Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
July 12, 2016
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カテゴリ: 日々の日記
           『 もう一度、君に ~ 幼き約束 ~』12


「かつて、あの子には将来を約束した女性がいた。それが沙夜の母親だった。沙夜の母親は体が弱かったが、何より月野家を愛していた。月野の分家の姫であったが、あの子と誠は沙夜の母親を愛していた。」

沙夜の母親が分家の姫、すなわち、正当な婚約者だったはずだと葵は認識した。

「母は旦那様か私の父のどちらかと一緒になる筈だった。母は二人のことを同じくらい、愛し、二人も同じくらい愛していたそうです。大人になり母は旦那様の妻と戸籍上なり、二人の花嫁となったそうです。」

沙夜の語りに、葵は思った。

“そんなのありかよ!ぶっ飛んでる。だけど、同じくらい愛していたのなら、なおのことか・・・”

「やがて、母は旦那様の子を身籠った。幸せの絶頂だったそうです。そんな時、奥様が現れ、母の悪夢は始まった。生まれた子は、旦那様にも父にもどちらにも似ていたそうです。まあ、兄弟なら当たり前ですよね。旦那様は彼女に唆されたのだと思います。」

「黙りなさい!」

奥様は慌てる



「母は不義の疑いを掛けられ、父と共に子まで、殺されかけました。」

「?!!どう言うことだよ。」

「彼女が邪魔で、旦那様に疑心暗鬼になるように仕向け、自分に気持ちがいくように仕向け、母を結果的に捨てました。彼女の手の者によって、殺されかけ、極秘で生き延びた。」

「止めなさい!やめて、そんな話、嘘よ…。作り話に決まってる。」

彼女は焦る

「いえ、真実です。その証拠に私が生きている。刑事さんが調べてくれましたから…」

紗夜はそう言うと話を続ける。






 snowの日記
話は佳境に入っていく。迷宮入りにならなければいいと思う。
行きたい日程も決まったけど、来月、御休み貰えるかな?






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Last updated  August 29, 2016 05:39:35 PM
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