自己啓発本『今すぐ真ん中に飛び込め!』

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October 12, 2005
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カテゴリ: 自己啓発


04020 あなたは、あなたの考えた通りの人間になれる!

あなたは、どんな人になりたいと、考えているのだろうか。
昔から、言い古されている言葉であるが、こういうものがある。
「あなたは、良きにつけ悪しきにつけ、あなたの考えたとおりの人になる」

こう言うと、あなたは「そんな簡単なことで、理想の自分をゲットできるのなら苦労しないよ」と反発するだろうか。
しかし、ボクの経験からすると、常に理想の自分をイメージする、このトレーニングは効果的だ。
どんな場合でも、あなたが、「負けるかも」と疑問を持ちながら行動していれば、勝てるチャンスも取り逃がすだろう。弱気な考え方だと、もう一押しできず、積極果敢になれず、相手に押しこまれてしまう。できないと思っていると、簡単なことも失敗してしまう。
それは全て、あなたの日頃の思考パターンが影響する。つまり、あなたが自分自身を失敗させているのだ。


あなたの目の前にある、重い荷物を持ち上げる場合を考えてみる。
重いものを持ち上げる際に、大切なことは何か。
それは、あなたがそれを「持ち上げられる」と心の底から信じることだ。その上で、実行するのだ。すると、驚くほど簡単にできる。

ボクが映像の仕事を始めて、ロケ(撮影)に行ったときのこと。
撮影場所で、邪魔になる荷物を運び出していた。
ボクが、重そうな荷物をひとつずつ運んでいたのに対して、その時、一緒だったベテランのキャメラマンは二つを一度に運んでいた。ボクが「よく運べますね」と感心して言うと、その人は「重いと思うから重い。運べると思えば、簡単に運べるぞ」と言った。
しぶしぶながら、ボクも試してみたら、なんのことはない、運べるではないか。
運べないのは、やる前からできないと思い込んでいるからで、ボクらの能力の限界を決めているのは、物理的なものではなく、主に頭脳なのだ。
こう結論づけると、まったく、「スターウォーズ 帝国の逆襲」でルーク・スカイウオーカーをしごいているヨーダの台詞のようだ。
あるいは、映画「マトリックス」で、スプーン曲げをする、子供の僧侶の台詞のようだ。
「スプーンがあると思うから、曲げられないのだ。スプーンはないと思いなさい」

できると思ったら、できる。
簡単な方針ではないか。

脳は、視覚で認識した幻と実物を区別できない。
まだ手に入れていない理想の生活も、細部まで詳細に思い浮かべる訓練を続ければ、現実だと錯覚してしまう。あると信じて、頭の中で明確なイメージとして、定着させてしまえば「現実に」存在してしまうのだ。いつも、頭に思い描いている詳細なイメージと現実は、脳の中では、いつしか区別できないものとなってゆく。
積極的な考え方の仲間に取り囲まれていたら、あなたも影響を受けるだろう。素敵な映画ばかりを観て、自分のイメージを高めていれば、あなたは知らず知らず素敵な人になってしまう。


あなたは再び「いい加減なことを言うな」と反論するかもしれない。
「今すぐ真ん中に飛び込め」と言った、その舌の根も乾かないうちに「計画を立てろ」と聞くと、変に思うだろう。
しかし、そうではない。
あくまで、あなたは「今すぐ真ん中に飛び込む」ことによって、新しい人生をつかむ行動を起こすのだが、それは、ただの入り口に過ぎない。
人生は長い道のりだ。継続して人生を歩むには、長期的な、しっかりしたビジョンが必要だ。衝動的に、無理矢理進路を変えたからといって、その後の人生が、すべて思いどおりになるわけではないのだ。
キッカケをつかむこと、継続して夢を追い続けることは、どちらも大切で、不可分なのである。

「突然知らない場所に足を踏み入れて、衝動的に人生を変えてみたい」と決意し、行動開始するのは、まわりの人にすれば、衝撃的で鮮やかな見せ物に映るだろう(たとえば、離婚を機に、黄八丈(高級きものの生地)を手織りしたいと、突然、八丈島へ移住した女性をボクは知っている)。
だが、あなたが、どんなにかっこよく「新しい」キャリアを始められたとしても、それはあくまでキッカケをつかんだに過ぎない。きちんと継続し、実力を発揮できたかどうか、それは次の段階で評価される。思いついて、八丈島に移住するのは、難しいことではない。つまり、突然、何かを始めたとしても、続かなければ、評価されることはない。

そこで次に問われるのが、ビジョンだ。
あなたなりのイメージを、きちんと明確に固めているかどうか、である。

何よりも大切なことは、あなたが自作自演する「人生の脚本」を、用意しておくことだ。
「人生の脚本」が用意できないのなら、あなたの運命は他人任せだ。すなわち「誰かが書いた脚本」を演じてゆく運命しかない。それがイヤで、今日に至るのだろう。その結果、今までと同じように愚痴をこぼすのだろう。金曜日の夜は、今週も、そんな愚痴をツマミに、また誰かと酒を飲むのだろうか。
ボクならそんなの、まっぴらご免だ。

どんなことも、あなたが不可能だと思っていれば、実行不可能だ。
あなたが可能だと思うならば、今すぐ、やってみよう。簡単に実現してしまうかもしれない。
いったん始めてしまえば、スタート地点でウジウジしていた頃よりも、ずっと遠くまで行ける。いったん始めてしまえば、当初の現実は、劇的に形を変える。
あなたがもし、自分の夢をあきらめたなら、自主性を発揮した誰かに、先を越されるだろう。それを知ったら、悔しくて夜も眠れなくなるはずだ。

ボクは大学時代に、映画の脚本を書き始め、二十七歳でやっと完成した。
それまでに書いた二本の脚本を束ねて、合本にして、十五万円かけて台本印刷屋さんで百冊製本した。
その脚本を読んでもらいたい一心で、無謀にも、一面識もない日本の大プロデューサーたちに郵送で送った。
(反応は二件だけで、プロデューサーの人と一度、お茶を飲み話をしておしまいだったが。)
結果はさておき、脚本を完成させるまでの道のりは、とてつもなく険しく、振り返ってみれば、とても有意義とも言えた。

そこで実感したことがある。
1 誰でも気楽に、脚本を書こうと思い立つ。
2 実際に、一行目を書く人は少ない。
3 最後の一行にたどり着く人は、もっと少ない(脚本は初稿を書き終わっても、さらに何度も何度も推敲を重ねるものだ)。
4 最終的に、完成させられる人は、信じられないほど少ない。
5 それが物語として作品化される人は、一握りだ(ボクは、そこまでたどり着かなかった)。

ボクの映画の脚本は注目されなかったが、「人生の脚本」は自分でしっかり書き、演じてゆきたい。
あと一歩で、素晴らしい世界を見られるのに、躊躇している人たちが、ボクのまわりにもあふれている。
「お金がないから買えない」と言わずに「どうすれば買えるか」と挑戦しよう。単に、考え方の習慣だ(これは大好きな『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)からの引用だ)。
この場合はお金の問題ではない。「どうすればできるか」を考える。
いつも、そういう風に考え、そして、実行する習慣を、あなたが自分に強要しよう。
身につけるべき良い習慣なら、無理強いしてもかまわない。「どうすればできるか」と常に考えよう。
こんな習慣のとりこになっても、どうせ犠牲になるのはあなただけだ、人には迷惑をかけない。気楽にスタートしよう。

信じて進めば、道が切り開かれ、目を疑うほどの、輝く光景を見ることができる。小さなチャレンジを、何度も繰り返し、偏見でとらわれていたあなたの現実を変えてみよう。しかも、嬉しいことに、主役はあなたなのだ。

巻頭でも書いたが「始める」ことで、入場券が手に入る。それなしには、どんなに願っても、夢は実現できない。

Think,that’s why I am.

ポイント:
よい体験し、それを蓄積してゆけば、その世界から離れることはない。
あなたは、あなたの考えた通りの人間になる。あなたができないと考えたら、失敗する。できると信じて、始めよう。
未来のあなたを作り出すのは、あなたの脳である。





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Last updated  October 12, 2005 03:03:44 PM
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