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JOKER†TRICK
白銀の果て
キャンプが設営されている場所から、20分は歩きっぱなしで登ってきたので、
全員それなりに疲労してきていた。
「まだ、登るわけェ……?」
ダルクが選抜したあと2人のハンターのうち、このメンバーで唯一の女性ハンターである
メルティ=シャルが息を切らしながら言う。
「もうこの辺りのハズだ。ここに轟竜の目撃情報が集中している」
「ここって?まさか今この場所?」
ディビナが言う。ダルクは少しだけ頷き、携帯食料を飲み込んだ。
「スタミナはハンターの生命線だ」
「あ、うん」
ディビナには1つ気になっていた事がある。
ダルクが選抜したもう1人のハンター、ファフニールという青年の事だ。
銀髪に翡翠の様な眼をしており、ここに来るまで一言も喋っていない……。
実力は確かな様だが、少し違う雰囲気を漂わせていた。
辺りはとても静かだ。吹雪の音だけが高く耳元で鳴り続ける。
ダルク達はしばらく座って待つ事にしていた。
しかし、不意にファフニールが立ち上がった。
「………来るぞ」
それを言い終わった直後、いきなり
空から黄色に青の縞の入った強烈な色の飛竜が降り立った。
「やだ、ホントに来た!」
「本当に飛べるんですね……、これで信じれます」
「飛ぶと言うより、滑空だがな。自身の筋力で上空まで飛び上がって滑空する」
(要するにもの凄くマッチョなのね……)
シャルの頭の中の安直な感想を吹っ飛ばしたのは、轟竜のあげた咆哮だった。
(相当な音量だな、だが)
ダルクが耳を指さして突いた。
「高級耳栓だ」
身体の硬直が解けきらないディビナとシャルを置き去りにして、ダルクは翼に切り込む。
シャルの言うとおり筋肉質な腕には、鋭い太刀と言えど十分なダメージを与えた様には見えない。
しかしその時、切り口から青色の電光がほとばしった。
「そして、雷属性だ」
ティガレックスはうめき声を上げ、自らの腕を傷つけた虫けらをはじき飛ばそうとする。
それをひらりとかわし、さらに反撃に出るダルク。相当な腕前である。
シャルは強走薬と呼ばれる薬品を飲み、意識を集中させて刃に一層の力を込める。
「鬼神化」と呼ばれる双剣士を極めた者のみが使いこなせる技術で、
常人では考えられない集中力と体力を要求される技である。
それゆえ生じる筋肉の疲れを、強走薬は和らげてくれるのだ。
ディビナは頭部に踏み込みながらの突きを見舞い、追撃を加えようとする。
瞬間、腕を付いて上体をあげ、明らかに何かをしようとしている轟竜が見えた。
(咆哮か?……なら大丈夫だ)
ダルクは距離を取り、さらに追撃を加えようと踏み込む。
シャルの乱舞が翼にたたき込まれ、ディビナはチャンスと間違い竜撃砲のロックを外す。
シャルが危険に気付き、距離を取った瞬間----
ダルクとディビナが思い切り吹っ飛ばされた。
頭を抱えて起きあがるディビナ、正反対に吹っ飛んだダルクもすぐに体勢を立て直そうとするが、
至近距離で咆哮を受けたせいか頭がクラクラしていた。
「イッタァ……、今のは何?」
「音で、飛ばされた……!?」
実体を持たない「音の波」による攻撃は、
まるでハンマーで身体の前面を強打したかの様な衝撃だった。
吹っ飛んだ2人を無視して、次のターゲットに狙いを付ける轟竜。
標的になったのは、距離を取る為に走り後ろを向いていたシャルだった。
シャルに向けて、奇妙な姿勢で走り出した轟竜。
距離がみるみるうちに狭まる……。
ディビナが危ないと叫んだその時、ファフニールが盾をくわえさせて突進の威力を殺した。
「油断するからだ」
「あ、……ありがとう」
礼を聞き終わらないうちに、盾を口の中から引き出す。
ファフニールは眉1つ動かさず、何のためらいもなく轟竜の両目をランスで突き潰した。
「ランスには……」
ファフニールはそこまで言うと、盾を捨ててランスの持ち方を変えた。
通常の脇で抱え込むスタイルではなく、柄を握って一度横に大きく払う。
ランスに付いた轟竜の血が鮮やかな軌跡を描いた。
轟竜が呻くのを無視して翼に駆け上がり、肩の部分で方向を変える。
そこからファフニールは頭部へと飛びかかり、口の部分を上から一気に貫いた。
「こういう使い方もある」
眼が利かないばかりか口が開けなくなり、
混乱するティガレックスの首元から飛び降りて、彼は冷徹に言い放った。
「酷い……」
シャルの口から意識せずに言葉が出た。
「酷い?これは狩りなんだぞ?
今此処では狩るか狩られるかだ。それは判っているはずだが」
ファフニールの言葉に間違いはなかったが、シャルは目の前で悶える轟竜に同情を隠せなかった。
「……まだトドメを刺していない。シャル、可哀想と思うなら早く楽にしてやるんだ」
「うん……わかった……」
ダルクに促され、シャルとディビナも武器を構えた。
数十秒後、そこには完全に沈黙した轟竜の亡骸があった。
----午後6時43分 轟竜ティガレックス討伐任務 完遂
《次章 予感と前兆 へ続く》
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