インコアパートの管理人

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そらちゃんへの手紙



2005-11-01 14:46:58

そらちゃん、今頃は初代ちょこぼと一緒に虹の橋で楽しく暮らしているのでしょうか。
初代ちょこぼとはいつも一緒にいて、ほほえましい姿を見せてくれていましたよね。大好きな初代ちょこぼの姿をもう見つけられましたか?

初代ちょこぼ&そら仲良し初代ちょこぼ&そら

私はいまだにあなたがいなくなってしまったことが信じられないままです。
カーテンレールの端っこに、ゲージの中のブランコに、まだあなたがいるような気がしてなりません。

あなたはとてもきゃしゃで、はかなげな女の子でしたね。
手を差し出すと、その黒い大きな目を見張りつつ、おそるおそる片足ずつ乗ってくる姿が可愛くてたまりませんでした。
手に乗っていてもふわりと軽く、そしてすぐにどこかへ飛んで行ってしまっていましたね。

ん?

初代ちょこぼが虹の橋に旅立ってから、すっかり元気がなくなってしまったあなたを、ぴーちゃんやすうちゃん、あやめちゃん、そして2代目ちょこぼも、みんなが心配し、気にかけていたようですが、私はあなたが初代ちょこぼの行方ばかり追っていたような気がしてなりませんでした。

最後にあなたと過ごしたのは病院に向かう車の中でした。
薬をあげる時なんか流血するほど噛み付いていたあなたが、この時はもう弱々しく、素直にほっぺたをなぜなぜさせてくれました。

病院で診察を受け、メガバクテリアの治療のため入院することになり、ケースの中に入れられた後姿が、私が見た最後のあなたの姿となろうとは、考えてもみませんでした。

すぐに良くなって、お正月はみんなと一緒に楽しく過ごせることを信じて疑いませんでした。
体調の良くなったあなたが少しずつふっくらとしていく姿を想像していました。

病院に向かうそら

しかし、楽しい想像の世界はすべて消え去りました。


2005年12月18日早朝、あなたが息を引き取ったと病院から電話がありました。
そんなことって…絶句しました。
小さなケースの中でひとりひっそりと旅立って行ったのですね。
最後に見たあなたの後姿の映像が色を失い、そして消えてゆきました。

ごめんね、もっと早く良いお医者さんに連れて行ってあげられなくて。

引き取ったあなたの姿はさらに小さく軽く、まさしく抜け殻でした。
そう、抜け殻。


あなたのたましいは形を変え、さまざまな場所で生き続けています。
私の心の中でも…。


そら幼少期
   私もいつかは虹の橋へと旅立つ日が来ます。  
   その時まで、待っていてね、そらちゃん。



追伸:あなたの成長を見守ってくださったたくさんの方が、あなたが旅立ってしまったことを悲しんで下さいましたよ。そして私にもたくさんの優しいお言葉を下さいました。


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