いつも心に はっぴーを~♪

人畜共通感染症

人畜共通感染症・・・

みなさんは聞いたことありますか?
これは人と動物の共通感染症のことで、ペットの動物から人間に感染する病気です。

人に感染する病気は何種類くらいあると思いますか?
約840週ほどあり、その中でWHO(世界保健機構)が危険だとしているのは120~160種類くらいだそうです。
日本ではその半分くらいが問題となっています。

衛星環境が整っている日本でどうして、問題になってきたのか・・・
大きな原因は、海外からの輸入動物の増加と考えられています。
それと飛行機に紛れ込んできた、蚊や貨物船に紛れ込んできたねずみが侵入した可能性が高いとされているそうです。

人と動物の共通感染症の主な感染経路は、体を触れて伝染る直接感染。
皮膚からの経皮感染、くしゃみからの飛沫感染、ホコリなどにまぎれて吸い込む吸入感染
飲食による経口感染などです。

これらはきちんと予防をすることで、ふせげることができます。

動物と人間が良い関係でいられるよう、正しく理解することが大切だと思ってます。



動物から移る病気・・・・


トキソプラズマ症
トキソプラズマ症
・動物 :猫・犬(猫よりは少ないですが可能性あり)感染した豚などの生肉など
・病原体:トキソプラズマ原虫
・動物の感染:猫や犬がトキソプラズマに感染したなまの豚肉などを食べて感染
 人の感染 :感染している猫や犬の便中にいる卵が口に入る事で感染
・動物の症状:猫-腸炎や脳炎など 犬-下痢や呼吸器の症状など
 人の症状 :1/3程度の人が既に抗体を持っていると言われています。
       大人は無症状のことが多く心配ありません。

<抗体が無い妊婦は、母親から胎児への感染に注意が必要です>
赤ちゃんが産まれてもすぐには感染しているかはわからず、症状として 知恵遅れ、けいれん、視力の低下など生後3ヶ月から表れてきます。
初期の症状として、発熱や皮膚の湿疹、咳き、ゼロゼロなど呼吸、リンパ節や肝臓、ひ臓の腫れなどがあげられます。また、脳炎、心筋炎も心配されます。



幼虫移行症
幼虫移行症
・動物 :犬、猫
・病原体:犬回虫、猫回虫
・人の感染 :犬、猫の糞の中にでた回虫や卵が付いている土を触ったり、ついた
       野菜を、よく洗わなかったり、よく加熱せずに食べた場合などに
       腸内でふ化し感染します。
・動物の症状:無症状が多い
 人の症状 :発熱、肺炎、喘息など。
       まれに、幼虫が体内のあちらこちらを動き回り、肝臓や筋肉、
       眼などにも障害を起こすことがあります



食中毒の症状(消化器症状)
・感染 食中毒の菌で食物からの感染が多いのですが、動物から感染することも
    あります。乳幼児は感染しやすいので注意しましょう。
・人の症状:下痢、おう吐、発熱などの食中毒症状

<サルモネラ菌>
・動物 犬・猫・ウサギ・サル・鳥類・ヘビ・カメなど
・病原体 サルモネラ菌

<リステリア>
・動物  :犬、猫、鳥など
・病原体 :リステリア
・人の症状:まれに神経まで感染すると痙攣、髄膜炎、敗血症など
・母親から胎児への感染
 胎児が感染すると、新生児が髄膜炎・敗血症になることがあります。

<カンピロバクター>
・動物  :犬・猫・小鳥など
・病原体 :カンピロバクターという細菌

<エルシニア>
・動物 :犬・猫
・病原体:エルシニア
 人の症状:食中毒症状のほかに、関節炎、敗血症など



ブルセラ病
ブルセラ病
・動物 :犬
・病原体: ブルセラ・カニス
・感染 :感染した犬の流産胎子、流産後の排出物に触りって感染します。
・動物の症状:流産など
 人の症状 : 発熱、関節痛などインフルエンザの様な症状です



真菌 皮膚糸状菌感染症
真菌 皮膚糸状菌感染症(白癬:はくせん)
・動物 :犬・猫
・病原体:真菌(カビ)の一種、皮膚糸状菌によっておこる皮膚病です。
・人の感染 :感染した動物の皮膚に直接触ったり、または菌のついたものを
       触って感染します。
・動物の症状:脱毛や皮膚炎など。無症状の場合もあります。
 人の症状 :かゆみ、赤い湿疹、脱毛など。
       頭部にできると、脱毛などの後が残ることがあるようです
       子どもは移りやすいので注意が必要です



ひっかき傷 パスツレラ症
ひっかき傷 パスツレラ症
・動物 :犬・猫
・病原体:パスツレラ菌。多くの猫、犬は口内に持っていています。
・人の感染 :犬や猫に引っかかれたり、噛まれたりして感染します。
・動物の症状:動物は無症で、人に感染して初めて発症します。
 人の症状 :ひっかかれた傷が腫れて痛みます。



オウム病
オウム病
・動物 :オウムやインコなどの鳥
・病原体:オウム病クラミジア
・人の感染 :感染している鳥の糞や、鼻水から出る病原菌を吸って感染します。
・動物の症状:ひな鳥は下痢などの症状が重い。成鳥は無症状のことがある。
 人の症状 :風邪に似ており、重症になると肺炎、気管支炎などをおこします。



狂犬病
狂犬病
・動物 :主に犬(全ての哺乳類や鳥類)
・病原体:狂犬病ウイルス
・人の感染 :狂犬病にかかった動物に噛まれて感染します。
       狂犬病予防法により、登録と毎年狂犬病の予防注射が必要です。
・動物の症状:狂躁型、麻痺型がある。最後は昏睡して死亡します。
 人の症状 :発症すると神経症状が出て、最後は昏睡して死亡します。

   ▽日本国内では昭和32年以来発生していません。
    海外では発生しているので、海外で生活している方や、旅行へ行くとき
    には注意が必要です。
    かまれた場合も、発症する前ならばワクチンが有効です。




・・・注意すること・予防対策は???


ここが一番わかりやすいかもしれません。

厚生労働省 健康局 【動物由来感染症を知っていますか?】 へジャンプ






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