石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

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2006.05.31

追悼・岡田真澄

(5)

カテゴリ：冒険者たち

オレにとっては、

まずコレですね。

筒井康隆：著『筒井順慶』角川文庫

↑この角川文庫版も絶版で、
新潮文庫版は、楽天ブックスでは取り扱ってすらいないようだ。

角川文庫では、
アニメ化で新装版が出た『時をかける少女』に続いて、
来月には、河崎実監督（今でもアロハ）による映画化を受けて
『パニック短篇集　日本以外全部沈没』という「新刊」が出るらしい。
『日本以外全部沈没』とは、
　別物なんだろうなあ。）

どんな短篇のセレクトがされているのかは知らないが、
（『トラブル』や『しゃっくり』や『傾いた世界』あたりが入るのかな？）
まだ間に合うようなら、
ファンファン追悼の意味で『筒井順慶』も収録して、
復刻させてもらえないものですかね。
（短篇集に含めるには、けっこう長すぎるかも）

もっとも、あれは「パニック短篇」になるのかね。
パニックとゲシュタルト崩壊は違うか？

*

角川文庫『日本以外全部沈没』には『筒井順慶』は入っていなくて、
こういう内容になっていました。

　筒井康隆：著『パニック短篇集　日本以外全部沈没』角川文庫
「日本以外全部沈没」【登場人物解説：平石滋】
「あるいは酒でいっぱいの海」

「パチンコ必勝原理」
「日本列島七曲り」
「新宿祭」
「農協月へ行く」
「人類の大不調和」
「アフリカの爆弾」
「黄金の家」（新発掘短篇／初出【週刊新潮】1970.08.22）
「ワイド仇討」

で、この後、さらに続けて角川文庫では、
新編集によるテーマ別セレクション短篇集が
もう５～６冊ぐらい出るらしいんですよ。
毎月１冊ずつ。
それぞれにボーナストラックで「新発掘短篇」も追加した形で。

　筒井康隆：著『リビドー短篇集　陰悩録』角川文庫
「欠陥バスの突撃」
「郵性省」
「脱ぐ」
「活性アポロイド」
「弁天さま」
「泣き語り性教育」
「君発ちて後」
「陰悩録」
「睡魔の夏」（新発掘短篇／初出【マントップ】1971.01）
「ホルモン」
「奇ッ怪陋劣潜望鏡」
「モダン・シュニッツラー」
「オナンの末裔」
「信仰性遅感症」

　筒井康隆：著『ピカレスク短篇集　如菩薩団』角川文庫
「コレラ」
「神様と仏さま」
「死にかた」
「小説「私小説」」
「如菩薩団」
「傍観者」（新発掘短篇／初出【毎日新聞（大阪版）夕刊】1961.05.17）
「ケンタウルスの殺人」
「断末魔酔狂地獄」
「三人娘」
「ながい話」
「村井長庵」
「わが愛の税務署」

　筒井康隆：著『トラブル短篇集　夜を走る』角川文庫
「経理課長の放送」
「悪魔の契約」
「夜を走る」
「竹取物語」
「腸はどこへいった」
「メンズ・マガジン一九七七」
「革命のふたつの夜」
「巷談アポロ芸者」
「露出症文明」
「人類よさらば」（新発掘短篇／初出【毎日新聞（大阪版）夕刊】1961.06.04）
「旗色不鮮明」
「ウイークエンド・シャッフル」
「タイム・マシン」
「わが名はイサミ」

　筒井康隆：著『リリカル短篇集　佇むひと』角川文庫
「ぐれ健が戻った」
「碧い底」
「きつね」
「佇むひと」
「姉弟」
「ベルト・ウェーの女」
「怪段」
「下の世界」
「睡魔のいる夏」
「わが良き狼」
「ミスター・サンドマン」
「白き異邦人」
「ヒッピー」
「走る男」
「わかれ」
「底流」
「時の女神」
「横車の大八」
「みすていく・ざ・あどれす」
「母子像」

　筒井康隆：著『ホラー短篇集　くさり』角川文庫
「生きている脳」
「肥満考」
「ふたりの印度人」
「池猫」
「二元論の家」
「星は生きている」
「さなぎ」
「大怪獣ギョトス」（新発掘短篇／初出【毎日新聞（大阪版）夕刊】1961.07.09）
「我輩の執念」
「到着」
「たぬきの方程式」
「お助け」
「穴」
「怪物たちの夜」
「くさり」
「善猫メダル」
「｢蝶｣の硫黄島」
「亭主調理法」
「アフリカの血」
「台所にいたスパイ」
「サチコちゃん」
「鍵」

さらに、もう１冊を追加。

　筒井康隆：著『ヴァーチャル短篇集　出世の首』角川文庫
「空想の起源と進化」
「出世の首」
「テレビ譫妄症」
「雨乞い小町」
「夜の政治と経済」
「ジャップ鳥」
「となり組文芸」
「桃太郎輪廻」
「馬は土曜に蒼ざめる」
「傍観者」（新発掘短篇／初出【NULL】第３号 1961.02.01）
「廃塾令」
「団欒の危機」

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