まったりしましょ♪

​ ​『輝夜姫』清水玲子 ​​

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輝夜姫 1【電子書籍】[ 清水玲子 ] ​

​​ ​・・・解説・・・​
​ 赤ん坊のときに竹林に埋められていたのを発見されたという謎の過去を持つ少女・晶は、
突然2人組の少年に連れ去られ、妖しき天女伝説が残る南海の孤島・神淵島へと連れて来られるが…!?
壮大なスケールで贈る、愛と陰謀と復讐のSF巨編！​


以前読んだことがあったけれど
途中までしか話を覚えてなかったので
きっと最終回は読んでないと思い読み返しました


序盤は覚えていました
孤島の神淵島で育った子供たち、かぐや姫、天人たちの話です

主人公は最初は日本に住む晶という謎の少女

この晶は赤ん坊の頃竹林に捨てられていたところを
今の家族に拾われ育てられました
しかしこの家族が
母親も、その娘も晶に異常に執着しています

母親とは体の関係ももたされている

そんな日々を送り、晶自身は覇気がない毎日
そこへ二人の男の子が晶をさらいに来ます

ここから物語が動いていきます

ストーリーを語っていたらめちゃくちゃ
長くなるので省きますが
かなり壮大なストーリーです

最初は神淵島の生贄たちの子供が
クローンだという話が主だと思ったら
そこから忘れていたかぐや姫の存在の話になり
月の話になり、世界規模、地球規模の展開になります

もちろんファンタジーだけれど
リアルな世界も織り交ぜながら描かれています

ララだからなのか、同性愛もかなり推されて描いてますね
まゆにしたって、ミラーとサットンにしたって
ちょっとしつこいんでない?ってくらい描かれてます(笑)

キャラもたくさんいて
結局はかぐや姫に求婚を申し込んだ公達ということなんでしょうけど
みんな人間臭かったなぁ
特に碧
由に愛されていたのに
由が晶といい仲になったからって
なにもあんなにみんなの前でばらさなくても・・・
それに由にはヒドイ態度ばっかりだったしね
ワクチンでふたりを死なせたときは
イライラMAXでした(笑)


そして私の推し、プリンスミラー

彼はドナーだったけれど
本体の体がボロボロだったため
目を移植してもらい唯一本体から愛されていた人

ほかのみんなはドナーだったので
ドナーがゆえに呪いなのか
晶のことを愛していたけれど
ミラーは本体だから最初の方は晶のことは
そんなに思ってなかったはず
けれど最終的には晶を愛していたけれど
そこまで晶を好きになる要素がよくわからなかった

晶はヒロインっぽくなかったんだよな
私はあんまり好きじゃなかった

そんな晶を最後まで愛したミラー

ラストはちょっと鳥肌立ってしまった
ああ・・・
公達じゃなかったミラーは
この人の立場だったのか・・・と
晶がいなくなって泣いてる年老いたミラーが印象的でした


私の理解力がないのか何個かわからないことがありました
まゆママは確か、ウラの竹林で旦那が晶を拾ったと言ってた
柏木のしわざ?
しかしかぐや姫の印を押されるのは
神淵島から逃げる時だから
島に居るときから晶を溺愛しているのが不思議

由は自分がほかのドナーたちと違うこと(天人)知っていたのか
てかいつの間にかドナーたちは由が天人だって言うこと知ってたけど
説明したシーンあったっけ?

晶は玉鈴になり替わって中国来た頃は
李家のことを色々やってたけれど
後半からもう好き勝手外国にずっといたりしてたよね
李家からは何も言われなかったのだろうか?(笑)

かぐや姫は逃げる生贄たちから
晶を選んで印を残したけれど
自分の身代わりの為に印をつけたんだよね?
だから晶はドナーたちから愛されたんだよね?

由と碧
この二人は友情だったのか?
それとも愛情だったのか?
まぁその二つ何でしょうけれど
誰よりもこの二人の絆が強かったですね

てか由があれくらいで死ぬ?
ちょっとあっけなかった

​ クローンや細菌などリアルでもありそうで
読んでても怖くなってきました
しかし絵も美しくとても練られた壮大なストーリー
読んだ後、ちょっと引きずりますね