いつも心に はっぴーを~♪

病気を憎んで夫を憎まず・・・

病気を憎んで夫を憎まず・・・


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私の夫が心の病になってからのこと

ここに書いてあることは

一緒に生活をしている妻の立場

から書いていて

私が感じたことです

これを読んで気分が悪くなっても

責任は負えませんのでご了承ください


















心の風邪・・・

心の風邪。世間ではよく言いますよね。
心の風邪?じゃあすぐに治るってことなんだ~
うつ???気分がゆううつになるんだろうなぁ・・・
なんて私も、夫がなるまではそんなふうに思ってたのかもしれません。

私にも心の病気の経験はあります・・・。
数年前、あることから私は心がボロボロになるほど
のことがありました。両親に進められ心療内科にいき、
そこで心身症と診断されたことがありまして・・・
でも何回か通院しただけで(投薬なし)もとの自分に戻れました。




でも・・・夫が心の病になってから、3年目になりますが、(H18年5月現在)
この(心の風邪)の意味を痛切に感じるようになりました。
風邪のようにすぐに治ると思ったら大間違いなのでした。
ここでも・・・風邪ほど怖いものはないんだ・・・と思うほどです。

心の風邪・・・すぐに治るものでなく、誰にでもかかる。
というものなんでしょうね・・・・・

実際には症状が重くなると自傷行為や自殺など悲しい結果を招く恐れもあるのです。


死につながる場合もある・・・


そういう意味では風邪よりも重い病気と言えるかもしれませんね









心の病気の家族をもった私の場合・・・


夫の発病の頃


H15年12月ごろ
最愛の娘を亡くしてから約1年ほど・・・・仕事も忙しくなり
仕事のストレスからか、頭痛・耳鳴りが激しくなった。
脳神経外科で、頭痛薬を処方してもらう。

H16年4月・夜中突然、両足がこむらがえりになり、痛みのあまり
呼吸困難になる・・・
すぐに救急車で運ばれたが、 過喚起症候群
と診断。
こむら返りは、その後も頻繁に起こるように・・・

次の日、体がだるくて頭がぼ~っとする。何もやる気が起こらない。
まっすぐに歩けない。自転車にも乗れない・・・
と訴えるので、病院で脳・血液・などひととおり検査することになったが、
どこにも異常が見当たらなかった。

それでも体が思うように動かない、音がうるさい(子供の泣き声)
やる気が起きない・・・と訴える夫に、
心療内科を進めました。このときはまだ、
まさか夫が・・・という気持ちでした。

そのときの病名は、 パニック症候群

過呼吸を起こしたことで、パニックに陥ったためらしい・・・
その日から、薬の投薬がはじまりました・・・・

その後、パニック発作はおさまったものの、
体の不調はなかなか治りませんでした。
今度は、 自律神経失調症・不安症候群 という病名が告げられました。

それでも 他に何か原因があるんじゃないか?といろんな検査をした
頭のCTを撮ったときに 頭の中に石ころのような 石灰のかたまりができてるといわれました
ただ この先大きくなるかわからないので 1年に1回の検診をすることになった



精神的な薬の投薬でだいぶ楽になることもあったが、
仕事は 相変わらず忙しく休めず・・・・
仕事にいったりしてたせいか、
一向に良くなることがなく、
うつ病 と宣告・・・・

しかしその後、病院を変えて出会った先生から、
夫の今の病名は

全般性不安症候群・転換性症候群 とあらたに診断されました。

そして、H17年9月ころから・・・・夫の行動がおかしい・・・
私に隠し事をするようになる
平気で約束を破るようになる
うそをつくようになる
私への裏切り・・・・・

これはすべて病気のせいなんだ・・・・
と、そう思い込もうとするばするほど、夫の行動・言動がひどくなる
このころ・・・・離婚という文字が何度も頭の中をよぎりました。
もう駄目かもしれない・・・・もうささえられないかもしれない・・・
私まで、おかしくなりそうでした


このころの症状は 鬱病

そんなときに私を支えてくれたのは 息子でした
なんとか、夫の症状も、波があるけれどよくなりつつあったのに
H18年3月・・ 腎臓癌の宣告・・・・・

どうして?我が家ばかりこんな目にあうんだろう?

腎臓癌は4月に左腎臓摘出をしました
今のところ 転移もなしということ・・・

腎臓癌手術の退院後
家から 一歩もでることできず


トイレ 食事 お風呂 タバコを吸う

この他以外は すべて 布団の中からでることがなくなりました

こんなことでは いけない・・・
私は なんとかして 夫が元気になれるようなものがないかと必死だった
そんな時に 映画に連れ出そうと思い 誘いました
映画は 何でもよかった


でも夫を連れ出してはみたものの映画を見る気分ではなかったようです
私1人だけ映画をみることになりました (明日の記憶)
アルツハイマーになった夫を 妻が看病する ような内容のもの
看病する妻から 何かヒントがあれば?と思いましたが
やっぱり 映画は 美化されるものですね

夫は そのあいだ 映画館の中にある パチンコで時間つぶしをしてました

そして この日から 夫が パチンコにのめり込む事になったのでした
パチンコに行きだしたのが 5月中旬
最初は 帰りも早かったのでしたが
毎日 お金が増えてくることに 自分にはパチンコの才能がある
というようになった
そして 毎日のように 朝8時半に出かけては 
夜は 8時過ぎに帰るようになった

精神科の先生からは 最初は 現実逃避をさせてあげてください
という言葉から 何も言わずにいました



現在 H18年11月
いまだに 毎日のようにパチンコ通い・・・

これは もう依存症なんだと思う

現在は 鬱病  パチンコ依存症

この病気を治さなくては・・・・










夫の場合、どうしてなってしまったのか?


仕事が忙しくて、確かに睡眠時間も少なかったかもしれない。
でも大きな原因は、最愛の娘の死なのかもしれ無いと思ってます。

仕事にも行かれなくなって、まっすぐに歩けない。
気力がわかないし、好きなことも楽しめない・・・
体がだるくて、何事にも集中できない。

ただ、家の中でごろんとしている夫・・・・
ひどいときは食事以外は寝ているときもありました。
子供の声が頭に響くらしく、息子とも距離をおいていることもありました・・
体が思うように動かせないことで、私にもひどい言葉を使うこともたびたびありました。
それでも暴力がなかっただけでも、よかったかもしれません。

どうしてこんなふうになってしまったんだろう・・・・・
夫の辛い姿を横でみているのが、本当に不安で怖くて・・・・
この先いったいどうなっていくんだろう・・・・
一緒に大声で泣いてしまったこともありました。
夫の気力ない姿に、時にはイライラしたり、毎日一緒にいることで
息が詰まりそうになることもありました。
思い切りいろんなものを投げて八つ当たりしたときもありました・・・

何もしてあげられない自分が、情けなくてしかたなかった
息子を抱きしめながら、涙が止まらない日も何度もありました
でも、妻は病気を治すことは出来ないんですよね。
夫によりそって一緒につきあってくらいしか、できないんですよね

今はネットで、うつ病の夫をもつ、妻たちのサイトでいろいろと勉強してます。
なかでも(愛情の貯金)という言葉に、なるほどなぁ・・・・と思いました。








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鬱になってひどいことをされても、
いままでの愛の貯金があればそれを使ってやっていけるけれども、
それが尽きてしまったらただ辛いだけだ。
出合ってすぐの人が鬱になってひどいことをされたら、
とてもじゃないけど支えては行けないだろう・・・・
















夫本人の辛さは、とうてい私の辛さなんて、比べものならないこともわかります
でも、共倒れしてしまう夫婦もいるこの現実
そんなことにならないように、支えてる妻のほうが巻き込まれないように、
自分で守るしかないようです。

家族や友人、ネットの中で同じような悩みを持つ妻たちの言葉。
私にはどれだけの救いだったことでしょう。
そして私をそれ以上に支えてくれたのは、まだ当時2歳足らずの息子と
仏壇の中で、静かに笑っている娘です。
息子の笑顔と病気で戦った娘がいてくれたからこそ、
今もこうやって 前向きに生きていけるのかもしれません・・・

現在は天国にいる娘が
(パパ、少し体を休めてね・・・)
って言ってるように思えてならないのです。
心の病気になって初めて、その苦しみ・辛さを知ることになったパパも
また新たな人生の勉強を強いられたのかもしれません・・・

まだ作成中>>>>>>>>>>>>>






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