自己啓発本『今すぐ真ん中に飛び込め！』

09110 ないものねだりは、下らない！

09110 ないものねだりは、下らない！ぼくらはみんな、たくさんのコンプレックスを抱えて、生きている。ぼくも小学四年生の時に、顔がほとんどかっこよくないことに、ハッキリ気づいた（当然のことながら、ボクの顔は、今もほとんどかっこよくない）。鼻筋は通っていないし、目だって二重じゃない。瓜実顔じゃないし、背も低い。リーゼントにするには、かっこわるいオデコだ。変えたい部分が、たくさんあった。「もっと、かっこよく、美しくなりたい」当時のボクは、いつもそう思っていた。あなたはどうだろうか。あなたに欠けている部分は、あなたから見ると、とても目立ち、それさえ改善されれば、どんなに楽しいだろうとさえ、思うものかもしれない。変えられるモノなら、変えたい。しかし、そもそも、欠落を埋めようとばかり思っていると、自分の人生が、誰かの人生に近づいて、その後を追うだけになってしまう。人生は、あらかじめバラバラにされた、パズルを埋めてゆくような、機械的な作業ではない。ボクは、全く違う概念だと思っている。真っ白なキャンバスに、あなたにしか描けない「絵」を書いてゆく作業だ。誰かが決めた、下らない下絵をなぞり、塗り絵を完成させるのではない。人生は、その欠損しているパーツを探して、埋めてゆくものでは決してないのだ。誰かの基準に合わせていれば、その基準に良いように繰られて、その穴埋め作業に、一生を費やすだけだ。ボクは、基準が他人にあるというだけで、多少の嫌悪感がある。ボクらのまわりを、自分たちの基準で満たしてゆきたい。ポイント：人生は、完成がない、自分だけの芸術作品である。のんびりやるのも、猛スピードでするのも、全く自由だ。自由に行動しよう。