Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
July 21, 2016
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カテゴリ: 日々の日記
        『 もう一度、きみに ~ 幼き頃の約束 ~ 』21



 「さて、これをどう使おうかな~?」

爽やかな笑顔と裏腹に悪いことを考える泉先生がいた。

父と母に朝食の時にあったが、口を聞く事はなく。かわりに御婆様に今日の日程の話をしていた。

普通に学校に行って、何事もなかったように授業を過ごす。

中間テスト前だけに逢って、先生も力が入っていく。放課後は、図書室は勉強する生徒で溢れ返っていったので、諦めて家に帰ることにした。本当はまだ帰りたくないのだが、帰る事にした。






 一人でいる時間が久し振り過ぎて不思議な感じもしたが、帰ればきっと忙しいと踏んでいたのだが、勉強の為に、時間をすべて充てて貰え、捗った。つい数日前までの殺人的な忙しさが嘘の様に緩やかな生活を送る。

その裏で、渡先生や紗夜が助言しているとは知らず。この期間中、ちょくちょく会長や副会長に葵と彼女は勉強を教えて貰っているが、基礎が出来るので、たいして彼女は困る事はなかったのだが、葵は屍の様になっていった。



「来るときが来れば、運命ならば神様がきっと君に味方をしてくれるだろう。だから、今は大人しく待ちなさい。」

そう諭されたのだ。会長や葵が言ったのなら、きっと聞かないだろうが何故だろうか、彼の言葉は説得力があり、素直に聞いた方が良いと思うのだった。





 こうして、難なく無事に中間テストを終え。文句なしの学年1位を取ったのだ。周りにはすごいとか、尊敬の眼差しだった。対して、葵は

「葵、どういう事だ。俺達がわざわざ教えたのに、赤点スレスレとは・・・・・・」

今、会長は結果を見て激しく激怒していた。会長も副会長もそろって、1位と2位でとても優秀なのだった。

「別に良いだろう。赤点じゃないんだし。」

開き直る。

「葵先輩。もう少し頑張らないと、次のテストに引っ掛かったら部活に行けず、補講があるって聞いたんですけど、大丈夫ですか?」

「俺がそんなへまするわけないだろう!」

心配する早苗をよそに、彼は大丈夫と豪語するが

「何を言っている。お前は単細胞なのだから、もっと勉強が必要だ。ほら、行くぞ!」



「・・・・・・大丈夫かしら?」

「まぁ、ほどほどに頑張らないとね。」

副会長と早苗は苦笑するのだった。




 snowの日記
今月もあと十日。早いな。夏も前半が終わる。





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Last updated  August 30, 2016 01:48:32 AM
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