楽しき日々

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2016.03.09

誕生日前日からのこと　終わり　

(9)

カテゴリ：ひとりごと

おはようございます！

今日は昨日と打って変わって寒い感じがします。

とはいっても昨日は２５℃近くという夏のような気温でしたので

今日の方が普通なのかもしれませんね。

父の最期を書くのは小説家でもあるまいし

嫌な思いをしてまでも・・・というのはありますが

人間の記憶は意外と適当です。

忘れる前に書き留めておこうと思います。

では昨日の続きです。

息子と私は逝こうとする父を引き留めるように

呼びかけ続けました。

「じいじ頑張れ！死んじゃ駄目だ！」

「頑張れ！」

「ここまで何のために頑張ってきたんだ！」

息子はそういいながら意識がなくなっていく父の心臓マッサージを始めました。

救急車が到着しＡＥＤを使い心臓マッサージを続け

受け入れ先の病院を手配して見つかったので

私は救急車に乗り病院に行きました。

どれくらいの時間が経ったか・・・

救急室に呼ばれ父の心臓がマッサージをすると動きますが

２時３４分父の死亡を確認しました。

誕生日の３月１日を迎え２時間３４分経ったところでした。

１１９番に連絡を入れたのが１時半だったとのことで

誕生日を迎えたことを父はわかっていたと思います。

腕時計をしていましたし・・・。

病院の方が死後の処理をどうするかと仰るので

病院の契約している復元師の方をお願いしました。

その間に家人と息子も病院に到着しました。

検査が終わり復元師の方がみえ処置をしてくださいました。

父のひげを剃りますか？と聞かれたのですが

オシャレな父がここ２・３日ひげを剃ることがなかったんだ

弱っていたのだなと改めて思いました。

復元師さんがきれいにしてくださり家に戻ったのは午前５時を回っていました。

父と私の誕生日前から父の最期までの様子は

一応こんな感じでした。

息子の必死な様子が今も目の前に浮かぶようです・・・。