非常に適当な本と映画のページ

非常に適当な本と映画のページ

2006.12.06
XML
カテゴリ: 邦書

 著者田中光二がフレミングの007シリーズに刺激されて創造した殺し屋カラスシリーズ第四弾。


粗筋

北朝鮮が日本で生物兵器の実験をするという情報を掴んだ日本の防諜機関JSAは、直ちに諜報員の草薙に捜査を命じた。
 草薙は、華僑の有力者が絡んでいることを知る。
 一方、生物兵器となると手に負えないと感じたJSAは、米国のCIAに支援を要請した。CIAはなんと呪術師(?)を送り込んできた……。


楽天ブックス(large)

解説

本作品の最大の悪役は、第一弾にも出た北朝鮮工作員が再登場する。第一弾では草薙の追跡を逃れられたが、今回はさすがに駄目だった。
 著者田中光二は北朝鮮を敵対視しているらしい。北朝鮮が悪役を務めるのは今回で三度目。ま、日本の周辺には他に敵にできる国がいないから、仕方ないかもしれないが。
 本作品も車の蘊蓄が盛りだくさん。今回、草薙はホンダS2000を乗り回していた。NSXを下取りに回したということになっている。
 生物兵器は天然痘なので、天然痘に関する蘊蓄もやはり凄く、感心させられたが、やはりくどい。
 007シリーズを意識した本シリーズだが、今回は「Live and Let Die」を特に意識したようだ。処女の呪術師が出てくるのだから。本作品のエキータは、007シリーズのソリテアとは一味も二味も違っていたが。



関連商品:

人気blogランキングへ

楽天ブックス(large)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.12.06 16:49:09
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: