死んでしまう可能性が大き過ぎるし、仮に生きていられたとしても国務省へ思惑通り潜入できるとは思えない。万一失敗した際に実施できるバックアップのテロ計画があったとも思えないし。陽動作戦だったスーツケースの中が空だった、というのがとにかく解せない。スーツケースにきちんと爆弾を仕掛けておけば、メインのテロが失敗した場合でも、陽動作戦をメインに切り替えることが出来る、と考えなかったのか。
 もう一つ解せないのがロバート・デニーロ似の特別捜査官の死に様。一発でしとめられてしまうなんて可愛そう。見方によってはゴールディ以上の活躍をしていたといえるのに。
 50を超えても(その割には奥さんが若く、ガキが幼いのは解せない)未だに筋肉モリモリのシュワルツネガーでなく、もう少し貧弱そうな奴がゴールディ役をやっていたら良かったのに、と思ってしまう。やはりシュワルツネガーはSF的な要素が絡んでいる作品に出てこそ味が出てる。ありきたりのアクション映画では役不足。
 コロンビアが現在も無法状態に近い国のように描かれていたが、本当なんだろうか。もしそうだとしたら、日本はまだまだ平和なんだなと感謝せずにはいられない。


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Last updated  2006.12.09 21:47:20
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