Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
January 1, 2015
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カテゴリ: 日々の日記
             『 初詣の約束 (空色の約束の番外編) 』


 いつも以上に心臓が煩くなる。

「…恥ずかしい。やっぱり帰ろうかしら…。」

私、白石百合は初詣に行く為、高校時代の生徒会の後輩で、長年片想いして、やっと1年前に付き合い始めた彼氏と初めての初詣デートの待ち合わせをしていた。

だが、気分は浮かない。





              ~ 回想 ~

 事の発端は、二人でクリスマス・イブからクリスマスの日に、お泊りデートをした日の事だった。

「嗚呼、幸せだな~!百合先輩とデート♡」

語尾にハートが付いちゃうほど、ご満悦の恋人。それもそのはず、恋人になって初のクリスマス。社会辞任になって多忙な毎日を送る私に彼、屋久由岐がサプライズでデートに誘ってくれたのだ。



完全に振り回されていると自覚していても、彼が好きだから諦めている。

甘いキスも優しいハグも全てが愛おしい。

「屋久君、楽しそうね~。」

「えへへ。百合先輩を独り占め出来るなんて、幸せじゃない訳ないじゃないですか!」

完全に惚気ていた。

「そう。お正月は実家に帰らないとな…。」

あんまり乗り気になれない。

「帰るんですか?」

「まあね…。」

“実家に帰るのは良いんだけど、福田君に遇いたくないな~。”

そんな私の憂鬱な気持ちを知ってか知らずか、屋久君は言った。



ガッチリと両手を掴みそう言うので思わず

「ハア~?」

と返すと、そんな私の返答を気にもせずドンドン、計画が進めれていった。








 「じゃあ、百合先輩!振袖着て来て下さいね~♡」

「私、着るなんて一言も「先輩の可愛い姿見いんです♪」



狡いと思う可愛い顔して、そんな風に言われたら断れない。押し切られるようにして、振袖を着てデートをすることになった。



           ~ 回想終了 ~

 幼馴染の彼女兼私の友人のみーちゃんにお願いし、振袖を着せてもらった。白地に花柄の振袖、髪には桜色の花の簪を付けて貰った。

「可愛い~!!屋久君も益々メロメロだね!」

とは言っても、普段着なれないことから、不安だった。







 snowの日記
あけましておめでとうございます。新年早々仕事です。三が日ずっと出勤だよ。楽しくない。
今日は、空色の約束の番外編ストーリを書きました。何日か続きます。
旧年中はロクな年じゃなかったです。
毎度暴走してますが今年も宜しくお願いします。





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Last updated  February 27, 2015 11:47:10 PM
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