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2004年02月16日
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シービスケット

夜の9時50分から始まるレイトショーだったので
7時ごろに到着してご飯を食べることになった。

どこも混んでいて居酒屋に20分ほど待たされて席についた。

「あまり、飲んだらダメ!」
と、言われてチビチビとビールを飲んでいたが

カミさんが巨峰サワーを1杯半飲んだところで

「あぁ~・・・。眠くなってきた。」
「映画観ないで帰ろっかなぁ~・・・。」

「チケットを払い戻してこようかなぁ~。」

などとブツブツ言い出した。

「今度にするか?」
と、思ってもいない提案をすると

「いいや。観る。」
と、思ったとおりの答え。

しかし
「私が寝ていてもイビキをかかない限り起こさないで。」
と、言われた。

映画館に入り、まだ薄明るい館内でチュロスにかじりつくカミさん。
スクリーンが大きくなり、辺りは真っ暗。さぁ、いよいよ、シービスケットが始まるぞ!!


・・・

・・・

さぁ、いよいよクライマックス!
主人公がレースに向け足を棒で固定してブーツを履いていると

Zzz・・・



左肘で隣を小突く。

「なに?」
「いや、寝息がうるさくなってきたから・・・。」
「ちょっとぉ~!もっと早く起こしてよぉ~!!」

難儀なこと言うなぁ~。
映画を観ながら左隣のイビキの直前を察知して起こせとぉ~?

カミさんは少し立腹したが、自分の言っていることがメチャメチャだということに気が付いたらしく
それからは寝ずに観ていたが

「おもしろかった?」
「感動した?」
「なんであの男の人、足を怪我したの?」
「あぁ、寝なきゃ良かった。」
「もったいないことした。」

・・・うるさかった。





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最終更新日  2004年02月16日 14時07分00秒
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