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2006.11.24
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カテゴリ: 邦画

 アヴァロンの押井守監督作。


粗筋

近未来。
 アンドロイドが暴走して所有者を殺す、という事件が多発した。
 被害者の中にはVIPもいた。そこで公安部は、テロの可能性もあるとして、捜査を開始。身体の大部分が機械化されている捜査官バトーが、捜査を担当することになった……。


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感想

1995年に公開されたアニメ映画「甲殻機動隊」の続編である。本来は「甲殻機動隊2」となる筈だったが、「甲殻機動隊」の興行が芳しくなかったので、別タイトルにした。「甲殻機動隊」は、海外では評価が高かったので、本作は続編であることが直ぐ分かるよう、「GHOST IN THE SHELL 2」として公開されている。
「甲殻機動隊」は元は漫画がベース。漫画の「甲殻機動隊2」(「甲殻機動隊1.5」というのもある)が、本作と関係があるかは不明。
 アヴァロンの酷評で、作品が監督の自己満足に終わっている感がある、と述べた。
 本作は、それが更に一歩、いや、十歩進んだ感じ。
 監督の自己満足振りがとにかく目に余る。
 バトーも局長も哲学めいた、というか禅問答みたいな台詞をはきまくる為、言っていることの半分が意味不明だった。
 自分は前作「甲殻機動隊」を観ていたので、事前知識がまるでなかった訳ではないが、それでもストーリー展開には付いていけなかった。
 CGアニメのシーンは美しいといえば美しい。が、三次元CGの部分がリアルなのに、キャラなどは二次元のセル風アニメ(実際にセルは使っていないと思われる)で、不自然。
 ストーリーはいやに複雑だが、問題解決の部分はご都合主義的で、ミッションがあっといえる間に完了していて、呆気ない。前作の主人公だった女性が突然現れてコンピュータにリンクアップし、侵入して、ハイ、終わり……といった具合なのだ。前作を観ている自分が呆気に取られるのだから、前作を観ていなかった者はチンプンカンプンだっただろう。
 漫画原作「甲殻機動隊」は、軽さやユーモアもあった作品だったが、アニメ映画「甲殻機動隊」は軽さに全く欠けたシリアスなものになっていた。本作も、漫画原作の軽さはなく、ただただシリアス。漫画原作を読まなければ本作が描く世界を理解できない。が、読んでいると漫画原作との差に違和感を感じる。
 ストーリーをもう少し単純化し、哲学めいた台詞を省略し、CGアニメを抑えていたら、もう少し理解し易い、見易い作品に仕上がったと思われる。
 とにかくどう評価すればいいのか分からない作品。
 本作では、犬が登場する。この犬はアヴァロンにも登場する。なぜだろうと思っていたら、押井守が飼っている犬に似せた、とのこと。なぜ監督はペットの犬を制作する作品という作品に登場させるのか。
 くどいかも知れないが、監督の自己満足振りがとにかく目に余る。


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Last updated  2006.11.24 10:06:59
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