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カテゴリ: フランス料理

pari-orange.jpg


前回の 「今、関西で一番食べたいフランス料理。8月編」

> そいえば、ちょうど今頃「改装中」かもしれません。

と書いたのですが、最終営業は 9月30日(日曜日)までで
改装は約1ヶ月間続くそうです。

そこで、店舗を解体した際に
この素敵な窓を譲ってもらうように約束しています。


窓.jpg


商品撮影のバックにいいんじゃないかなって。

さて、今日は ランチにやってきました。


ニンジン.jpg



この ニンジンの冷製スープがとてもおいしい。

ミルク等は控えめで、それ故に口にスープを含んだ瞬間
ふわ〜っとニンジンの香りが漂います。

ニンジンも「 ここまでやれるんだよ、僕。」と言っているかのようです。
確かに、いつもは メンチカツやハンバーグの付け合わせを演じてますからね。


ボリューム.jpg


そしてメインは 鶏胸肉。

このボリュームを見てください。
わかりにくいかもしれませんが、高さ5センチ以上はあります。

スローキュイッソンで丁寧に仕上げられた鶏胸肉の上に
きちんと水に晒されたタマネギと、紫キャベツが
たっぷりと被せられています。


勘ぐられそうですが、さにあらず。


食べ進む.jpg


かなり食べ進んだ後でも、まだこのように残っています。

中央にマッシュポテトが見えるでしょ、
こいつが とても「いい味」を出していて、
胸肉と野菜とのマリアージュに一役かっています。


全体としての「一皿」の味の表情が ガラリと変わったことでしょう。
こういう小さな工夫が この店のシェフの才能です。


また、胸肉に パサついた感じは全くありません。
これは、先に書いた スローキュイッソン(ゆっくりとした火入れ)を用いた技で、
弾力のある味わい深い食感に変身しています。

また、小技(小さなテクニック)を公開するようですが、
仕上げにパラリと岩塩を振りかけています。

食材を調理する際には塩分を控えめにし、
客が料理を口に運んだ際 直接塩が舌に当たるようにすることで
塩気をダイレクトに感じさせます。
つまり、食材と塩が ここでも再び出会うように設定されているんですね。

僕は フレンチは「塩の塩梅」だと再三書いてきましたが、
今もその考えは変わっていません。すばらしい ランチです。


改めて お値段を書きますが、これで 税込み 1,000円 です。


チーズ.jpg


そして最後に チーズを少し。

これは 700円 するのですが、この価格は原価から来ていますね。
そう考えると、

1,000円のランチに想像力を働かせてみてください。
如何にシェフはランチに手を掛けているかが 逆に察せられます。


いやはや、参った。

いちいち美味しい ランチです。


ごちそうさまでした。





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最終更新日  September 30, 2012 04:39:03 PM
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