石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

2007.06.24
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カテゴリ: 新録かきおろし


 海野十三:著『深夜の市長』講談社:大衆文学館

講談社の【大衆文学館】も、
出しているのは海野十三の長篇だけで、
短篇集は刊行していないんですよね。

小栗虫太郎や香山滋には、
独自セレクトの短篇傑作集があるのに。

 小栗虫太郎:著『成吉思汗の後宮』講談社:大衆文学館
「海螺斎沿海州先占記」

「ナポレオン的面貌」
「成吉思汗の後宮」
「破獄囚『禿げ鬘』」
「皇后の影法師」
「金字塔四角に飛ぶ」

 香山滋:著『海鰻荘奇談』講談社:大衆文学館
「オラン・ペンデクの復讐」
「海鰻荘奇談」
「怪異馬霊教」
「ソロモンの桃」
「蜥蜴の島」

「金鶏」
「月ぞ悪魔」

そんなに海野十三の短篇って、評価低いッスか。
(まあ、長篇と比べたら…ということだろうけど。)

*



海野十三:著『赤外線男 他六編』春陽文庫
「盗まれた脳髄」
「電気看板の神経」
「幸運の黒子」
「夜泣き鉄骨」
「三角形の恐怖」
「西湖の屍人」
「赤外線男」

*

ただ、海野十三の短篇は、
探偵小説方面でもSF方面でも、
アンソロジーの中には、やたらと入ってるんですよ。
(軍事小説方面、というものまである。)

やっぱり、海野十三の短篇というのは
まとめて短篇集で読むようなものじゃなくて、
1篇づつ「便利なアンソロジー・ピース」として利用するのが
いちばん相応しいようなものなんですかね。





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Last updated  2010.01.23 19:20:24
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