非常に適当な本と映画のページ

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2014.02.06
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カテゴリ: 洋画

 アメリカのマーベルコミックのキャラクターであるマイティ・ソー(母国アメリカでは単にThorと称される)の実写版第2弾。
 主人公のソーはクリス・ヘムズワース、宿敵ロキはトム・ヒドルストン、オーディンはアンソニー・ホプキンス、ジェーン・フォスターはナタリー・ポートマンが引き続き演じる。
 近年公開されている他のマーベルコミックの実写版との繋がりがあり、ソーはアベンジャーズにも登場している。
 原題は「Thor: The Dark World」。



粗筋

アベンジャーズの一員として、神々の世界アスガルドからやって来たソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで激闘を繰り広げてから1年。
 ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が行う事に。その最中に、地球の存亡を左右するダークエルフの力を宿してしまう。
 ソーは、愛するジェーンを救う為に、彼女を連れてアスガルドへと向かうが、それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。窮地に陥った彼は、血の繋がらない弟でありながら、アベンジャーズと戦ったロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。
 アスガルドの次期王はソーではなく自分だ、と固く信じているロキの助けを求めるのは、ソーにとって諸刃の剣だが、止むを得なかった。
 ソーとロキはダークエルフと戦うが、その過程でロキは命を落としてしまう。
 最終決戦の舞台は、ロンドンへと移った……。


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感想

 ソーは、マーベルコミックの中でもかなり歴史のあるキャラクターだが、スパイダーマン、ハルク、アイアンマン、キャプテンアメリカ等と比較すると、知名度はアメリカでも二番手、三番手。
 日本では、更にマイナーなキャラクターとなっている。
 そもそも邦題の「マイティー・ソー」も原題とかけ離れているし。
 元は、北欧神話がベースで、ソーは雷神トール(綴りは同じ)がベースとなっている。他の登場人物も、北欧神話がベースとなっているのが多い。
 超人的というか、神なので、DCコミックスのスーパーマンと同様、いざ取り上げるとなると扱い難いキャラなのだろう。あまり人間っぽくすると「神」ではなくなってしまうが、無敵にしてしまうと敵役がしょぼくなるし。

 本作に、ストーリーは一応ある事にはあるが(地球を含める9つの世界を滅亡から救う)、どちらかというとCGを駆使したSFXを楽しんで下さい、の雰囲気が強い。
 そんな事もあり、最低限の事前知識で楽しめるようになっている。自分もアベンジャーズは観ているが、本シリーズ第1弾は観ていない。にも拘わらず、世界観はすんなりと受け入れられた。

 主人公のソーは、神とあって、ほぼ不死身。
 どんな危機に瀕しても「どうせどうにか切り抜けられるんだろ」と考えてしまう。
 従って、サスペンスはほぼゼロ。
 ソーが敵を倒しても、当然の事として受け入れられる。
 安心して観られる、という面では良いのかも知れないが。

 本シリーズでは、ナタリー・ポートマンが登場。
 スター・ウォーズ・シリーズに続き、大作映画にやたらと登場。
 デビュー作の頃からすると、かなり歳を取った印象を受けるが(初登場作の頃はまだ十代前半だったので、当たり前か)。

 ダークエルフが本作の敵として登場。
 ソーも手こずらせる程の力を持つが、最終的には呆気なくやられてしまう。
 どさくさ紛れに漁夫の利を得るのが、自身の死を偽装して周囲を油断させ、アスガルドを乗っ取るロキ。本作の敵はダークエルフだが、最大の悪はロキだった、という事になる。
 無論このままでは終われないので、続編も製作されそう。
 何故ラストシーンでソーはロキの変装(ロキはあらゆる人物に変装でき、最終的にはソーの父親で、アスガルドの王であるオーディン(アンソニー・ホプキンス)に成りすます)を見抜けなかったのか。神も全知全能ではないらしい。

 クリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンは、本シリーズに出演する前はほぼ無名だったが、公開後は一流俳優の仲間入り。
 比較的マイナーなキャラで、メジャーな俳優を起用出来なかったのは、二人にとって幸いだったといえる。


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Last updated  2014.02.06 19:59:24
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