根っこの今

根っこの今

#6(1) 体の中で反乱?

通信6号タイトル
2005年3月(1)

皆さま、いかがお過ごしですか?
通信5号にも書きましたが、昨年6月末に5年3ヶ月間お世話になったアジア学院を退職し、栃木の地を去りました。
(詳しくは通信1-5号にて!)
その後は、8月4日より12月21日までの5ヶ月間、アジア学院卒業生を訪問していました。訪問した国は6カ国。インドネシア→タイ→カンボジア→インド→スリランカ→フィリピン。この旅で、40名近い卒業生の友人たちに会う事ができました。アジアのパワー、人々の魅力を体と心いっぱいに受けながら無事帰国。今回は、旅の中での出会い・感じた事、その後をお伝えできたらと思います。



体の中で反乱?
反乱
アジアの旅といえば「お腹をこわす!」「あつい」などなどイメージがある。何を隠そう、私もインドネシアで、旅のしょっぱなから入院をした。旅が始まって1週間もしないうちに・・・。原因は食物感染。嘔吐、下痢、高熱のため、何も口に入らない状態が続いた。私の体なのに、体の中で何やら反乱が起こっている。そんな気分。(本当は、反乱ではなく、体の各器官が、外から入ってきた菌と戦っていたのだよね。)もう帰国しなくてはいけないのか?異国の病院、ベッドの上で、今まで気にも留めていなかった自分の体の各器官を愛おしく思いながら、己のはかなさについて思い巡らしていた。


弱さ
その後も、インドやスリランカの人のパワーに疲れてしまったり、下痢に悩まされたり・・。そんな時、旅の友(麻美子)や訪問先の友人に、体をマッサージしてもらい、薬草茶や薬膳を頂いた。
弱さの中にある時、私は一人では生きていないのだという当たり前の事に、気づかされる。なんでもかんでも「自分」でできるのだと思い高ぶるとき、きっと神様は体の弱さという恵みを私に与えてくれるのだと思う。そして、旅の始めに、己の弱さを知れたのは幸いな事だった。




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: