●サンドペーパー サンドペーパーは材料の平面や曲面を研磨する用具である。下記 の3種類が代表的なものである。
サンドペーパーの粒度は、その数字が小さくなるほど目は粗くなる。 ○サンドペーパー(紙やすり) サンドペーパーは紙の表面に研磨材をにかわなどで接着したもので、 使用するときには目の粗いほうから細かいほうへと使用していく。平 面を研磨する場合には、ペーパーを板切れに巻いて使用すると仕上 がりがよくなる。湿気に弱いので注意を要する。粒度はJIS規格で4 0番から600番までとなっている。一般的には荒(40~80番)、中 (100~150番)、仕上げ(180~600番)となっている。
○耐水サンドペーパー
耐水サンドペーパーは耐水処理をしたクラフト紙などの表面に人造研
磨材を合成樹脂系接着剤で接着し、さらにその上から接着剤を塗布
したものである。精密研磨を必要とする金属、プラスチック、硬質木材
などの研磨や、塗装面の水研ぎ用に使用する。粒度はJIS規格で60
~1200番まである。
耐水サンドペーパーは、塗装面の水研ぎ用に使われる。
○サンドクロス(布ヤスリ) サンドクロスはクラフト紙の代わりに布を用いた木材、鋼材の研磨用ク ロスである。紙よりも丈夫である。粒度はJIS規格で24~400番まで ある。 ・ 研磨布はサンドペーパーの布製のもの で、サンドクロス、布ヤスリともいう。 ・ 日本工業規格(JIS)では、 24番から400番 まである。 ・ 金属面のサビ落とし、パテのから研ぎ、木工などに使用する。
○ ディスクサンダ
・ ディスクグラインダの本体と、ほとんど同じで、それにラバーパット(ゴムパット)とサンディングディスクをつけたもの。
・ ディスクの前方4分の1ぐらいを材料に当てて研磨する。
○ ベンチグラインダ
・ 作業台に取り付け、モーターのシャフトの両端に、円形の砥石を取り付け、高速回転させて、刃物や比較的小さい金属の研磨するものである。
・ 砥石の側面で研ぐと割れの原因なるので、側面の使用は避ける。
・ 砥石の外周部(円形の厚みの部分)を使って研ぐ。
[ウ] 電気かんなの削り量の調節は、フロントベースで行う。(H6問3) 解答:○
○ 電気カンナ
・ カンナ刃を高速で回転させて、木を削る道具。
・ 切り込みの深さ調整は、切り込み深さ調節ネジを回すと、フロントベースがわずかに上下して調整するようになっている。

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