ぺこぽこまむず広場

さよなら


     優しく言われて
 「幸せにしてあげてね…」
     精一杯 笑ってみせた

 見た事の無い 大切な彼女と
 寄り添う姿が瞳に映る

 すこしだけ 大人になって
 素敵な二人になって
 夜の中へ消えていった

 いつまでも そのままの 君でいて

…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

 同じ運命をたどる二人だから
 心の中が良くわかる

 本当に優しい人だから
 うそのない「さよなら」が

 短くて 大きな出来事でした
 小さくて 素敵な想い出でした

 ほんの束の間だったけれど
 大切な人に出逢えた気がします

 優しくて強いあなたへ
 ぬくもりは 忘れないから

…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

 自分の気持ちに気付くのが 遅すぎてしまった

 後悔したくないから
 考えて・考えた事なのに

 『さよならは笑顔で…』て思っていたのに
 声を聞いたらつらくなった

 涙を流さないように
 胸に顔を押し付けたのに

 背中にまわす腕が
 『離したくない…』って 言っているから
 自然に涙がこぼれてしまった

 離れたくないのに 離れ 離れて行く
 離したくないのに 離してしまった

 素直じゃない 自分に気付いた時には
 心に ぽっかり

 穴があいていた

…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*



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