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October 27, 2005
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カテゴリ: 自己啓発
過去の実体験を聞けば、教訓が得られ、しかも、喜ばれる。

07040いつでも、先輩から学べ!

よき先輩は、たいがい教えたがり屋である。
人は、そもそも自分の過去の経験を話したくてしょうがない。みんな、苦労話を聞いてもらいたいのだ。
加えて、彼自身も先輩からたくさん教えを受けているので、それらを後輩に伝えたいと思っている。
だから、その「教えたがり屋」の気持ちをうまく受け止めよう。あなたの学びたい事柄を人からうまく引き出そう。
やりかたはなんということはない、ただ辛抱強く話を聞くことだ。話の腰を折らずに、なるべく批判せず、穏やかな気持ちで積極的に聞くことだ。この習慣は簡単に習得できる。

先輩の経験談は、後輩の立場から「説教」と受け取られる場合が多い。立場上、カビの生えた昔話を、何度も聞くよう強制されるのは、後輩にとっては悲劇である。
だが、先輩の立場からすれば、後輩が昔話を楽しく聞き、何かを学び取れるよう尽力すること、それは大きな喜びなのだ。

もともと、「聞かされる」と受け身の態度だから、気分が悪いのである。
先輩は、あなたをいじめようとは思っていない。あなたに、立派に育ってもらいたい。どんな先輩も、後輩を可愛いと思っているのだ。
あなたは、自主性を発揮し、質問をドンドンぶつけ、細部をわかりやすく説明してもらいながら、先輩の「素晴らしき苦労話」の世界に入り込もう。夕食に誘われたら、歯医者の予約を取り消してでも、積極的に招待されよう。誠意をもって、先輩のあゆみを吸収するのだ。

ボクも、時代劇の撮影の仕事をしていた時に、二ヶ月間先輩たちと暮らしたことがある。その仕事は、泊まり込みなので、ずっと同じ宿舎で夜を過ごしたのだ。
ボクの先輩ふたりは、どちらも酒好きで、今日の撮影の反省(「台本の読み込みが足りない」「もっと声を出せ」「小道具の発注の仕方に思いやりが足りない」等)から始まり、過去の苦労話に花が咲く。ふたりとも、ずっと有名監督の下で仕事をしてきているので、失敗談、変な俳優の話、大事件など、話題に事欠かない。そして、シメは「オマエは今後どうしたい?」という、未来の質問になる。
未来の話は、話が小さすぎるとつっこまれ、大きすぎても突っ込まれる。
究極の回答は縦社会の軍隊式なので、「どこまでも先輩について行きます」だ。
その時のボクは、自分が一番下の階級だったので、そのうっぷんを発散させることができずに、鬱屈とした毎日を過ごしていた。
その時は、ボクが先輩になったら、苦労話を後輩に押しつけまい、と心の中ではちかったものだ。今でもその思いは強いが、果たして、ボクとつきあいのある後輩はどう思っていることやら。

あなたと後輩とのつきあいを、思い起こしてみよう。
素直に、あなたの過去へ好奇心を持ち、一心に耳を傾けてくれる後輩は、どうしたって可愛いと思う。大切にしてあげたくなるものだ。


あなたの昔話が、いくら偉大な教訓を含んでいようとも、聞く側に興味を持たれなければ、無意味である。あなた自身で検証してみることは、大切だ。
もしかすると、あなたの話し方に問題があるのかもしれない。「面白くない」から聞いてくれないのだ、と疑ってみるのも大切だ。
面白い話をする先輩から、話し方を学ぼう。楽しい話し方を、マスターしよう。
このように、他人を喜ばせ、かつ、あなた自身も成長する、一石二鳥の視点を、常に持っていたい。


ポイント:

そして、そこから重要な教訓を学ぼう。

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Last updated  October 31, 2005 04:23:46 PM
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