診断の告知  その1 家族内告知



診断名を告げることだけにこだわりすぎると、家族関係が悪化します。診断名を告げずに、「ちょっと苦手なことが多い子だから、練習に通わせようと思って」
「人より敏感な子だから、人が多いところは苦手なのよ。なれさせるために教室に通ってるの」「なにかしようとすると緊張する子なの。だからできなくても叱らないで。大声を出されるとできることもできなくなってしまうから」

言い方はいろいろあります。診断名をいきなり告げられても、理解できない人もいます。子どもを愛するあまり混乱する人もいます。診断名を告げることで、子どもへの偏見を持たれてしまったり、子どもを拒否してしまうこともあります。告知はじっくり様子を見てからにしてください。特に、告知をする側に迷いがあるうちはしないほうが得策です。告知をするほう、されるほう、どちらも精神的に安定しているときがいいでしょう。告知をする方も、相手に期待をしすぎないことです。「診断がついて、夫にも教えたのに、何も手伝ってくれない」と告知後夫婦関係が悪くなったりすることのないように。


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